SONAR MUSIC
2022年10月31日 J-WAVE
2022年10月31日(月)22:00-24:00
J-WAVE 81.3FM「SONAR MUSIC」
どうなってるの?堂本剛の頭の中!
音楽を愛する全ての人と作り上げる(超)進化型音楽番組「SONAR MUSIC」!! ファンク好きをも唸らせる孤高のアーティスト・ENDRECHERI こと 堂本剛。平安神宮でのファンク奉納も大盛況!アメリカのメディアに「日本のプリンス」とも称された 唯一無二の音楽的才能を紐解きます!
🔶あっこゴリラ さん [ナビゲーター]
🔷s.h.i. (和田信一郎) さん [ゲスト]
💜堂本剛 さん [コメント]
《 》内は補足
文字起こし by Kさん
番組サイトはこちら
🔶あっこゴリラがナビゲート。音楽を愛する全ての人と作り上げる超進化型音楽番組「SONAR MUSIC」今日の企画はこちら。「どうなっているの?堂本剛の頭の中!」
《BGM ♪GO TO FUNK》
🔶海外メディアから「日本のプリンス」とも称され、ファンク好きをも唸らせる孤高のアーティスト、 ENDRECHERI こと 堂本剛 の音楽的才能にフォーカスしたいと思います。というわけで、今夜一緒にお送りしてくれるゲスト、ENDRECHERI の追っかけもされているライターさん、s.h.i.さんこと和田信一郎さん、よろしくお願いします。
🔷はい、よろしくお願いします。
🔶はーい。和田さんは、前回、ブラジル音楽の時に出演していただきましたけれども。 今回はENDRECHERI特集ということで。
🔷もう念願のですね、はい。
🔶念願の。おー、今日ちょっといろいろ聞けるの楽しみにしています。えっと、お名前は変更されたんですよね?
🔷そうですね、いろいろ本名で活動する機会が増えたので、両方とも使っているんですけど、 和田信一郎という名前も出していいかなって。
🔶なるほどなるほど。今日はs.h.i.さんで?
🔷そうですかね、はい。
🔶分かりました。はい。そんなs.h.i.さんが ENDRECHERIについてCINRAで書かれた記事《堂本剛の平安神宮ファンク奉納。自らの音楽を手がけて20年、そのライブはどんな境地に達しているのか?》がすごい話題になっているということなんですけれども。 こちら、どんなきっかけでそもそもENDRECHERI を追いかけ出したんですか?
🔷えっとですね、サマソニで見て衝撃を受けたというのが一番大きいんですけど、 その前から2016年に、ももいろクローバーZですね。「桃色空」(ピンクゾラ)という曲を剛さんが多分初めて提供したのかな?
《BGM ♪桃色空》
🔷それがまた素晴らしい曲で、そこでもともと興味を持ち始めたっていう感じですかね。
🔶なるほど。特にどういったところに、この人すごいなって感じなんですか?
🔷本当にブラックミュージックの良さを分かっている方だなっていうことと、 演奏も素晴らしいし、曲も素晴らしいしっていうとこですかね。
《BGM ♪HYBRID FUNK》
🔶そのあたりのこともたっぷりとこの後いろいろ聞いていきたいなと思っているんですけど、 サマソニでびっくりしたということですけれども、これは2018年のサマソニですか?
🔷そうですね、2018年ですね。東京でした。
🔶ライブはどういったパフォーマンスなんですか?
🔷メンバーは多分、14、5人ぐらいなのかな?いて
🔶おー、大所帯な。
🔷剛さんがボーカルとギターとベースを担当されて、 フロントマンとしても指揮者としても凄いっていう感じのライブでしたね。
🔶で、それきっかけでライブにも足を運ばれてっていう。
🔷そうですね、機会をいただいて、単独も何度か見させていただきました。
🔶その単独はまたどういった感じなんですか?
🔷単独はね、またフェスとはまったく違って、 サマソニは50分くらいノンストップで演奏し続ける感じだったんですけど、 単独は、はじめ20~30分くらいノンストップでやってから、 30~40分くらいしゃべったりしてっていうような
🔶そんなにしゃべるんですか!すげぇ。
🔷なかなか極端な変化があって、でもその流れ全体がすごい気持ち良いという、 本当器用なライブなんですよね。
🔶へー、でも、確かにトークもめちゃくちゃ面白いですよね。 私たち本当に、バラエティもめちゃくちゃ見て育っているし。 じゃあちょっとね、そのs.h.i.さんが追いかけているENDRECHERIこと アーティスト堂本剛さんの音楽的なプロフィールをざっくりと紹介していただけますか?
🔷はい。えっとですね、シンガーソングライターが今年で20周年なんですかね。 KinKi Kidsの活動と並行しながら、そっちの方でも素晴らしいことをやり続けている方で、 で、今、ENDRECHERIの名義でやっていることが多いと思うんですけど このエンドリケリーというのが、熱帯魚ですかね、魚。 熱帯魚を飼うときには、水槽にいろんな魚を入れて あまり傷つけ合ったりしないようにする工夫があるらしいんですけど、 エンドリケリーって一番下にいる魚で、これがいると、〇〇《すみません、この部分は聞き取れませんでした》が起こりにくくなるっていう話なんですね。 で、剛さんは自分をそれになぞらえて、 このミュージシャンとこのミュージシャンを合わせちゃいけないという概念を覆す公演を実現させたいってことで この名前が使われているらしいですね。
🔶へー。あと、この名義の変遷みたいなものも聞いていきたいんですけれど、なんかエンドリケリー・エンドリケリー《ENDLICHERI☆ENDLICHERI》っていう名義のときもありましたよね。
🔷ええ、一番はじめがそうでしたね。ちょっとスペルが違う。RじゃなくてLっていう。
🔶名義はいろいろやられているんだけど、音楽性も名義によって変わっている感じなんですか?
🔷そうですね。一番はじめからファンクだったわけではなくて、ちょっとずつカラーを増やし続けて。 で、途中、ちょっと奈良を意識した方にいったりしたりとか、いろいろ変わった上で、
🔶あ、そうか、奈良出身の方ですよね。
🔷そうですね、はい。
🔶じゃあ、ご自身の出身のレップされてるんですね。
🔷で、今のENDRECHERIというのが、今までの活動を集約した感じになっているってことで。
🔶自分の記憶が正しければ、ENDLICHERIE☆ENDLICHERIの時から ファンクをけっこうベースにやられている印象はあったんですけどね。
🔷そうです。一番はじめの堂本剛名義のところではわりとミスチルさんとかに近い感じだったんですけど、
🔶あ、そうなんですね。
🔷それで、ミュージシャンの方《土屋公平さん》に、剛くんが好きなのはファンクなんじゃないかというふうに言われてから、 そっちの方に行ったらしいですね。
🔶へー、気になる活動としては、この平安神宮でのFUNK奉納っていう(笑) めちゃくちゃ面白い。これってどういうことなんですか?
🔷単独は3時間くらいやるんですけど、平安神宮《平安神宮 奉納演奏》は90分くらいで。 平安神宮ではあんまりしゃべる時間は長くないんですよ。 京都の平安神宮で、野外で、だいたい5千人くらい入れて、 夜で、すごい照明が入るところで、おごそかめな雰囲気のファンクをやるっていう。
🔶へー、世界でもなかなかないでしょうね。そういう環境でFUNKをやられるって。
🔷はい、本当これに関しては、もうこの人だけかなと思います。
🔶それを結構な回数をやられているんですか?
🔷そうですね、平安神宮を2010年からやっているってことで、 で、トータルで年2,3回ぐらいやって、まあ、中止の年とかもあったんですけど、 合計で30回くらいってところですかね。《放送日の時点で31回+配信1回》
《BGM ♪one more purple funk...-硬命 katana-》
🔶あと、サブスクを解禁されているっていう。
🔷あんまりジャニーズってサブスク解禁されているイメージがないんですけど、 嵐が2019年10月から解禁していたのかな。で、多分その次くらいのタイミングで、 2020年の6月から少しずつ解禁されていますね。《放送日の時点で 2009〜2022年の楽曲がほとんど解禁されていますが、2002〜2008年の楽曲は「ソメイヨシノ」を除きまだ解禁されていません。未解禁曲は約100曲あります》
🔶本当に、勝手な想像というか、あたし、SKY-HIさんとかも仲良いんですけど、 アイドルを生業としてやられている方が別名義で音楽活動されると、 すっっっごい大変だと思うんですよ。 想像することもできない。正しく多分想像ができていないっていうか。 相当、本当、大変だったんだろうなって。
🔷本当そうでしょうね。
🔶マジですごいですよね。本当に20年やられているって。
🔷しかも両方の良さを持っているというのが素晴らしいですね。
🔶ねー?マジすげえ…。じゃあちょっと、そんな堂本剛さんの、 アーティストとしての堂本剛さんの魅力というのは、s.h.i.さん的にどんな部分ですか?
🔷技術と華、華って、まあカリスマ性ですかね、それを両方とも持っているということで、 で、さっきサマソニのライブの話でもちょっとしたんですけども、 すごい上手い人ってけっこうたくさんいると思うんですけど、 その中でフロントマンとしてもすごい光る魅力を持っている人ってそこまで多くはないと思っていて、 それがやっぱりアイドル活動的なもので培われたものなんじゃないかなって自分は思うんですね。 「アイドルじゃなくてアーティストだ」みたいな褒め言葉も増えてきているんだけど、 アイドルは別に悪いことじゃないし、
🔶もちろん、もちろん。
🔷剛さんは、アイドルでありアーティストでもあるっていうのが この人の凄いところなんじゃないかなって、自分は思いますね。
🔶そうですよね。 あとなんか、さきほど、ももクロさんへの楽曲提供の話でもありましたけど、 マジでFUNK好きな方なんだなっていうのは、さっきちょっと調べてびっくりして、 ラリー・グラハムをレコーディングに呼んでいたりとか…《ENDLICHERI☆ENDLICHERI 2007年アルバム「Neo Africa Rainbow Ax」収録『ENDLICHERI☆ENDLICHERI2』》
🔷ええ、そうですね。
🔶ヤバ!めちゃくちゃFUNK好きなんだなって。 そんなENDRECHERIのナンバーをちょっとここでお届けしたいなと思うんで、 じゃあ、s.h.i.さん選曲でお願いします。何にしましょうか。
🔷はい、じゃあデジタルシングルで初めて出た「LOVE VS.LOVE」をお願いします。
🔶お届けしているのは、ENDRECHERIで「LOVE VS.LOVE」。 渋い!カッコいい。
🔷そうですね。 だいたい70年代、80年代、90年代以降の要素が全部入っている感じの。 それで、うまくまとまっている感じですよね。
《BGM ♪ENDRECHERI POWER》
🔶でも、なんか、やっぱり個人的にグッとくるポイントは、 自分の好きな年代の外国の音楽をそのままやっているんじゃなくて、 ご自身のルーツをしっかり見据えてやられているんだろうなっていう。 だからすごいアーティストの方なんだなっていうのは感じますね。 そこがすごくカッコいいなと思いますね。
🔷そうですね。この曲は初めて全部英語詩でやったやつで《244ENDLI-x 2008年アルバム「I AND 愛」収録『Say Anything』も全編英語詩》、 アメリカで「日本のプリンス」とか言われているとかの話があったんですけど、 「GO TO FUNK」っていう去年のアルバムが、 そのアメリカのラジオ局ですごいパワープッシュされたりとか、 いろんなところのブログでベスト入りしたとかの展開を受けて、 わりと海外展開を考えてくれているのかなっていうふうに思います。《FUNKATOPIA - 20 BEST FUNK ALBUM 2021》
🔶なるほど。そして、なんと今日、そんなENDRECHERIこと 堂本剛さんご本人からコメントをいただいております。 じゃあ、まずは、今年シンガーソングライター活動20周年を 迎えたっていうことで、お話ししてくれました。
💜SONAR MUSICをお聞きの皆さん、こんばんは。ENDRECHERIです。
今日はですね、どうやらわたくし堂本剛、 ENDRECHERIの特集をしてくださっているということなんです。 なかなか、このENDRECHERIの音楽のことについて特集してもらえる機会も、 今まで人生の中でそんなに多くはなかったかなという印象がありますので、 非常に嬉しいなという気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
先日THE FIRST TAKE《街 これだけの日を跨いで来たのだから》に出させていただいてから、いろんな方が改めて、 僕の歌だったり音楽だったりに興味を持ってくださったり、 また、触れてくださる方もたくさん増えたという印象があるんですけれども、 そういったときに、なかなかこう、ENDRECHERIの詳細を知るのに 苦労している人達がけっこういるんだなあというふうにも思いましたので、 こういうふうな機会をいただけたことは、非常に、僕としましても、 そういった方々にとっても、非常にいい機会を頂けたかなというふうに思っております。
このたび堂本剛、シンガーソングライターとして、20周年という節目の年を迎えています。 最初、もちろんこのジャニーズという会社の中でシンガーソングライターという、 そういうスタイルで人生を過ごしていくという人が、 まったくいなかったというわけでもないんですけど、 やっぱり皆が皆やっていたことではなかったものですから、 すごく未知数な世界にやっぱり自分は入ったなという印象でした。最初も。
で、自分で作るのか、プロデューサーというかたをつけるのか、 どちらかを選びなさいということで、まあ、当時ジャニーさんに言われまして。 やっぱりこう、自分が…作っていただいたりした歌を歌ったりする時間も多かったですから、 やっぱり自分で歌う、なんかその…自分の魂っていうんですかね、 自分で作って自分で歌うっていうのが、やっぱり当時はより求めていたかなという気がしますよね。
やはりこう、いろんな時間を過ごすと、自分じゃない自分っていうのが 勝手に他者の中で出来上がっていきますし。その人は自分と話したこともないのに、 勝手に自分がなんかそういうイメージになっていったりするという。 これはもう本当に、こういう世界にいると誰もが経験することなんですけど。 でもこれが未だに、なんか、世の中にいっぱいあるんだなっていうふうに、 いろんな方のお話を聞いても思うわけですけれども。
でも、どなたもそうですけれども、やっぱり自分というものがあって、 自分の信念っていうのがあって、自分の色があるし、 だからそういうものを、そういった時間に影響されずに、 やっぱこう、作品を自分で作っていくっていうことはとても有意義だし、大事な事かなと。 人生一回きりですからね、だから、自分が作れるものを作るっていう、 素直な、そういうチョイス、選択というものが出来るのが、 このシンガーソングライターという人生かなというふうに思っています。 で、そのシンガーソングライターの人生があることによって、 さまざまな時間がより貴重な時間にもなっていくし、 いろんな気持ちに繋がっていくし、いろんな成長にも繋がっていくなというふうに、 僕はこの二十年間、生きてきました。
《BGM ♪1111111~One Another's Colors~》
🔶やべぇ。もう沁みまくり。
🔷ありがたいですね、ホントに。
🔶すげぇ沁みた。s.h.i.さん、どうでした?
🔷本当に、そういうふうな発言の裏付けになるような素晴らしい作品をたくさん残してきているので、 それがやっとサマソニ以降、皆に伝わるようになってきたのかなって、 自分も新参ですけど、思いますね。
🔶ああ。やっぱこう、自分じゃない自分が他者の中で出来上がってくるっていう心の苦しみとかって、 私とかでもすごいあるけど、でも、桁違いだと思うんですよ、本当に。
🔷本当大変ですよね。
🔶ねー?その中で、シンガーソングライターとしてもやられてっていう…本当にね、大変だったと思う。
🔷思いますね。
🔶すごいよなあ、マジで。 で、ご本人からのコメント、番組後半にも紹介しますので、そちらも皆さんお楽しみに。 気になるのが、このENDRECHERIの楽曲、けっこうコアじゃないですか。
🔷そうですね。
🔶これ、お客さんのノリってどういう感じなんですか?
🔷あー、なるほど。いや、本当にお客さんは鍛え上げられていて、もうまったく問題ない感じですよね。
🔶へぇー!素晴らしいですね。
🔷去年10月のツアー《ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE 2021》が配信で観れたんですけど、それで言っていたのが、 「ファンクって難しいって思っている人いませんか」「難しく考えることはない」 「手を上げてこうやり続けていれば(下から上へ突き上げるアップの動き)終わりますから」 「換気のドアも開けているし、心も開放しないともったいない」 「皆さんもバンドメンバー、ツアーの盛り上げ役ですから」っていう感じのスタンスを貫かれていて。 で、そういうコアなライブをやることによって皆鍛え上げられているっていうふうな。
🔶すみません、そのアップっていうのはどういうことですか?
🔷えっと、手を下から上に突き上げる動きですね。
🔶あ、はいはいはい。それをお客さんに皆にやってもらって、ってことですね。
🔷それがファンクっていうリズムのビートを取る、 下から上に上げる方が、タメをつけてノレるので。 で、そうやって皆を体を動かすことによって、 ファンクのノリ方を覚えさせるってことをすごいナチュラルにやっているんですね。
🔶ダンスってけっこう本当に生活に根付きまくっている国もたくさんありますけど、 日本ってやっぱりこう、そこまで、下半身を動かしてダンスするとかって、 けっこうハードル高かったりするじゃないですか。それが音楽の現場で、 一つの、ミュージシャンが燃えるポイントでもあるんじゃないかなって思うんですけど。 だからそこをこうやっぱそういうふうにされているんだなって。 しかもお客さんも教育されているというか、 音楽的な教育がされているっていうのがとても素敵だなって思いますね。 音楽の楽しさをいっぱい知っている方が楽しいですもんね。
🔷そうですね、はい。
《BGM ♪勃》
《一部省略。s.h.i.さん、一旦退席》
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🔶今夜のSONAR MUSICは、 ENDRECHERIこと堂本剛の音楽的才能についてという特集をやっておりますけども、 リスナーの皆さんからめちゃくちゃ大量にメッセージをいただいております! もう愛が重くて重くてもう(笑)素晴らしい。ちょっと読めるだけ紹介しますね。
LINEからゆりさん。「ENDRECHERIのライブに行くと、 私、リズム感めちゃくちゃ良くない?と思ってしまうほど気持ちいいグルーヴに 体が自然と揺れて、音楽がより大好きになりました。 バンドメンバーさんも面白くて、楽しいファンクバンド。これからも活動が楽しみです」 あ、これ、めちゃくちゃいいですね。私めちゃくちゃリズム感良くない? みたいになっちゃうって。でもそんぐらい自由でいいと思うの。 本当になんか、踊り方下手とか、そういうの関係ないじゃん、音楽の現場って。 これはかなりミュージシャン冥利につきるコメントなんじゃないですか?すごい素敵。
みわさん。「ライブは、生がCD音源を超越していて、心も体も震えます。 最高にカッコいいんです。気負わなくても体が自然に動いちゃいます」 素晴らしい。みわさんはもう、教育、めちゃくちゃされている方ですね。 ここではこう動かなきゃいけないとかそういうのじゃない、自然に動けるって素晴らしいです。 でも、実際、固定概念っていうか、すり込みみたいな、 ちょっと皆いて恥ずかしいなとか、そういうの取っ払っちゃって音楽に身をゆだねたら、 きっと皆、でたらめな踊りを踊っちゃうもんだと思うからさ、 もう自然に動く境地にまで行っているんですね。すてき~
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🔶あっこゴリラがナビゲート。SONAR MUSIC。 今夜は「どうなっているの?堂本剛の頭の中」という特集ですね。ゲストはs.h.i.さんです。よろしくお願いします。
🔷はい、よろしくお願いします。
🔶ここからはENDRECHERIの魅力に取り憑かれたs.h.i.さんから おすすめのナンバーをガンガン紹介していただきたいなと思っております。 レコメンでお願いします。
🔷はい、一曲目ですね。「Believe in intuition...ENDRE Ver.」お願いします。
🔶激渋でしょ。
🔷うん。いいですね。
🔶これはどんな楽曲なんでしょうか。
🔷直感を信じるというタイトルを連呼して、 それが「Believe」と「Be reborn(生まれ変わる)」がかかっているという歌詩ですね。 PINK FLOYD(ピンク・フロイド)っぽいようなプログレッシヴ・ロック的な音かと思ったら、 ダブっぽい感じで、いろいろ面白い曲で、ファンク一辺倒じゃないというのがすごいいい感じになっています。
🔶そうですね。それこそ、なんか若干、琴っぽいような音色…ではないとは思うんですけど。
🔷まさに平安神宮でよく入る曲ではあるんですけど。
🔶あー。なんか凄いよな(笑)ファンク奉納ってやっぱ冷静に考えてヤバいんだよな(笑)
🔷で、こういった感じのおごそかな曲がメインになるって感じですね。
🔶あー、なるほど。それを満員の5千人のお客さんがゆらゆら揺れてって感じですね。 やっぱりかなりとんでもないことやられていますね。
🔷本当に、聴いてみると、すごいですよ。
🔶しかも、今調べたら、このカッコいいベース、堂本剛さんご本人がプレイされていたんですね。
🔷ええ。ライブでもベースが本当素晴らしい。
🔶なるほど。あ、奈良および宇宙と繋がるっていう…
🔷そうですね、自分のルーツである奈良と宇宙を繋げるっていうテーマでもある。
🔶それは、P-FUNKの思想が入っていらっしゃるんですね。
🔷まさにそうですね。
🔶では、続いて次のENDREHCHERIのおススメナンバー、教えてください。
🔷はい、二曲目は「Lovey-Dovey」お願いします。
🔶あー、あ、こっからまたこうちょっと変わっていくんですね。《曲の続きを聴きながら》
🔷そうですね。
🔶あー、カッコいい。
🔷本当に同時代の音って感じですよね。
🔶あー、カッコいいカッコいい。
🔷これが本当にSly Stone(スライ・ストーン)みたいな密室ファンクをBlake Mills(ブレイク・ミルズ)やSam Gendel(サム・ゲンデル)とか最近の音響でやってる感じ。
🔶あ、分かる。なんかそんな感じ。そうなんですよ、だから焼き直しではないんですよね、 オマージュだけではないんですよね。そこがやっぱカッコいいですね。
🔷本当に最近の音楽とかもたくさん聴いていて、 自分の音楽にしてしまっている素晴らしい人だなって思いますね。
🔶私なんて大好みですよ、今かかっているここの場所。ドープなんですよね、だから。 すごいよなー、面白い。 三曲目、次のおススメナンバーは何でしょうか。
🔷では三曲目、「Super miracle journey!!!」でお願いします。
🔶いえーい。ファンキー。
🔷これはもう伝統的なP-FUNK由来のファンクって感じですよね。 でも、リフというか、繰り返すフレーズがすごい新しい感じで、 いろんな伝統を受け継ぎつつも更新しているって感じの素晴らしい曲だと思います。
🔶もう、渋い!
🔷で、それがジャニーさんのことを歌っているってことで、 自分のルーツ二つを押さえているっていう感じですね。
🔶あー、ジャニーさんのことをテーマにされているんですね。
🔷後半になるとジャニーさんの口癖も出てくるっていう。
🔶こうやって楽曲今立て続けにばんばん聴いたけど、 さらにめちゃくちゃ興味湧いてきちゃうっていうか。 いやけっこう、だいぶクレージーな方だなっていうか(笑)
🔷そうですね。本当に凄いですよ。聴いてみると。全部凄いです。
🔶私もけっこう聴いたんですけど、聴く曲聴く曲が、想像のはるかに攻めてて、 けっこう衝撃を受けちゃって。
🔷そうですね。
🔶ここまで、真逆の境地を行くというか。ご自身がかなり存在がポップじゃないですか、まず。
🔷そうですよね、はい。
🔶それで、ここまでドープな音楽をやられているっていうのもなかなかないなって思う。 でも、そうすると、音楽って面白いことに、やっぱりすごいマジックがかかるんですよね。
🔷そうですよね。そうやって表と裏全部おさえているっていう感じの。
🔶そうそう、表と裏をおさえているっていう。 でも、ここまでゴリゴリストイックに行くって。めちゃくちゃ話聞いてみたい(笑)
🔷もう、ライブはもっと凄いので、是非観てください。
🔶ライブ行きたいっすね。
🔷めちゃくちゃ凄いです。
🔶どういう想いでここにたどり着いたのか。ちょっとインタビューとか漁んないと。 そんなENDRECHERIさんご本人からコメント後半もいただいているので、聞いちゃいましょう!
💜やっぱり、最初に冒頭にもお伝えしましたけれども、 ジャニーズっていう、ジャニーズ事務所の中で、 このシンガーソングライターをずっと続けるという人生というのはごく稀でしょうし、 だからこそ闘わなきゃいけないことはたくさんあるし、 伝わらない、伝わっていないことっていうのもまだまだあります。本当に無限にあります。でも、それでも、自分は音楽をやりたいからやってるし、音楽をやるという意味は、 やっぱり「自分の命の匂いをさせて音楽を作りたい」というのがありますので。
ま、この今後やってみたいということは何ですかという質問もありますので… 自分はファンクミュージックを中心にやらさせていただいております。 で、ファンクっていう言葉の直訳とか、いろんな意味を紐解いていく中で、 僕はファンクという言葉に、「自分の匂い」とか「命の匂い」 そういう印象を持ってファンクという言葉を使ったり、ファンクミュージックを作っています。 なので、自分がファンクミュージックを軸に、ヒップホップとかロックとか、 ダンスミュージックもそうですけれども、さまざまな要素を取り入れて、新しいファンクを作りたくて。
《BGM ♪愛のひと》
でも、新しいファンクっていうことは、新しい自分を音楽を通してどんどん知りたいし、 どんどん作っていきたいということなんだと思います。 なんか、こうしていれば自分はいいとか、こうしていれば安心安全というのはあると思いますけど、 それだけだと人生…なんかつまらんなと思うし、 自分で生まれてきた意味っていうものを僕は音楽を通して知りたいし、 それをまた高めていきたいなというふうに思っています。だからこれからもそんな想いで、 自分の匂い、自分の命の匂いをさせた音楽を どんどんどんどんと作っていきたいなというふうに思っています。
今、本当にこのコロナという時代になってずいぶんと長い時間が経っています。 そんな中で、十代、そして二十代の方々もそうだと思いますが、 やっぱり自分が描いていた青春時代とか、自分が描いていた、 その社会という世界だったりとか、なんかそういうものが、 予想していたものとまったく違う時間を過ごしているかたの方が多いと思います。 なので、そういう人達にも真っ直ぐに歌詩も書いてます。言葉も大事にしています。
曲を作るときは、もちろんメロディがいい意味で気持ちを持っていってしまうので、 言葉にそこまで集中できずに聴く人も多いと思いますが、 メロディがなくなって言葉だけになったときに、 その言葉がちゃんと人に届くように歌詩も選んで書いていますので、 言葉というよりかは、言の葉を綴るように、歌詩も書いてます。 だから、歌詩の方もじっくり読んでみてもらうのも、ひとつ、何か、皆さんの… 読んでいただいた方の、人生の一つの勇気や力に変わるはずだと思いますので。
僕も本当に人生、これだけ長い時間…長いというか短いのかもしれないけど… 僕にとっては、本当に長く長く長い時間に感じることも多いですが、 その中でいろいろ経験して、そしてチョイスして綴っている言の葉ですので、 必ず皆さんの背中を押せる、未来に力強い勇気となって、 つなぐ架け橋のようになる可能性も非常に大きいなというふうにも思いますので、 是非、皆さんね、これを機会に僕の言葉、言の葉を、 そんなに人生で触れたことないなという人は是非触れてみてほしいなというふうに思います。
このラジオもたまたま今聞いていますという人も、何かご縁だと思いますので、 是非このご縁をですね、大切に僕もしたいなと思っておりますので、 ちょっと長くなってしまいましたけれども、最後まで聞いていただきましてありがとうございました。 えー、以上、堂本剛、ENDRECHERIでした。
《BGM ♪縁を結いて》
🔶はーい、もう、非常に素晴らしいコメントをたっぷりいただきました。
🔷そうですね。
🔶s.h.iさん、めちゃくちゃこう頷きながら、噛みしめるように聞かれていましたけど、どうですか。
🔷自分の匂いとか命の匂いってお話をされましたけど、これって、ファンクってのは汗の音楽なので、 もう匂いってことで、まさにつなげたこと、その核の部分をおさえた上で言ってくれてるコメントなので、 そこのところも素晴らしいなと思いました。
🔶ファンクを本当にご自身の人生としてやられているんだなというのが すごくやっぱり音楽聴いていてもやっぱりそこは伝わりますよね。
🔷はい。
🔶今さらなんですけど、どうやって曲作っているのかなってすごい気になっちゃった。
🔷そうですね。ま、いろんな作り方があるのかなと思いますけど。
🔶どうやってやっているんだろう…プレイヤーの方とセッションで作られているのか…
🔷なんか、バンドで作った作品もあれば、昨年の「GO TO FUNK」っていう、 さっき『Lovey-Dovey』を流しましたけど、 これはもう二人とか三人で作っているみたいなので、いろんな作り方があるみたいですね。
🔶なんかこう、これからもどんどんご自身のこの音楽を追求していきたいっていうお話がありましたけど、 今後もなんか、マジでもうどこまでも行っちゃってほしいですね。
🔷はい、もう楽しみにしています。
🔶マジでshipに乗って、人類救済の…
🔷そうですね(笑)
🔶いやもう、P-FUNKのね、あの日本オリジナルのね。
🔷そうですね。
🔶ぶっちぎってやってほしいなって思いますね。
🔷はい。
🔶いやー、面白かったですね。ちょっとこんな短時間で掘り下げるなんて なかなかちょっと厳しいところがあって 本当さわりだけになっちゃったと思うんですけれども。でも、すごく面白かったです。 ありがとうございます。s.h.i.さん。今度ライヴに連れてってください。私も。
🔷(笑)行きたいですね。なかなか取れないですけどね。
🔶そっかー!そうだよなあ。そっか。みんな頑張って取っているんだよね、チケットね。
🔷そう思います。
🔶あとね、LINE・Twitterにもかなりの数のメッセージ、いただきました。 皆さんのね。もう本当ありがとうございます。 そして、ちょっとENDRECHERIさん、本当にいつかスタジオ来てほしいですよね。
🔷私もそう思います。
🔶もうホント、興味がヤバい。どうやって作っているのかとか、 メンタルの部分もめちゃくちゃやっぱ気になるっていうか。
🔷あ、そう。それ今日なかなか触れられなかったですけど、本当に大事なところなので、それ。
🔶本当に音楽を深く愛してやっていかないと、まず絶対に無理だと思いますけど、 でも、相当なことをやってますな。やってますなって(笑)もうおかしくなってる。 言葉選びすぎておかしい日本語になっちゃった(笑)
🔷こうやって音楽的に掘り下げてくれる番組、あんまりないと思うので、 是非今後もやっていただければと思いますね。
🔶そうですね、ご本人に是非来ていただきたいですね。いろいろお聞きしたい。 それまで私もちょっといろいろ雑誌とかもディグりたいなと思いました。s.h.i.さんが手がけられてるCINRAの記事もみなさんチェックしてみて下さい。そのほかにありますか、告知。
🔷来月末に、全くファンクと関係ない話なんですけど、「現代メタルガイドブック」っていう自分が監修した本が出るので。
🔶メタル!
🔷メタルって言ってるんですけど、《このあたり聞き取れませんでした。すみません》メタル以外の人に読ませるための本を作ったので、ぜひ見かけたら立ち読みしてみて下さい。
🔶メタル特集もめちゃくちゃ盛り上がるんですよ、この番組。 ちょっとやりたいですね、メタル特集も。 あと、P-FUNK特集やりたいなって思いました。
🔷あ、すごいいいですね。
🔶しっかりとP-FUNKを踏まえた上でのENDRECHERIを語るっていうね。
🔷P-FUNKもすごい広いので、特集があった方がいいですからね。
🔶ええ、絶対あった方がいいですよね。その時は是非またよろしくお願いします。
🔷よろしくお願いします。