CSフジテレビTWO
2023.03.18㈯ 20:00〜21:00
2023.04.22㈯ 20:00〜21:00 再放送
2023.07.30㈰ 20:00〜21:00 再放送
フジテレビ(地上波)
2023.03.27㈪ 25:55〜26:25
TVer/FOD(配信)
2023.03.27㈪ 26:25〜
(以下HPより引用)
ENDRECHERI(エンドリケリー)こと堂本剛が築く独自の世界観をフルスロットルでお届けする音楽番組が誕生!
FUNKに深く傾倒するENDRECHERIの楽曲を圧巻の生演奏でお届けするだけでなく、彼の音楽観や人生観を深く掘り下げるトークコーナーも!
2002年に「街/溺愛ロジック」でシンガーソングライターとしてデビューした堂本剛は以来20年以上にわたり独自の世界観を築いてきた。ENDRECHERIと名乗りFUNKミュージックを突き詰めてきた彼の頭の中は一体どうなっているのか!?第1回の放送では「ENDRECHERI解体新書」と題し、久保田利伸/UVERworldのボーカルTAKUYA∞/KEN THE 390/清川あさみという4人のアーティストがENDRECHERIの音楽、アートワークを分析。“不思議”“ミステリアス”と言われがちな堂本剛の脳内を客観的に分析し丸裸にしていく。
これまで自分の作品をこのように客観的に分析してもらったことは無かったという堂本が4人それぞれの分析を聞いて何を想い、何を語るのか。ドキュメントにも似た壮大な企画へと発展した「ENDRECHERI解体新書」。これを見れば堂本剛の脳内をきっとあなたも理解できるはず。ライブ等でENDRECHERIの良き相棒としてファンに愛されているマスコットキャラクター“サンカク”も登場。いつもとちょっと違う様子のサンカクと微笑ましいやりとりを展開する。第1回放送では未発表の最新曲「Super funk market」をフルサイズで演奏!スタジオでどよめきが起こるほどの超難曲を圧巻のパフォーマンスで初披露する!すべての音楽ファンに是非目撃して頂きたい!
https://www.fujitv.co.jp/endrecheri/01.html
●ENDRECHERI解体新書
久保田利伸、UVERworldのボーカルTAKUYA∞、KEN THE 390、清川あさみ
●スタジオライブ
未発表の最新曲「Super funk market」
Key:Gakushi
Dr:岸田容男
Ba:LAWRENCE DANIELS
Gtr:竹内朋康, 小林"Bobsan"直一
Dancer:SAYA YAMAMARU, NanA MAEDA
ENDRECHERI解体新書【1】
久保田利伸さん
ナレーション:ファンクの神様・ジョージ・クリントンやブーツィー・コリンズとコラボしたこともある日本の元祖ファンク兄さん・久保田利伸が、ENDRECHERIを分析。
つ(剛さん):おー!久保田さん!やば!
●ENDRECHERIで引っかかった曲
引っかかった曲は…いっぱいありますが、ファンキー度、臭いの強さで3つ4つ記憶に残ってんですが、「4 10 cake」(ホットケーキ)。これはね、P FUNKなんです。ジョージ・クリントン P FUNK。これをまんまです。そこがすごくたまらないと言うか。P FUNKの陶酔感をよく日本人がやるな〜みたいな気がします。
それと、曲で言うと「FUNK TRON」っていうやつがあって。FUNK TRON。これは、P FUNKとちょっと違って、GO GO FUNKっていうやつです。わかるかな〜?GO GO、ちょっと跳ねてるやつ。これを、FUNKの仲間として、どファンクの仲間としてやってるところが、偉い!
もう一つ。P FUNKの中の、大事なグルーヴの中心となるBass、ブーツィー・コリンズ。この人の感じをまんまやってるのがですね、「GO TO FUNK」。これがたまらない。まだいくつかあるけど、3つくらいとりあえず、例えば、お教えしました。
●P FUNKの陶酔感とは
リピート感です。
・P FUNKの陶酔感=リピート感
ずーっとおんなじグルーヴ、ずーっとおんなじフロウ。フロウっていうのは僕等的に言うと、メロディとかですね、メロディとか言葉。これをずーっと繰り返して、どこを切ってもアメ、金太郎飴っていうか、みたいな状態で、ずーっと同じことを呪文のように歌い込む。これがアフリカン・ルーツにも通じるくらい。アフリカにも通じるくらいの、陶酔感ですね。入り込み。
・P FUNKとGO GO FUNKの違い
P FUNKはジョージ・クリントンが作ったものです。なので、アメリカの中のニュージャージー、それからデトロイト、このへんです。GO GO というのは、ワシントンD.C.。なので、ノリの種類が違う。GO GOはずーっと跳ねてます。(♪)うまく口では言えませんが、P FUNKはそれに対して、跳ねずに、絶対跳ねずに。(♪)
●ENDRECHERIが奏でるFUNKについて
剛くんほど、ドFUNKまんま、みたいな人は(日本には)いないです。僕なんかは、騙し騙しドFUNKなんですよ。やりますよ、やるけど、騙し騙しドFUNKなんですが、彼の場合は、ド真ん中でまんま、いっぱいやっちゃうので、つよし!って感じですね。つよしです。つよしなので、そのまんまやっちゃう。おいつよし!って感じです。
まぁでもそれができちゃうっていうのは、それができちゃって、それからそれを沢山の人が見てくれる・聞いてくれるっていうのは、彼の持つアーティストパワー・人間の魅力、みたいなところ。それが為せる技かな、とも思います。良いこと言いました。
つ:ありがとうございます。
●ENDRECHERIのヴォーカルについて
つ:うわ〜緊張する。ヴォーカルワーク?
リズム、歌という意味での「リズム」の彼の本領を発揮する場所がここにあるな、って気がするんです。ものすごく高い次元で、リズムセンスがいいです。
彼のヴォーカルスタイルは、これは「FUNK CHANT」のスタイルです。わかんないでしょ?FUNK CHANT。
歌とラップの間みたいな感じですかね。
アフリカン・チャントっていうのがあって、アフリカの儀式とかお祭りとかで、呪文を唱えるようでいてリズムがすごく、グルーヴがあって。でもそれ、儀式の呪文みたいな。それをアフリカン・チャントと言うんですが、彼のファンクうたのスタイルは、ファンク・チャントです。
例えばアフリカン・チャントだったらば、複数で声を重ね合うことが多いんですが(♪久保田さんのアフリカンチャントのプレゼンテーション)
つ:贅沢な…
グルーヴが聞こえるでしょ。これはアフリカン・チャントをちょっとジャマイカン風にアレンジしたんですが。これを、半日続けるんですよね。で、剛くんの場合も、ドFUNK、半日やれって言ったら出来るでしょ、これで。この臭いが、剛くんファンクには、明らかにあります。
●「ファンク魂」「ファンキーであること」
ぼくずーっと35年間、ファンキーってどいうことですか。ファンキーであることってどういうことですか、ずーっと聞かれるんですが、人生の後半でこの2つ3つだなぁということに絞ってきまして。
①自由
一番大事なのは自由です。フリー。もうルールを取っ払う。これが大事なこと。
②右脳の判断のみで進む
それから、右脳の判断のみで進む。右脳。感性の脳です。こっち(左脳)は考える計算の脳です。この判断のみで進む。これだな、と。
③器のデカさ
で、さらに、考えると、ファンキーなやつ、ファンキーな教えというのは、器のデカさの学び、だと言う気がします。なので、日々僕もそれを考えながら、もっと器デカくいようかなと、心掛けております。
●ENDRECHERIへメッセージ
つ:ほんとにありがたいな〜まじで。
FUNKを愛する同志として、やってるFUNKの濃さで言ったらば、ぼく、負けちゃってます、剛くんに。なんで、そこのところは今後はちょっとお手柔らかにお願いしたい。ぜひ。黒過ぎ。
ENDRECHERI解体新書【2】
KEN THE 390さん
ナレーション:数々のラップバトルで実績を重ね、HIPHOP界を牽引するラッパー・KEN THE 390。
●ENDRECHERIを知ってましたか。
あ〜もう知ってました、はい。
つ(剛さん):うれしい
どういったところでお聞きになって?
ギターの竹内朋康さんって方いらっしゃって、ENDRECHERIもずっと入ってると思うんですけど、僕がライブをバンドでやるときもあるんですよ、HIPHOPなんですけど。そのときギターで竹内さんに入ってもらうことが多かったり。ずーっと昔から、そのタケさんと話してるときに、堂本剛くんの、当時ENDLICHERI☆ENDLICHERIだったんですけど、「すごいもう変態だよ」みたいな話をずっと聞かされてて。で、すげーな、みたいに。
ぼくが想像しているイメージと全く違くて、こんなに、何ていうんだろう、商業的じゃないことをめちゃくちゃ突き詰めるんだなと思って、すごいなって思ってたんです。タケさん自体もそういう人なんで、あんな荒くれ者で、荒くれ者というかモンスターをずっと一緒にやって(モンスターのようなミュージシャンたちを率いて)すごいなと思いました。
●ENDRECHERIの楽曲を聴いて
曲でいくと、やっぱ僕、最新曲「MYND」マインドって読むんですかね、あれとか。他の曲でもあったんですけど、ラップ的なアプローチをされるじゃないですか、ヴォーカルの。そこがなんか、でも普通のラップともまたちょっと違う。でも譜割り細かくて。なんかすごい独特なヴォーカル表現で、すげーおもしろいなと思って。
あと「摩って舐る」がすごかったですね。ちょっと露骨な表現とかもあるじゃないですか。そこもすごくブラックミュージックマナーみたいなものを感じたし、ソウルとかR&Bにもずっと通じる官能的な世界を表現してる。摩って舐るを…いや〜これはなかなか今メジャーなアーティストでも、これを貫き通して、このサウンド感で、この歌詞世界で、一曲やっちゃうっていうのは、凄いなと思いましたね。
なかなか許されないと思うんですよ、やっぱ。ミュージシャンパワーも強いし、自分で全て世界観をコントロールしてるからこそ、たぶんあそこまで表現が行き着くのかなと思って。だからタイトルもすごいし、聴いても濃いな〜と思いました、ほんと良い意味で。
●ENDRECHERIのヴォーカルについて
つ:聞いてみたいな〜ラッパーの人に。
・ENDRECHERIのヴォーカル
凄くフロウが独特ですよね。
フロウ:ラッパーがどのようなリズムや抑揚でラップするかを指す言葉
メロディの要素、結構強めなんだけど、譜割りが細かくて、ライムをそんなにするわけじゃないから、ラップっていわれたら、思いっきり純粋にラップっていうわけじゃないので、その分、メロディの自由度とかがすごく多かったり。
あと、歌のときもそうなんですけど、日本語の発音が、かなり崩すじゃないですか。たぶん日本語のラッパーでもよくやるんですけど、やっぱこうもともとアメリカの音楽とかHIPHOPがあったときに、日本語の響きってやっぱ結構違うんですよ。日本語って1音1音が乖離してってるんで。あ、い、う、え、お、と。単語ごとに離れちゃうんで、ちょっと滑舌をあえてゆるくして、滑らかに聴かせるとか、なんか「あい」とかを「え〜ィ」とかちょっと「あ」を「え」って発音っぽくして、桑田佳祐さんとかがサザンでやるようなのもそうだし、日本のラップもめはめちゃ日本語なんだけど、日本語の響きをぎりぎり失わないくらいでかなり崩して、どうビートにのせてくかみたいなのを、普通の例えばPOPミュージックだったら、聞き取れないよねっていう話になると思うんです。
そうじゃなくて、やっぱり、その音の響きとビートとの絡み方とか、サウンドの響きとしての言葉のつくりかたみたいなのを追求とかその研究とかが、やっぱそこにはあるんだろうなと思って。それがなんか違うアプローチから出てきてるんだけど、ラップっぽくなると余計親近感を覚えて、あ〜わかる、とか、あ〜すげーみたいな、もうなんかすごい気になって聞いちゃうって感じですかね。
・ENDRECHERIのサウンド
あとはヴォーカルが散ってますよね、いい意味で。普通、歌ってヴォーカルが真ん中にあって、楽器が外側にあって、ヴォーカルが前面にはりついてばーんって聞こえやすく入ってくるんだけど、ENDRECHERI聞くと、もうサイドからずっと鳴ってたりとか、全体のボリューム的にもそんなに前にでない曲もあったりとか、なんかそのヴォーカルも、めっちゃ楽器の一部として鳴らされてるみたいな感覚がすごい聞いててあって。
でもやっぱりそれをチョイスするのって、たぶん、全部を俯瞰して指揮者でコントロールするから、自分の歌もこういう配置にって。だって自分がヴォーカルしか制御しなかったら、僕はラッパーなんで真ん中に置くし、聞こえるようにしちゃうかもしれないけど、やっぱ全体のサウンド感のイメージごと自分で構築されてんだなと思って。だからこそこういう配置になるし。ときにはもうほぼ聞こえないようなレンジとかになってる曲もあったりして、すごい素晴らしいなと思って聞きました。
ENDRECHERI解体新書【3】
清川あさみさん
ナレーション:写真に糸やビーズで刺繍を施す独特な手法で注目され、幅広いフィールドで活躍するアーティスト・清川あさみ。
・ENDRECHERIで好きな曲は?
曲としては、やっぱり「ソメイヨシノ」がいちばん剛さんらしくて、私は好きですね。
・「ソメイヨシノ」を好きな理由
いちばんやっぱりこう引っかかったのは、剛さんの優しい部分がよく見えるというか、なんか楽曲が「この桜をあと何年見れるかな」ってそういうコメントを見たときに、すごく本人の人間性みたいなものを感じて、なんかそういう優しい気持ちになりました。
●ENDRECHERIについて
そうですね、なにかその、少し芯の強さだったり、奥にある少しこう祈りのような、なんか希望を持ちたいのか持たせたいと思わせてくれているのか、なんかそのいろんな影とかいろんなものの中にも、1つの光がいつも見えているような、メッセージ性を感じます。
ナレーション:剛は故郷(ふるさと)奈良の東大寺で奉納公演を行ったが、故郷とクリエイティブの関係性について、清川は…
・故郷が作品に及ぼす影響について
そうですね、自分の故郷で、自分の原点みたいなものなので、アイデンティティーの始まりのような場所っていうのは、やっぱりその人がすごい出るんじゃないかなと思っていて。なので剛さんが「奈良」っておっしゃっていたときに、すごいなんとか納得したんですよね。
いちばんこう広くて、ミステリアスで、いろんな神々の始まりであったりとか、歴史に残るものがたくさん残っていたりとか、なんかすごい強いエネルギーがある場所なので、そのへんのすごく共通点というか、そういうのが見えたので、なんか最初「奈良なんだ〜」と思って。納得〜って感じ。
京都で今度私が、伝統芸能をアップデートしていくプロジェクトをやってるんですけど、お能の最新作を発表するんですけど、その隣のギャラリーで、西陣だったり、箔職人だったり、いろんな日本の伝統工芸で素晴らしい人たちと一緒になにか現代アートにかえたものを発表しようかなと思って、それをこういま考えているところです。
清川あさみX伝統芸能プロジェクト「新古典楽し座」
異種の伝統芸能を組み合わせた文学的なアプローチで描く全く新しいアートパフォーマンス
・プロジェクトを発足した理由
なんかやっぱりこういろんな世界中行ってると、日本の技術とか食とかって、やっぱすごいなと思うんですよね。ちょっと超感覚的な。私の中ではすごくピーンと尖った先っぽの部分みたいな、日本の感覚ってあって。侘び寂びのこころもそうですけど、その感覚が日本の素晴らしさなんですけど、それを上手に伝えていく仕事として私たちはいるなと思うので、そういう意味ではなんかアーティストの仕事として、それをやっていきたいなと思ったって感じです。
●ENDRECHERIのミクスチャー感の由来
ナレーション:糸やビーズ、クリスタルなど、和洋さまざまな異素材をMIXさせて1つの作品を作り上げる彼女が、ENDRECHERIの中にもあるミクスチャー感の由来について分析。
同世代というか同い年(1979年生まれ)なんですけど、たぶん私たちの世代って、ちょうどインターネットとか情報化社会がすごく進んでいってる、始まった瞬間みたいなところだったので、たぶん、そのへんのなんか情報のバグみたいなものは、一緒というか感じやすいんじゃないかな〜と思うんですよね。時代が変わる瞬間を見てきてるので。たぶんそのへんで、たぶんすごく両方が共存するんじゃないかなと思います。
未来も今も、過去があるから今があるわけだし、今って、時代だったり、時空も超えて、どの時代かわからないくらい、むしろ人間って死ねないっていうか、人が亡くなったとしてもデータベースに自分たちのかたちが残ってるし、なんかそういう意味では、時間とか情報っていうのは、漂っていくんじゃないかなと思うんですよね。そういう意味では、その漂う感じは、意識されてるのかな、とか思うこともある。
●ENDRECHERIのモチーフ「三角」について
なんかね、意外と私とかも、アートワークでいちばん使わない形だったりするんですよね。なんだろう… 私はわりと有機的な線を描くことが多いんですけど、直線かすごいミニマムか、なんですけど、三角って一番難しいんですよ、形が。なんか絵の中に入れるのも。その難しさが、剛さんらしいな〜って思ったりしました(笑)
つ:めちゃくちゃうけてるやん(笑)
またすごくなんか色んな意味があるんだろうな〜っと思って。ピラミッドなのかな〜とか、最初いろいろ考えましたけど、奈良の鈴って聞いて、あ、すごい、らしいな〜って思って。素敵だと思いました。
(清川あさみさんは2009年の「美我空-ビガク〜my beautiful sky TOUR」で舞台オブジェ及び衣装製作を担当されました)
ENDRECHERI解体新書【4】
TAKUYA∞さん(UVERworld)
ナレーション:今年7月、日産スタジアムで2Daysのライブを開催する、いま絶大な人気を誇る滋賀県出身の6人組バンド、UVERworld。そのボーカル・TAKUYA∞が、ENDRECHERIの音楽を分析。
つ:そうか〜UVERworld、滋賀県かぁ〜
・ENDRECHERIについて
何曲も聴いたことある曲ありますけど、ぼくが好きなテイストは「MYND」ですね。
・「MYND」を好きな理由
ファンクって一言で言ってしまっていいのかちょっとわかんないんですけど、あのファンキーな感じが。音もまずかっこいいですし。あの曲大好きですね。
つ:めちゃめちゃクールやん
●ENDRECHERIの楽曲を聴いて
いやほんと、自分の好きなことをやられてるな、っていうのが如実にわかる音楽って、やっぱ僕たちも聴いてて気持ちいいし、僕たちもそういうものを作っていいきたいっていう気持ちで音楽を作ってるんで、それはすごく伝わる楽曲たちと歌詩だな〜って思って聴いてますね。
つ:UVERworldもかっこいい曲多いもんな〜
●ENDRECHERIのサウンドについて
テレビ番組とかでも演奏されてるシーンって何度も見てるんですけど、ほんとにね、ミュージシャンが見て、しっかりよく見て聴いてやっとわかるようなテクニカルなことをさらっとやってるんで、これ普通の人わかんのかな?みたいな。そうなんか美味しいとこがもったいなさとかがいっぱい入ってる感じで。ま、それが良さなんですけど。ミュージシャンでも一瞬ぼーっと聴いてたら聞き逃しちゃうようなところでもテクニカルな部分が入ってて、聴いてて面白いですよね。
●ENDRECHERIのヴォーカルについて
昔から歌上手いっすもんね。歌上手い方ですもんね。
なんかいろいろその、彼がたくさんの才能を持った方ですけど、それと同時にいろんな試練も超えてこられたっていうのも僕も知ってますから、そこで歌にそのなんか歌詩に、重みっていうのが増してくるじゃないですか。その試練を受けてる人からすればたまったもんじゃないと思うんですけど、やっぱこっち側から見てると、それを乗り越えてまた歌われてる歌っていうのは、前とは違った聴こえ方がするっていうか。なんかそれこそ同じ世代で、今もこう第一線でやられてるっていうのは、いろんなもの乗り越えて。なんか自分もがんばりたいな〜って思いますね。
つ:あ〜うれしい。そっか、同い年か
●ミュージシャンが抱える葛藤について
僕たちも、デビュー当時とかに、自分たちが本当にやりたいものと、求められているものの、なんかちょっとズレと摩擦を感じていて。でもほんとに、いろんな人に愛されたかったし、結果も出したかったし、少し自分たちのやりたい音楽とは違ったものをやってた時期もあって。それのおかげで今があるっていうのは間違いなくあるんですけど、その当時はすごく辛かったんですよね。
でも、今となっては、その曲たちもすごく愛せるっていうか。なんかその…ENDLICHERI☆ENDLICHERIの跳ね方っていうか、本来の彼のパブリック・イメージからの飛び出し具合っていうのが、なんかひょっとしたら同じようなことを感じられてたのかな〜みたいな、そういう親近感を勝手に感じてはいましたけど。
今だからもうUVERworldも本当に、バンド組んで22年くらいですけど、ここ7〜8年ぐらいは本当にもう自分たちの好きなものをやれているので、
つ:あぁ〜いいですね…
なんかそれで離れていった人たちももちろんいるんですけど、それで好きになってくれた人たちもたくさんいるので、
つ:おんなじこと言ってる感じか…
そうですね、まだまだ自分たちのことを好きになってくれる人を増やしていきたいな、愛されたいなと思っていますけど
つ:いやぁ〜もう増やせるよ
まず一番に自分たちの好きなことをやろうっていうのを軸をおいてやってるって部分は、同じなんじゃないかなって思っています。
スタッフ:やっぱ聴いてて好きなことをやってるなっていうのはビシビシ感じますか?
普通、ここまで好きにできないですよね、絶対。KinKi Kidsっていう確固たる場所があるのでそこでしっかりとやるべきこと・求められてることをやってるからこそじゃないとできないことばっかりやってますよね。