桃色空

(ピンクゾラ)

 

ももいろクローバーZ

作詩:堂本剛(歌詩
作曲:堂本剛
編曲:堂本剛, 十川ともじ

堂本剛:guitar
十川ともじ:programming, acoustic piano, Wurlitzer electronic piano
竹内朋康:guitar
山口隆志:guitar
鈴木渉:bass
Duttch:drums
Luis Valle:trumpet
かわ島崇文:saxophone
SASUKE:trombone
Tiger:chorus
Lyn:chorus

●アルバム「白金の夜明けももいろクローバーZ 2016.02.17

●iTunesをはじめ各音楽配信サイトで配信中
 レコチョク mora music.jp amazon ほか

▶2016年2月17日、ももいろクローバーZさんが3rdアルバム「AMARANTHUS」と4thアルバム「白金の夜明け」を2枚同時リリース。「AMARANTHUS」は“起きて見る夢”、「白金の夜明け」は“寝て見る夢”がテーマとなっており、剛さん作詩・作曲・編曲(編曲は十川ともじさんと共同)のこの曲は、2枚のアルバムをしめくくる最終曲として収録されている。

 

▶共演時に百田さんと交わした会話がきっかけとなって楽曲提供が実現したもので、剛さんがジャニーズ事務所以外のアーティストに提供して音源化された、初めての曲となる。(TV企画でキュートンにインスト曲『障子』(仮タイトル)を提供したが、音源化されていない。)


▶ももクロさんの楽曲にはこれまでになかったソウルバラードであり、また、レコーディングに剛さん本人も立ち会って、これまでになかった歌い方のディレクションをしたことなどもあり、ももクロファンの方々の間でも画期的な楽曲と位置付けられ、高評価を得ている。剛さんの、ソングライター/ギタリストとしての評価がさらに高まるきっかけとなったとも言える作品。

🔸堂本剛とFashion & Music Book 2016.02.13

バラエティ番組撮ってる合間で、何かそんな話に百田さんとなりまして「あ、全然書きますよ」って言ったんです。「え?ほんとに書いて下さるんですか?」って言うから、「事務所さんとかの話がごちゃごちゃしないいであれば、僕的には全然大丈夫」って伝えたんです。

ももクロの曲とか書いたらおもしろそうやな〜ってみたいなのもあって、立ち話でそんなことになり、「本当にオファーさせていただいてもいいんでしょうか?」みたいな話にどんどんなっていって。「僕でよかったら…はい。僕の気持ちとしては全然問題ないので、あとは色々が滞りなく行くんであれば」っていう話をして。

で「書いて大丈夫ですよ」って話になって「お!書いて大丈夫なんや!」ってまず驚きがあるなか、「打ち合わせをさせてください」ってことで先方さんとお会いして「どういう曲がいいですかね?」なんて話をして。

僕の中ではちょっと“ド変態なファンク”を作ろうと思っていて、歌詩とかもなんとなく浮かんでいて、「超ふざけた曲を提供したなアイツ!」にしようと思ってたんですけど、「剛さんの楽曲で言うと『これだけの日を跨いで来たのだから』みたいな曲とか…」ってなって、頭が困惑しまして(笑)

で「ああいうソウルバラードを作る感じですかね?」って言ったら「ぜひそういう感じがいいですね」という話になったんです。で、うちのレーベルの人と「うーん、意外でしたね」って。「ま、とりあえず剛さんが思うものを書きましょう」と。

ただまぁ一人で歌うには歌いやすいかもしれないけど、みんなで歌うとなるとどうなんやろな?ま、でもとりあえず書こか…ってことで、何回か書いてたんですけど、なんかうまくいかなくて。

でプリプロっていうスタジオに入って曲をちょっとブラッシュアップしていく作業があるんですけど、それをしながら、あーでもないこーでもないって言いながら、ちょっとアッパーなモータウンファンクみたいなのも一応作って、ソウルバラードも作って、もう一曲バラード作っって…3つくらい作ったんです。ももクロちゃんと仕事することが結構多かったんで、いろいろお世話にもなってるし本当に愛情込めて作ろうと思って。

いろいろやっていくうちに、夕暮れとか朝焼けのピンク色の空がとても儚くて切ないなといつも思う、それを見ることによってなんか人生とか命を考えることが多いなっていうのが、ぼくの中にあって。先方さんからも、「命とかをテーマに書いてほしい」ってオーダーだったんです。

 

これもまた意外で、じゃぁ僕が命と直結するような景色とか事柄は何かな?でもあんまり重たい言葉を唄わせるのもちょっと違うかもな、とかいろいろ思いながら。

で、“ピンク色の空を見て、なにかこう命を想う” みたいな、そういう歌を作ろうかなって思って、歌詩もいい感じに降ってきて、メロディもなんか降ってきて…みたいな感じでふわ〜って出来上がっていった感じなんです。

で、ギターも自分で弾いて。ちょっと入ってたりするんですけど、これはもうなかなかですね。なんて言うのかな、これをももクロちゃんに提供していいんだろうか?っていうくらい、ちょっとメロウなファンクなんです。

レコーディングのディレクションとかにも伺って「もうちょっと後ろ目に歌って」とか「もうちょっとこんなこと思いながら歌って」とか「自分の一番大切な人を思って歌って」とかやってきたんですよ。みんなやっぱり普段はこういうふうに歌ったことないからすごく楽しかったとか、いろいろ感想をもらったりして、「あ〜作ってよかったなぁ」なんて思いながら。

この曲はアルバムの最後に持ってきたいという構想もおありだったんで、じゃぁラストっぽい感じでハッピーで、でも切なくて、もう1回1曲目に戻りたくなるような曲を作ろうかなとかいろいろ考えて。

 

ライブでも、最後に歌ったら、野外とかで歌ったら、空がちょうどピンク色になってきた時にこの曲とか歌ってくれたりしたら、切なくていいかな〜とか、グルーヴすごいするかな〜とか、ファンの人たちと一緒に最後合唱っていうか、一緒に歌えたりとかできるかな〜とか、っていうのを、凄く想像して、ライブとかも想像して一生懸命作ったんですよね。

ちょっと難しい歌だと思うんですけど、でも歌っていくうちに自分のものにしてくれたら嬉しいなと思います。ライブだとアレンジがちょっと変わっちゃうかもしれないですね。楽器編成とかいろいろ含めて。でもライブのときはライブアレンジで全然いいですし、って言って。CDではこういうかたちでいくのがいいと思いますとか、色々言いながらやりました。

普段自分が作ってる音楽よりかは音はやっぱりどうしても硬くなってたりとかするんですけど、みんなテクニックが違うので、ちょっとこんな感じに歌ってみてよ、みたいな。それで、有安さんが結構ソウルビートっていうかソウルグルーヴな感じがあったんで、「ここのインターに入る前に、ちょっとフェイク何本か録らせてほしい」って言ってフェイク録音してもらって。そしたらめちゃめちゃいい感じのフェイク歌ってくれたんでそこでグッと「ももクロがメロウファンク歌ってる〜!」みたいな感じになって、おもしろかったです。

 

でもなんか、彼女たちの性格とか声の魅力があるんで、あまり後ろで歌ってもらいすぎるとちょっと変わっちゃうかなって思って、自由に歌ってもらったんですけど。歳を重ねて、それこそ何年か経って歌ったりしたときに、今よりも全然うしろで歌ったりとかもできるだろうし、そうするとすごい大人の歌になるし。時代をかければかけるほど、めっちゃおいしくなる曲やな〜みたいな。

 

こういうようなきっかけやタイミングいただいたんで、すごく嬉しかったなって。ももクロちゃんにも感謝だなって思って。

今後もこういう形で、いろんな方々に楽曲提供できる道がひらけたらいいなって思って。もちろんジャニーズの人たちにも買いたいなとも思っていますし。

やっぱ自分で唄えないものがいっぱいあるから、なんかそういうこともできたらいいなと思ってるし、ジャニーズ以外の人たちにも、興味持って下さる方がいたら、僕で良ければ書かせていただきたいなっていうふうに思っている、そんな今日このごろです。

 

(この回のラジオのフルレポはつよしんぐわーるどさんへ)

🔸ももいろクローバーZ のSUZUKIハッピークローバー 2018.04.22

自分の地元の奈良の空が、夕まづめになるとピンク色になるんですよ。あそこ(平城宮跡)の空を小さい頃から見てて。
 

東京に出てきて、忙しすぎた10代があって、ちょっと人を信じることが難しかったりとか、いろんなことがあったんです、僕なりに。若い頃。
 

人が嫌いになった時に、夜眠れなくて、朝まで結局ずっと寝られなくて、東京の部屋から窓見たら、朝の空がピンク色にぶわーっと広がってて、自然と泣けてきて。地元の空と重ねて、みたいな。いろんな葛藤してる時や、自分を取り戻す時に、必要な空の色だったんです。
 
(ももクロの)みんなも、これだけやってきてて、色々ステージでは言えないこととか(あるでしょう)。一個人だし、自分の人生だし、一人一人が歩いて行く道の「決定権」は、最終的にはやっぱり自分にあるべきなんだけれども、色んな人に囲まれてるから、責任とか色んなものに押し寄せられて、「イメージの自分」を生きなきゃいけなかったりとか、でも「本当の自分」もいたりとかっていう大変な人生を送っているだろうな〜と思って。


この曲を歌うことで、「イメージの自分」とか、人からこうしろと言われている「束縛されている自分」をちょっとでもなくして、「本当の自分」でステージに立てる瞬間が何分かでもあればいいなぁとか、そんなことを色々思いながら書いたんですよね。

🔸CDジャーナル

堂本剛が作詞作曲を務めた一曲。浮遊感のあるワウギターとミュートの効いた温かいホーン・セクションが印象的なR&Bナンバー。ソウルフルなコーラスとメンバーのナチュラルな歌唱のコントラストが、独特の魅力を生み出している。黒くなりすぎず、いい塩梅。

🔸音楽ナタリー メンバーインタビュー

堂本剛がももクロに伝えた“アイドルとしての矜持”

ー「白金の夜明け」のラストを飾るのは、堂本剛さん提供曲「桃色空」(ピンクゾラ)です。

佐々木:堂本剛さんが女の子に曲を提供するのは、これが初めてだったみたいで本当に光栄なことだなあと思いました。これも実は直談判系で……。

百田:番組のロケの合間に、剛さんといろいろと仕事の話をしていたんです。その中で「ももクロも変な曲を歌いたかったら、いつでも言ってね。作るからさ」みたいな言葉がポロッと出たので「あっ、来た!」と。これはチャンスだと思って「いいんですか、そんなこと言って。本当に話を進めちゃいますよ」なんて言ったら、それがきっかけでどんどん話が進んでいったんですよ。

高城:ただ“変な曲”を作るつもりでOKを出したのに、実際にはマジメな歌のオファーがあって、すごく手こずったって話してました(笑)

佐々木:「桃色空」は私たちがライブで歌うことまでイメージして作っていただいた曲なんです。ライブでは夕焼けが綺麗なときに歌ってほしいって。そこまで考えてくださるなんて思ってもみなかったので、すごくうれしかった。

百田:「新しいももクロを引き出せるようにがんばるよ」ってね。こんな先輩がいてくださるのは、本当にありがたいことです。

有安:ディレクションしていただいたとき、最初は緊張しちゃったけど、すごく曲のイメージが伝わってきて、本当に歌いやすかったなあ。英語の歌詞とか、ちょっとカッコつけて歌っていたら「もうちょっと鼻歌みたいに。お風呂で口ずさんでいる感じで」みたいにアドバイスしてくださるんですよ。で、そうやって歌ってみたら「ああ、こんな伝え方もあったのか!」って。すごく勉強になりました。

玉井:時間の関係で私とれにちゃんはディレクションを受けられなかったんですけど、レコーディングやボイトレの合間にお会いしたときは、私たちにもいろいろ説明してくれて。この曲のことだけじゃなくて、これからの私たちについても真剣に考えていてくださっていて、「ファンの人が求めることだけをやるんじゃなくて、自分たちから発信していくことも大事。そうすることで、きっと長く続けていくことができるよ」っていうお話をしていただきました。性別こそ違いますけど、同じアイドルとして活躍している先輩の言葉はとても胸に染みました。

高城:本当にタメになる話ばっかりだったね。私なんて感動しちゃってもう泣く寸前だったけど、ここはこらえなくちゃって必死に我慢してました。なのに横で聴いていた女性スタッフさんが「いい話ですねえ……」って大号泣してて、「おいっ、なんであなたが泣くの!」ってなった(笑)

 

🔸オリコンニュース 2016.01.14

ももクロ新作に堂本剛が楽曲提供 2作同発アルバム全収録曲発表

 

人気アイドルグループ・ももいろクローバーZのニューアルバムに、堂本剛が楽曲提供したことが明らかになった。新曲「桃色空」(ピンクゾラ)の作詞作曲編曲を担当した。堂本がジャニーズ事務所以外のアーティストに楽曲提供するのは今作が初となる。
ももクロが2月17日に2作同時発売する3rdアルバム『AMARANTHUS』、4thアルバム『白金の夜明け』。元日から1日1曲ずつ両作の収録曲を発表してきたが、それぞれのラストを飾る楽曲のタイトルおよび作家情報が解禁された。


堂本が提供した「桃色空」は4thアルバムに収録。一方、3rdアルバムには相対性理論やくしまるえつこ(作詞・作曲はティカ・α名義)が作詞作曲編曲を手がけた「HAPPY Re:BIRTHDAY」が収められる。やくしまるがももクロに楽曲提供するのは、8枚目のシングル「Z女戦争」(2012年6月発売)以来となる。

 

🔸音楽ナタリー 2016.01.28

ももクロ最新トレイラーで堂本剛&やくしまるえつこ提供曲のインスト公開

 

ももいろクローバーZが2月17日に同時リリースする3rdアルバム「AMARANTHUS」および4thアルバム「白金の夜明け」の最新トレイラー映像が公開され、各アルバムのラストに収録される楽曲「HAPPY Re:BIRTHDAY」と「桃色空」のレコーディング参加メンバーが明らかになった。

堂本剛が作詞作曲を手がけた「白金の夜明け」のラストナンバー「桃色空」には、マボロシの竹内朋康(G)や西野カナへの楽曲提供でも知られる山口隆志(G)、ももクロのライブバンド「ダウンタウンももクロバンド」にも参加したルイス・バジェ(Tp)、ナオト・インティライミや清水翔太のサポートを務める鈴木渉(B)、UZMKのDuttch(Dr)といった個性豊かなメンバーが集結。堂本はギタリストとしても手腕をふるっている。

ももクロのYouTube公式チャンネルにアップされた30秒のトレイラー映像では、この2曲のインスト音源に乗せて、ももクロのメンバーが楽曲の魅力やレコーディング時のエピソードを語っている。