平安神宮LIVE 2018
テーマ「自分を愛することの難しさ、そして大切さ」
2018年8月31日〜9月2日(3公演)
◆メンバー
Key
十川ともじ
Gakushi
Dr
屋敷豪太
Gt
竹内朋康
佐藤タイジ
Ba
鈴木渉
Per
スティーヴエトウ
Tb
SASUKE
Tp
Luis Valle
Sax
かわ島崇文(8/31, 9/1)
栗原健(9/2)
Cho
稲泉りん
Tiger
平岡恵子
Olivia Burrell
◆セットリスト
HYBRID FUNK
宗流Power
Believe in intuition...
去な宇宙
Rootu
空が泣くから
いとのとち
Be grateful
Rainbow gradation
SESSION
平安神宮さんでは、自分を愛することの大切さとそして難しさというものをテーマにし、そしてその果てに人を愛するということが本当にもっと難しいことである、そういうテーマにしたんです。
今回は水の演出をスタッフがしたいということだったので。後ろは20m上がる噴水で、手前は10〜7くらいのレベルにしたりとか色々調整して。筒状の噴水が何本もあるというようなイメージなので、マニュアル操作もできますし、打ち込んでやることもできるんですけど、僕らは基本的にクリックってやつを聞いて演奏することが少ないので、噴水も、その場で音を聞きながら、VJ(visual jockey)みたいな感じで噴水を操るっていう状況でした。平安神宮さん側で了承してくださったのでできることで、非常に感謝したいなと思います。今回、スタッフがやりたかったことも叶えてくださったので、スタッフにとっても有意義なライブになったんじゃないかなと思うんです。
ずっとライブでお世話になっていた宮司さんが天に昇られて。僕自身は(前年突発性難聴で入院して)退院してから、どのイベントも自分の意思としては「出たい」というのが、当たり前ですけどあったんです。ただ、退院してすぐには、これだったらできるけど、ここを求められてもできない、その「できない」っていう分量も多かったです。今年、新しく宮司さんになられた方と、亡くなられた宮司さんのお話をしたりして、周りが去年の僕の意思を尊重してくれていたとしたら、最後に宮司さんとお会いできていたのかな、と思ったり。そういうようなことを考えれば考えるほど、悔やまれるというか、切ないなぁという思いがちょっとあった。そんな今年の平安神宮さんだったんですよね。
平安神宮さんで毎年のようにライブをさせていただけるっていうようなことは本来は難しいんだよって、京都に住んでらっしゃる方とかも色々お話されることが多いようで、ファンの人が耳にされることも多いようですが、亡くなられた宮司さんをはじめとして、平安神宮の皆さんが本当に快く、色々なことを手助けしてくださっているおかげで、今年もこうしてライブ、ステージに、立たせていただきました。本当にありがとうございました。