LOVE FADERS
ENDRECHERI
2020.06.17 アルバム
作詩/作曲/プロデュース: 堂本剛
RAINBOW☆ENDLI9
「LOVE FADERS」Complete Edition デジタル配信中
Limited Edition A
JECR-0072/3
CD
DVD[約10分]
「CREPE」Music Clip & Making
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特別スリーブケース仕様
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12pブックレット
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先着購入特典: 堂本剛(画伯)直筆イラスト入りクリアファイル・・ち
Limited Edition B
JECR-0074/5
CD
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LOVE FADERS (inst)
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Everybody say love
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Butter
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MIX JUICE
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此れ 其れ
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CREPE
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Kun Kun Yeah ! 〜Muscle Commander〜
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AGE DRUNKER
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I'm just me
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Super miracle journey !!!
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FUNK 一途 BEASTS
DVD[約6分]
「Kun Kun Yeah ! 〜Muscle Commander〜」Music Clip & Training
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6Pブックレット
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先着購入特典: 堂本剛(画伯)直筆イラスト入りクリアファイル・きゅ
Original Edition
JECR-0076
CD
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LOVE FADERS (inst)
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Everybody say love
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FUNK 一途 BEASTS
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CREPE
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MIX JUICE
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Butter
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此れ 其れ
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Kun Kun Yeah ! 〜Muscle Commander〜
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AGE DRUNKER
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I'm just me
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Super miracle journey !!!
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16Pブックレット
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先着購入特典: 堂本剛(画伯)直筆イラスト入りクリアファイル・う
▶ REVIEWS
三宅正一さん 音楽と人.com
完全に振り切れている。今、日本の音楽土壌の中で、これほど活き活きと、さらには全方位に向けて開放的に、Pファンク=ジョージ・クリントンから引き継がれし流儀に則ったオーセンティックかつフューチャー・オリエンテッドなグルーヴを鳴らしている〈バンド〉は本当に稀有だ。その中心に堂本剛が立っている。これが、ENDRECHERIである。
ENDRECHERI「LOVE FADERS」はジャパニーズファンクの新たな到達点
ストリーミング配信を機に作品全容を振り返る
6月にCDとしてフィジカルリリースされた、ENDRECHERIの最新アルバム『LOVE FADERS』のダウンロード&ストリーミング配信が、9月16日から各音楽配信サービスにて解禁されている。これによって、もともと「Limited Edition A」「Limited Edition B」「Original Edition」の3種類(曲順、ボーナストラックが異なる)でリリースされていた全16曲が一気に聴けるようになり、『LOVE FADERS(Complete Edition)』として作品の全貌がよりわかりやすくなった。スタート当初から「FUNK」というキーワードを掲げてワン&オンリーなジャパニーズファンクを追い求めてきた、これは一つの到着点。コロナ禍の暗闇をぶち破ってリスナーの魂を遥か宇宙まで投げ飛ばす、ENDRECHERIファンクの集大成といってもいいかもしれない。
スペイシーな浮遊感覚いっぱいのインスト「LOVE FADERS」で幕を開けるセットリストの、序盤の聴きどころはまず「Everybody say love」。古き良きジャズ・フュージョンのエッセンスをたっぷり盛り込んだ派手なディストーションギターのソロと、ストイックなディスコビートとスローパートが交互に現れる構成が秀逸で、心地よくリズムに乗ったボーカルも実にスムーズ。手数の多いスリリングなドラミングに乗せたご機嫌なラップが聴ける「FUNK 一途 BEASTS」を経て、ブラスセクションを大々的にフィーチャーした「CREPE」の、ねばっこいグルーブでぐいぐい押しまくる快感は圧巻だ。おそらくライブを意識したのだろう、序盤はアタックの強い曲を連ねて一気に突っ走る。
そして中盤には意表を突く変化球を含め、遊び心たっぷりの曲が次々と現れる。ちょっぴり80年代中期のプリンスっぽい隙間の多いグルーブが印象的な「MIX JUICE」を経て、暗くうねる1コードファンクの「Butter」ではシンプルなリフの繰り返しがじわじわと熱気を帯び、エロさ満点のリードギターがボーカル以上の説得力で大胆に迫りくる。そうかと思えば「此れ 其れ」はアルバムの中で最もキャッチーでメロディアスな歌ものとなっており、力強いブラスセクションのサポートを受けながら、色気あるファルセットのフェイクがばっちり決まる。インタールード的な「Kun Kun Yeah! ~Muscle Commander~」からの「AGE DRUNKER」は、またも気合の入った歌もので、ばりばりのスラップベースやうねうねのシンセに彩られながら〈君 救う為に 生まれてきたんだよ〉と力強く歌いかける。そして思い切りスロー&メロウな「I’m just me」へ、1曲ごとに緩急をつけながらディープな場所へとリスナーを連れてゆく。ストリーミングとはいえこのあたりは曲順通りに聴いてもらうほうが、ENDRECHERIの意図したものが伝わりやすいことは間違いない。
イントロからド派手なシンセのリフが炸裂する「Super miracle journey!!!」は、いわばアルバムのクライマックスへ向けたきっかけの1曲で、「このビートはまだまだ続くんだ」という宣言が頼もしい。「Wedding Funk」も力強いグルーブが引っ張る曲で、ファンクといえどもロック的な高揚感が勝り、ちょっと70年代中期のデヴィッド・ボウイを思わせるニュアンスも感じる。そして「Oh…」は、ボーカリスト堂本剛のソウル・ファンクへの傾倒をリスペクトするしかない、気合みなぎるソウルシンガーぶりを楽しもう。そして「あなたへ生まれ変われる今日を」は、どこかにスティーリー・ダンの香りを感じるハイセンスな曲調の中でしっとり歌う、こんな穏やかな一面もあるのだと納得する。どちらかといえばサウンド志向と言えるENDRECHERIだが、やはり歌が中心にあることは間違いない。
そしてクール&軽やかな1コードファンク「Excuse me I’m Honey」を経て、こちらも1コードだがより重くねばっこい「Bubble dancer」の心地よいスリルと混沌を感じながら、全16曲のセットリストは完結する。全体的にスペイシーな浮遊感覚とストイックなグルーブ、生演奏と打ち込み、メロディアスな歌ものの楽しさと1コードの快感など、バランスとアンバランスの釣り合いを取りながら精密に組み立てられているため、70分近い長尺作品だが長いとは感じない。
ENDRECHERIのアイデンティティを今一度確かめ直した『LOVE FADERS』の向こうには、アルバムジャケットのように広大でポップな宇宙空間が広がっているはずだ。さあここから、ようこそ、はじめまして、ENDRECHERIの世界へ。
「あなたへ生まれ変われる今日を」の歌詞は、なんだか示唆的である。もちろん、何を歌ったものなのかは堂本のみぞ知るところ。しかし、〈あなたを傷つけてばかり〉の〈馬鹿〉で〈弱い僕ら〉とは人類で、〈僕〉が憧れる神々しい〈あなた〉とは母なる地球、あるいはそれを抱擁する宇宙であるかのように思える。
ところで、最近読んだ劉慈欣のSF小説「三体II 黒暗森林」では、地球の出来事なんて宇宙規模で見ればほんの些細なことだ、ということが繰り返し語られていた。しかし人類は、些末なことにこだわって宇宙規模の危機に対処できない。結末は人類の〈愛〉に深く関わっているものの、読んでいる間は〈木を見て森を見ず〉な人類の愚かしさばかりが気になった。もとは2008年に書かれた本であるのに、まるで2020年の世界/社会を描いているかのように思えた。
「あなたへ生まれ変われる今日を」で締め括られ、宇宙規模の愛を歌うENDRECHERIの『LOVE FADERS』も、「三体」と似たことをテーマにしているように思えてならない。いまこの世界にあるさまざまな問題は、宇宙規模で見れば大したことのないもの。それなのに、どうして争いや差別はなくならないのだろうか。それらを乗り越えるために、いまこそ宇宙規模の想像力でもって愛のフェーダーを上げよう――ENDRECHERIは、『LOVE FADERS』でそんなことを歌っているかのようだ。
COMA-CHIさん/音楽と人2020年7月号
堂本剛という生命体の歩んできた人生の厚みと、支える仲間たちの愛が詰まった作品。
吉岡正晴さん/音楽と人2020年7月号
うねりのあるファンク・リズムに身を委ねるということは時代を超えて人間の本質的な核にある性質だ。そこに火をつけるENDRECHERIは、21世紀のファンク超核弾頭だ。
Turbang “chada” Jrさん/音楽と人2020年7月号
ENDRECHERIの音楽とは、世界最古の洞窟壁画のように誰の模倣でもない唯一無二の「愛と創造」の産物なのだ。
大林亮三さん (SANABAGUN.)/音楽と人2020年7月号
最高です。こんなバンド本当に夢がありすぎる。FUNKで世界を救ってください。
ハマ・オカモトさん/音楽と人2020年7月号
ファンクは、真面目にふざける事がとても重要な音楽だと思うのだが、これをまっすぐ体現できる人は、本当に限られている。
石井恵梨子さん/音楽と人2020年7月号
遠慮会釈なく突き抜けてる。不寛容な日本を飛び越えて宇宙空間に向かうファンク魂。
ENDRECHERIの新譜、素晴らしいですね。複雑に絡み合った知恵の輪を解きほぐすと名リフがわらわら湧いてくるような音楽で、伝統的なファンク形式を引き継いでいるようでいて内部構造は奇妙で新しい。アルバムの構成も良く何度聴いても楽しめる。バンドの個性確立を謳い上げる記念碑的傑作だと思います。
ビートやアレンジはやはりGakushiの貢献が大きそう。最初は「確かな手応えがあるけどやや地味な印象もあるな」と思っていたのですが、その筆頭だった「Super miracle journey!!!」をイヤホンで聴いて左チャンネル鍵盤リフの素晴らしさに驚愕→他曲も含め面白い細部をどんどん発見していった次第です。
近年のビートにしっかり対応している&それを元文脈からあえて離して変な活かし方をしているというのもさることながら、「リフを組み合わせてラージアンサンブルを作る」伝統的ファンク形式のもとで作編曲革新をしているような箇所があるのが本当に凄い。ジャンルの名盤群とあわせて聴き込みたいです。
複雑に絡み合った知恵の輪を解きほぐすと名リフがわらわら湧いてくるような音楽。過去作と異なるのは、その外観自体が面白い形をしていることがわりとはっきり伝わってくること、そしてその上での個々のリフの出来も数段上(というかこれは外観の面白さと分かち難く直結するかも)良いことは一聴した時点でわかるが、その上で細部を聴くほどにに手応えが増していく。
2018年のサマーソニック出演で存在を知りそこから約2年かけて全作品を聴いてきた自分の印象は「アンサンブルの強度やグルーヴ表現力は世界的にも超一流だけれども作編曲に関してはオーソドックスなファンク形式を尊重しすぎていて個性を飛び立たせきることができていない、それが実にもどかしい」という感じだったのだが、本作ではその問題がほとんど解消されているように思う。伝統的ファンクを意識している部分はやはり多いけれども一聴して確かな個性があることが伝わるようになっているし、聴き込んでいくと面白く強力なフレーズが次々に見えてきてその都度唸らされる。複雑に絡み合った知恵の輪を解きほぐすと名リフがわらわら湧いてくるような音楽で、それがこの超強力なバンドや堂本剛の素晴らしいボーカル(過去作の時点で唯一無二性が備わっていたのはこの声があったから)により具現化されるのだからもうたまらない。「P-FUNKやプリンスみたいなことやっていて大したもんだ」みたいな妙な上から目線(こういうのを見るたびに「アイドルを舐めんじゃねえ」と思う)を捨てて語られるべき傑作です。
▶ NEWS
2020年6月29日付(集計期間:2020年6月15日~6月21日)の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”で、ENDRECHERIの『LOVE FADERS』が総合首位を獲得した。
堂本剛のプロジェクト・ENDRECHERI、「アルバム1位通算獲得作品数」記録が男性ソロ歴代3位タイに
堂本剛のプロジェクト・ENDRECHERI(エンドリケリー)の最新アルバム『LOVE FADERS』(ラブフェーダーズ)が6月23日発表の最新「オリコン週間アルバムランキング」で初登場1位を獲得。堂本剛のプロジェクト作品のアルバム1位獲得は、2012/4/23付の『shamanippon -ラカチノトヒ-』から8作連続、通算11作目となり、歴代5位タイだった「アルバム1位通算獲得作品数」記録を、山下達郎、福山雅治と並ぶ男性ソロアーティスト歴代3位タイとした。男性ソロ歴代1位は長渕剛、氷室京介の通算12作。
ENDRECHERI新アルバム「LOVEFADERS」6・17発売 過去3タイトルデジタル配信決定
ENDRECHERI、さまざまな惑星たちと愛のフェーダーをあげるファンク・アルバム完成
ENDRECHERI、新ALリリース&過去作3タイトル配信決定
ENDRECHERI(堂本剛)6月にニューアルバム発売&過去作をデジタル解禁
堂本 剛ソロプロジェクトENDRECHERI、アルバム『LOVE FADERS』発売 過去作サブスク配信もスタート
ENDRECHERI 公式サイト NEWS
▲ENDRECHERI new album「LOVE FADERS」2020.06.17 Release
◆堂本剛 – Sound Produce, Arrangement, Programming, Guitar, Bass, Piano
◆Gakushi - Arrangement, Programming, Keyboards, Horn Arrangement, TalkBox
◆竹内朋康 - Arrangement, Programing, Guitar
◆十川ともじ - Arrangement, Programming, Keyboards
◆マサ小浜 - Guitar
◆鈴木渉 – Bass
◆SOKUASI - Bass
◆Duttch – Drums
◆白根佳尚 – Drums
◆Kenny Mosley - Drums
◆TIGER - Chorus
◆稲泉りん – Chorus
◆Luis Valle – Trumpet
◆SASUKE - Trombone, Horn Arrangment
◆かわ島崇文 - Sax
◆Mr. Who - Rap, Chorus
◆Mr. Ooo!! - Chorus
◆Mr. Rice - SE Voice
■Produced by
堂本剛
■Recorded by
福田聡
川本ゴン太
杉本哲哉
■Studios
prime sound studio form.
prime sound studio
avex studio azabu
Aobadai Studio
■Mastered by
Ted Jensen (Sterling Sound, Nashville)
■Recording Coordination
井田亜紀子(デイブレイクワークス)
■English Teacher
Olivia Burrell