ENDLI☆TV
 
2007.4.3
制作著作:フジテレビ

剛さん/ナレーション(鳥越俊太郎さん)他

小林武史さん《テロップ》と[補足]

 

《哲学を持ったひとりの表現者》

《ENDLICHERI☆ENDLICHERI》

《愛を信じると云う行為》

《聖地》

 

ENDLICHERI☆ENDLICHERI。愛を信じると云う行為。このシンプルな行いに、彼が伝えたい想いは集約されるのだ。ENDLICHERI☆ENDLICHERIは、その、愛を信じると云う行為であり、聖地なのだ。

《人の心は無限の宇宙だ》

「人の心は無限の宇宙だ」と、彼は云う。その宇宙は、誰かの宇宙とぶつかり合い、混ざり合い、大宇宙へと進化を遂げる。オーディエンスが彼に与えた名前『ケリー』。今夜は若き表現者・ケリーが放つ想いを、皆さんに、たっぷりとお届けしていきます。

《ENDLI☆TV》

 

哲学を持った一人の表現者がいる。ENDLI☆TV。

 

《東京 お台場》

 

東京・お台場の一角に突如として現れる巨大なテント。これが、ケリーが生息する場所、ENDLI. WATER TANK 2。

 

《The ENDLI. WATER TANK 2》

 

ここで、ケリーは日夜その思いを放ち続けているいる。「言葉での説明や理論構築ではなく、自分の想いやエネルギー、魂そのものを感じ取ってほしい」と、ケリーは云う。

 

《無限に広がる宇宙》

 

胸の中で無限の広がりを見せる、我々人間の『心』という宇宙。彼の宇宙と、訪れた人たちの宇宙が繋がり、ぶつかり合い、感じ合い、より大きなエネルギーが生まれる。ケリーは「そんな空間を提供していきたい」と語る。ENDLI. WATER TANKは、そんなケリーの想いが放たれる空間なのだ。

 

《空間提供》

 

[ライブ映像 ♩Blue Berry]

 

パーカッショニスト・大森はじめ(東京スカパラダイスオーケストラ)

演出がすごく面白くて、ワクワク感がすごくあったんですよね。サーカスに来たとか、テーマパークに来たみたいな印象がすごいあって。『愛』っていうテーマと、あと『宇宙』っていうのもあると思うんですけど、『愛』っていうテーマがすごく届いたなぁと僕は思いました。

あのライブを見せてもらって、いろんな色がすごいいっぱい飛び込んできたんですけど、これは視覚的要素なんですけど、でもなんか、視覚的要素以外の色が、すごい心に届いてきて。これなんだろう?っていったら、本当に『宇宙』であったり『愛』であったりなんだな、っていう。そのメッセージが、色として視覚でも届くし、心にも届くな、っていう印象を受けましたね。『愛』っていうかたちがすごい色で表現されてたなぁと、僕は凄く思いました。

 

シンガーソングライター・矢井田瞳

心に残った印象というのは、すごい華やかだなぁというのと、あとは、華やかとも似てるんですけど、すごい色んな心の色になってたなぁと思いました。皆が心の中に持ってる喜びとか悲しみとかの、スポットの当て方は、人それぞれだと思うんですけど、彼はそのスポットの当て方を、ああいう風にカラフルなステージで表現をしてて、私は絵を見に行った時の感覚のような、本当に豊かな心にさせてもらいました。

放つことをやめないでほしい。それは自分にも言い聞かせていることですけど。

 

《人が出会う》

《ある場所へ向かう》

《縁》

 

「人と人が出会う時、人がある場所へ足を運ぶ時、言葉では説明できない『縁』がそこにあるのだろう」と、ケリーは云う。「偶然のような些細な出来事も逃さずに捕らえていきたい。きっとそこには『縁』があるのだから」と。

 

《2007年3 月 東京 新木場》

 

3月某日、音楽プロデューサー小林武史さんが主催する東京環境会議にENDLICHERI☆ENDLICHERIは飛び入り参加した。

 

[小林さんの紹介で剛さんがステージに登場する映像]

 

異質な空間であるはずのこの場所へケリーが足を運んだのも、小林さんとの『縁』を感じたからにならない。

 

《小林武史 x ENDLICHERI☆ENDLICHERI》

 

まぁ最近ホントに自分がすごく『縁』とか『出会い』とか、なんか説明つかないんだけど、出会っちゃったりとか繋がっちゃたりとかっていう、なんかそういうことを含めて、意識して生活をしてたので。すごく入り口が不思議で不思議で、でもとにかくすごくドキドキして、何かがきっとここにあるんだろうなと思って、今回は、ちょっと行ってみようと思って、ここに入ったんですけど。

 

《異質なものをつなげる》

 

今回のイベントで、『コラージュ』って美術の手法だよね、油絵の上に写真を貼ったりとか、色んな固体みたいなものを貼ったりとかするものだけど。要するに、異質だったり異物だったりする、人がそれぞれたぶん相容れないなぁと思ってるものも含めて、繋げてってみるというかくっつけてみるとか、なんかあるじゃない?そういうの。

 

そこへ、彼のような人が、コラージュの最後に引っかかってくれたというか、だからもう、それが一番今回のおもしろいところだったと思うんだよね。お客さんのリアクションにすごい出てたし。ライブであなたを見に行くファンともたぶん違うから。距離感みたいなものを一瞬で角膜ではかる、みたいな。

 

《距離感を角膜ではかる》

 

面白かったです、すごく。

 

《存在のユニークさ》

 

距離をがーっとすごい測ってて。それはENDLICHERI☆ENDLICHERIという人の、今の存在のユニークさなんだとは思うけど。あれだけ広い層にユニークに映るんだなぁ、と。まぁ当たり前といえば当たり前だけど。と思いました。

いろんなもの繋ぐ役割になってるし。音楽業界的に言うと、常識外のライブの本数をやってるっていうのを聞いて、それで小屋まで作ってるっていう話を聞いて。

 

《魂の進化》

 

最初、46本やらないかって言われて、凄く悩んだんですけど、もうやるかやらないかだ、みたいなことだったんで、凄くやりたかったので、じゃぁやりますよ、って。根性入れてやればいいんだな、と思って。で、とりあえず始めたんです。で、そしたら、もっともっと進化できる、音楽というものを通して、自分が知らない自分も発見できたし、弱い自分も見えたし、強い自分もいて。まだ、見えないんだけど、かすかに輪郭が見える自分だったりとか、色んな自分がどんどんどんどん出てきて。

 

《愛が教えてくれたこと》

 

それは自分が教えてくれたのもあるんだろうけど、やっぱり、何度も足を運んでくれるオーディエンスの愛だったりとか、バックで支えてくれているミュージシャンだったりスタッフだったり、色んな人たちの愛が、こんな君も見てみたいとか、こんな君もあるんじゃないのっていう提案を、さり気なく教えてくれてたような気がして。

 

《瞬間を捉える》

 

本当に短期間だったんですけど、まぁ凄まじい色んなことが有りましたけど、そこで得たことって、とにかくジャンルとか性別とか、なんだこうだ細かいことは抜きにして、その時その瞬間にあるものを確実に捉える、そこで反省もあるだろうし、でもそこで成長もあったりして。なんかそれが本当に何時間のうちに何回も襲ってくる感覚なんですよ。

 

《空間提供》

 

そういう『生きてる』ってことを、自然と自由に体感できるような、そういう空間づくりというか空間提供みたいなことができるとすごくいいなぁなんて思って、やってきた感じなんですよね、僕は。

 

ミュージシャン・堂島孝平

ケリー。ライブも見ましたけどね、鋭い。それがね、あの人の、音楽やってる瞬間の、真髄なんじゃないかなってすごい思うんですよね、僕は。ステージに立った時、急にエッジが立つっていうかね。あれはだから、一緒に友だちとして仲間として音楽やっていく人間としては、非常に頼もしい。今はファンクの中でも、わりとやっぱ元々ブルースって言ってたから、そういう、情というか、そういうところがあってのファンクっていう、そうさいう見え方が僕はしてるんですけど、実際ばか笑い時のような、ファンカデリックな瞬間も彼にはあるんで、これから先はそういうスタイルなんかも出てくるんじゃないかなぁって僕は思ってるんですけどね。

 

歌手・一青窈

私は詩しか書かないので、詩の面から言うと、一人称・二人称、あたし・あなたを使ってるのが、すごくエンドリケリーさんらしいなぁと思って。男性とか女性とかに囚われずに、だれが聞いても共感が持てるように、あたし・あなた。且つ、ちょっと女らしいというか、柔かい、〜よねって語りかける詩が多かったりとか、そういうところですごく優しい印象は受けますね。

ソウルって言うと、ちょっとアメリカナイズな感じがしますけど、たぶん本当に、『魂』っていう意味で、何か降りてきたものを歌ってるのか、今これを伝えるべきだっていうのをすごく歌ってるのか、真っ直ぐな感じがします。時々、それは絶対に即興だろうっていうくらい、伸び縮みしてるじゃないですか、皆さんのソロが。そういう部分とかも、あぁソウルフルだなぁ、と思うし。

 

[小林武史 x ENDLICHERI☆ENDLICHERI]

 

《未知なるスペース》

 

使ってないスペースっていうのを、もっと使っていくっていうことが、すごく必要なんだろうなと思う。

 

《既成のものの焼き直し》

 

さっき『進化』って言葉を言ってたけど、音楽でも広告でも何でもそうかもしれないけど、わりと同じパターンのことを、それが成功したからって焼き直してやってるっていう例が、世の中ってすごく多くて。もしくは、人と人とのトラブルでも、わりと第一段階くらいでトラブってることはみんな回避するようになっていったりとか。

 

うちのスタッフで「これ、ぶっちゃけトークですかね?」って言ってるやつがいて、なかなかいい言葉だなと思ったんだけど、本当にぶっちゃけて相手のこととかをちゃんと見ていくってことも含めて、シャッターを下ろさない、遮断しないっていう、そういう気持ちも、もしかしたらもうちょっと必要なんだけど。

 

《相手を遮断しない》

 

話してわかり合うというよりも、感性のレベルで混ぜてやる。みんなが自分の生きたいように生きる、自分のしたいようにするっていうことの先に、人のためにも、こういう風になってよかったっていうようなことが、見えてくる。『自由』って、あなたが何回も感じてる『自由』っていうのも、そういうことなんではないかなぁって感じがするんだけど。

 

《会話の感覚でモノを作る》

 

エンドリケリーっていう空間の中で、会話のような感覚で、モノを作っていく。おもちゃ箱を、一回クラッシュするっていうか、ガシャガシャガシャってやってあげたときに、開いてみるような感じっていうか。とにかく予想はつかないんだけれど、ワクワクするっていうか。なんかそういう、人の繋がり方をしていたいなぁと思っていて。

 

[ライブ映像 ♩傷の上には赤いBLOOD]

 

タレント・YOU

まぁ普通に生活してても音楽やってても、毒、溜まるじゃないですか、体の中に。それをもう、思いっきり放出してる感じがして、気持ちいいですけどね。素晴らしいですよね。カワイイ子はなかなか頑張らないしね。僕ってカワイイんだ、みたいなところで、そこキープ!みたいになるけど、なんか、変えてく感じが見てて非常に面白い。

 

ギタリスト・土屋公平

ブラックミュージック、特にブルースを知ってからの彼は、本当に、もう取り憑かれたようにギター弾いてるという、ね。僕も同じだからね、ギター小僧としては。一緒にブルース弾いたり。ソウルやファンクに出会って、彼も自分なりのファンク道を見つけて。あと、ジミ・ヘンドリックスっていうのは大きかったんじゃないかな。精神的な部分も含めてね。やっぱりLOVE & PEACE。僕も1ファンなんで、いつも作品を楽しみにしてます。

 

べーシスト・吉田建

上から降りてくるエネルギーみたいなものを感じて、下から出てくるエネルギーみたいなものも感じて、それを今、自分の中でループさせて、それを形にしようと思ってるんじゃないかな。したいなぁと思ってるんじゃないかな。もう、終わらない・終われない旅に出ちゃったのかなぁっていう感じなんですね。

 

《想いの発信地 奈良》

 

ケリーの想いの発信地を辿ると、故郷・奈良に行き着くという。古くから、様々な人の祈りや願いを託された土地、奈良。そこで生まれ育ったケリーは、自然と、人々の想いを感じ取り、また、自らの想いを届ける使命を帯びたのだろう。多くのインスピレーションを受ける場所。ケリーの魂は、今も、奈良に繋がっている。

 

素知らぬ振りで どなたかが落とした

憎しみ 絶望 命

誓いは風がさらい 約束は海の底

あれから何度震えたのだろう

来た道を辿り… 振り返り戻り…

この先もこのまま歩くの?

そうよ この先も このまま歩くの

もう一度だけ 強い自分に逢いに…

僕は既に 感じている

輝いて仕方のない 残酷な明日へ

裸体な心が 想像遥か超え 綺麗である

触れよう 愛してる

この先もこのまま歩くの?

そうよ この先も このまま歩くの

信じたからこそ在る日々

明日を救うことの出来る天使に

偶然なれるかもさ

二度とは繰ぬ この物語り

「大宇宙で在りたい」

「答えの無い魂で終わりはしない」

美しく在る為に…

叫ぶ声がまた 墜落した

 

[小林武史 x ENDLICHERI☆ENDLICHERI]

 

何か壁だったり逆境だったりわからないけれど、そういう渦の中にいる僕のさまだったりとか、ちょっともがいていたりとか、不細工だったりとか、そういうところも含めて、僕は、見てもらいたいなぁと思っているんですね。それが自分らしいし、生きてるし。とにかくやっぱり生きてることを、楽しもうよっていう感覚が、とにかく、前進してる感じが、ENDLICHERI☆ENDLICHERIの中ではすごくあるんですよね。

 

僕、本当に、十代の頃に、自分が『生きる』ということをあきらめた時があったんですね。そのときに救ってくれたのが、音楽だったんですよ。そのとき一番嫌がってた・怖がってた『人』が作った音楽に、絶望の崖っぷちのところで救ってもらって、どんどん這い上がってきて、で、今に至るんですね。でも音楽に救ってもらったからこそ、音楽に苦しめられる瞬間もすごくいっぱいあるんですけど、とにかく、楽しまないともったいないなぁみたいな気分が、今、すごくあるんですよね。

 

[ライブ映像 ♩Rainbow Wing]

 

ミュージシャンって、やっぱりこう、哲学を持っていて、言葉よりも想いだったりとかエネルギーだったりとか、そういうものを放つ人たちっていうか、第六感的なもので何かこうやりあってるみたいな、そういうのがすごい僕はいつも感じるんですけど。とにかく小林さんの中の宇宙を見てみたかったのもあったし、自分の宇宙はどんな風にそれに対してぶつかっていくんだろう、混ざり合っていくんだろう。つなぎ合わせるとか、なんかそういう面白さっていうか、なんかそういう感覚で。

 

[環境会議ライブ映像 ♩ソメイヨシノ]

 

「こんな時代だからこそ、己を信じ、愛を信じたい」。ケリーは、真剣な眼差しで、そう何度も語りました。自分の中にある無限の可能性に気付くことさえも、困難に思えてしまう現代社会。ENDLICHERI☆ENDLICHERIは、そんな世の中に、強い意志を持って立ち向かう勇者なのだと思いました。ケリーは今日も、そこにある『愛』を信じて、音を鳴らし、想いを放ち続けています。