平安神宮 奉納演奏
2020.9.26 配信
(見逃し配信 2020.9.29まで)

セットリスト

ヒトツ (2014)

HYBRID FUNK (2018)

MusiClimber (2018)

愛 get 暴動 世界!!! (2008)

AGE DRUNKER (2020)

White DRAGON (2007)

Believe in intuition... ENDRE ver. (2019)

命のことづけ (2014DVD ヒトツ)

SESSION

歌詩はオリジナルのものとは変えて歌ったものが多くありました。この奉納演奏にこめた祈りが伝わってくるフレーズでした。

バンドメンバー

 

Vo, Ba, Gt, Key

堂本剛

Key

十川ともじ

Gakushi

Gt

竹内朋康

小林“Bobsan”直一

Ba

鈴木渉

Dr

DUTTCH

白根佳尚

Per

スティーヴエトウ

Tb

SASUKE

Tp

Luis Valle

Sax

かわ島崇文

Cho

Katsu Shijima

Tiger

稲泉りん

Olivia Burrell

チケット.png

📀DVD/Blu-ray

平安神宮 奉納演奏 二〇二〇」2021.10.13リリース

 

🔶REVIEW by 音楽文(遊子さん)

堂本剛 平安神宮奉納演奏に込めた祈り〜人類は争うことをやめられるだろうか

まるで一篇の映画を観ているようでもあり、平安神宮に集った神々の現世に生きる人々への想いを具現化した祭事を覗き見しているようでもあった。

🔷堂本剛とFashion & Music Book 2020.9.19より

日本の方はもちろんですが、海外の方々にもたくさん見ていただきたいなと思う、そういう奉納演奏でございます。この奉納演奏の中でも、「僕が君であり、君が僕である」という、「ヒトツなんだよ」という、その想いをこの時代に向けて放つ、その時間を神様に寄り添っていただきながら過ごしました。そして世の中がヒトツになるようにという想いを、神様に奉納させていただき、そして今のこの時代を生きてる人間の一人の、その想いを神様に聴いて頂きながら奉納させていただいて、寄り添っていただいている果てに、神様のお力もお借りして、たくさんの方々のお心に届いていくようにという、そういう一心で、無となって、まっすぐに過ごさせていただきました。

いろいろなお話し合いを数回に渡りさせていただきながら、最初のほうから平安神宮さんがぜひいらして下さいという風におっしゃってくださって、そこから物事が動いていったわけですが、こういう状況ですから、様々なこと、懸念される部分というものを1つ1つクリアしていきながら、実現させていただいた、そういう時間です。この度ご協力くださった、お気持ちをつないでくださった、時間をつなげてくださった平安神宮さんの全ての方々、そして神様に、本当に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

この時間をいただいたことによって、自分の仲間もそうですし、本当に、今を生きているという、その理解を、深く感じながら、みんなで過ごせたらなというふうに思います。こういう時間をつなげてくださったからこそ、メッセージ、想い、心、そういうものが、欲無くというか、本当に自然体のままでそこで放たれた感じがした、そんな時間でしたので、純粋無垢な波動というかそれを皆さんに感じ取っていただけるかなというふうに思っていますので、たくさんの方々に見ていただければなと思います。

今年で10回目の奉納演奏になりますので、いろいろな思いもありまして、本当に、無のまま、純粋無垢に立たせていただきましたので、ぜひたくさんの人につなげていただければ嬉しいなというふうに思います。

🔷堂本剛とFashion & Music Book 2020.10.17より

先日ご縁を頂きまして無事に配信させて頂きました平安神宮さんの奉納演奏、こちらを見て頂きました方々からのご感想なども頂いております。

ドイツ在住のともみさん

「剛くんこんばんは。平安神宮奉納演奏をたった今見終えたところです。奉納演奏を見るのは今回が初めてでした。音楽と水と火と光の競演に圧倒され、あっという間でした。なにか剛くんを中心とした小宇宙を見ているような、そして私たちもこの宇宙の一部なんだと思えてくる不思議な時間を体験できたように感じました。平安神宮という神域で、蝉の声・虫の音・雲・夕焼け・空・月と自然と共に、剛くんが神様に純粋な想いを送り届けようとしている、皆が争わず幸せにいられるように、たった一度のこの地球での人生なんだと、音楽も全てがただただ素晴らしかったです。今年は奉納演奏が始まって節目の10年目ということですが、このタイミングでコロナが流行ったことだからオンラインでの配信となったこと、全てが必然の出来事のようにも思います。今だからこそもっとたくさんの人に剛くんの想いを音楽を届けられたのではないでしょうか。私は長くドイツで暮らしているので、なかなか日本で剛くんのライブには行けません。コロナは嬉しくないけれども、こんな形で憧れだった奉納演奏を見ることが出来たことが、本当に幸せです。参拝する剛くんの姿から、蒸し暑いだろうけれど、懐かしい日本、京都の空気・匂い・音も感じられて、それも含めて今を感じられました。遠い海の向こうで剛くんの作る音楽に明日も頑張ろうと励まされている人間がいることを伝えたくてメールしました。本当は CD もリアルタイムで買いたいけれど、なかなかそうもいかないので、配信サービスが始まったことも嬉しいです。さらにはラジオも海外で聞けたらと思います。剛くんもお体ご自愛ください。」

本当ですね。ラジオもまあ日本語になっちゃうからどうすればいいのかなっていうのはあるけど、でも本当に海外に住みながら応援してくださっている方々が代表者となって、色んな方々に僕の音楽とか僕の音楽の中で軸にして大切にしてる想いというか、それを何か伝えてもらえたらすごく嬉しいなと思います。

 

やはり今では、こういう繋がり方が会社も普通になりましたけれども、今までで考えると、もう一生ないことだと思って過ごしてたぐらいのことですから。なので、こうして海外の方と繋がるという今になって思うことは、自分は自分の生まれた場所を愛する・国を愛するという純粋な想い、そしてこの一度きりの人生の中で、出会ったたくさんの方々とのご縁、それを素直に純粋に大切にしながら生きていくという、ただそれだけなんですけれども。

 

やはり、どんな人も自分の国を愛する気持ちもあれば、違う国のカルチャーに憧れたり真似してみたいなと思ったり、取り入れてみたいなと思うこと、色々あると思うんですよね。それは全然いいことだなと思うし、世界平和のひとつだと思います。それもね。ただ、自分が奈良で生まれたっていうのもあったので、自分の故郷を勉強していくうちに、日本人の心というものに触れ、その中から愛というものを学び、それを音楽、あるいは照明・衣装・演出としていろいろ表現していくっていうことをやってきている、色濃くやっている部分もあるし、それをそこまで色濃くやっていない部分っていうのもあるんですけれども。

 

色濃くやっている部分を海外の人が見てくれた時には、日本の方からのリアクションよりまた大きいリアクションが返ってくるなという印象が、10年前ぐらいとかやっぱりあったけど、今は、よりこのコロナ禍というのもあるので、引っかかってくれる人は多いように思います。

 

その人生が一度きりであるということだったり、傷つけ合わなくとも僕らは死んでいくということだったり、人生っていうものが誰も本当に同じ話、儚いストーリーだよねっていうことは。この当たり前なことをやっぱりクリエーションしていくと、何て言うのかな、ちょっと小難しい人って思われたり、何て言ったらいいのかな、あまりストレートに受け取られる印象がずっとないですね。

でも、これだけコロナ禍の中で皆さんが、色々な自分の声も含めて聞く毎日を過ごしたことによって、僕が昔から言っているようなメッセージと言うかテーマというものは、伝わりやすくなってるのかなと思ったりする部分もありますけれども。これからも、そういうテーマっていうものは自分の中でしっかりと守って、色々な方々に届けられるように、そして、こういういま世界の方々と繋がれるという状況がありますので、今後作っていく音楽っていうものがまた一層変わっていくとは思います。

 

その軽やかに、そして煌びやかにこう変わっていく自分の音楽みたいなものを、自分はちょっと楽しみにしながら、また作っていけたらなーっていう風に思ったりしています。本当に、海の向こうで自分のこと応援してくださってる方々がいるという認識はしておりますけれども、こうして改めて綴って頂けたことによって、よりまた深く理解できて本当幸せな気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

 

今年の2020年平安神宮さんでの奉納演奏、コロナ禍ということもありましたので、オンライン配信という形で皆さんに見ていただきました。今年は無観客ということでございまして、平安神宮さん全てを使わせていただきながら、平安神宮さんと何度もお話し合いをさせて頂きながら、色々な表現、発信というものを確認し合いながらやらさせていただきました。

 

もちろん毎年そうさせて頂いておりますが、今年はより一層色々なお話しさせて頂きながら、挑ませていただきました。その結果、僕自身も今までにない、何て言ったらいいのかな、その感情というか心というか想いというか、それが一番研ぎ澄まされていたようには思います。

 

今までがそうではなかったということじゃないんですが、やはり色々なこの時代変動という果てにあった時間ですので、その変動という揺れに対して、揺らぐことなく凛と立っていたいという、なんかそういう思いが強かったのか、すごく研ぎ澄まされた感じであそこに立っていたなぁという感じがいたします。感想頂いておりますので続けて読まさせて頂き、そして後で色々とお話しさせていただこうと思います。

マイコロさん

「大阪府から初めてのメールを送っています。語彙力がなくこのパンクした思いを伝えきれる自信もなく、今まで何度もメールを打ってはうまくまとまらず、メールを保存してを繰り返していましたが、今回こそは送らせてください。先日、平安神宮の奉納演奏を見させていただきました。剛くんの音楽リズムを取る動きにキュンとなりながら、一音一音を大切にされているんやなあと感じられる歌声に癒されました。ただ、今回の演奏は、癒されるだけではなく、最後の国際感溢れる異国のメロディーに剛くんのFUNKを感じ、世界の平和を祈る剛くんの世界への愛が画面越しに伝わってきて、凄く凄く感動し、改めて、剛くんの価値観やその表現力に1回目は圧倒されました。その後、何度か見させてもらいましたが、何度見ても素晴らしく、私はもっと広く愛の視野を広げて生きていけるようになりたいと改めて思いました。剛くんはいつも、僕も同じ人間だからと話されていますが、剛くんの作品を見たり聞いたりすると、沁みわたるものが多すぎて素晴らしすぎて、実は何だかすごく遠くに感じてしまうこともあります。でも、今回の演奏の最後のセッションのところで、剛くんの横顔、汗をかきながら演奏されている姿に人間らしさをすごく感じ、剛くんも同じ人間なんやなと実感して、私もこんなふうに、人や世界をやさしい気持ちで感じて考えて行動する生き方をしたいと強く思ったんです。剛くんの歌声と音楽、皆様の演奏、演出、全て合わせて記憶に刻まれた素晴らしい作品でした。いろんなものを乗り越えてこられ、ファンのために頑張ってくれている剛くん、この作品に関わられた全ての皆様に感謝してます。このご時世大変な状況下で本当にありがとうございました。」

1ビートさん

「剛さん、はじめまして、私はアメリカに住んでいる韓国人のファンです。今回、平安神宮奉納演奏のオンライン配信ありがとうございました。配信をしてくださったおかげで、太平洋の向こう側でも剛さんの優しくて素晴らしい感動的な奉納演奏を見ることができました。マイクを握ってから始まった剛さんの美しい声を聞いた瞬間、ラジオやブログを通して伝えてくださった今の時代に対する悲しみや辛さ、それを克服するための人々への愛と優しさの想いと話を思い出しました。また、キーボードの音がバンドネオンのように聞こえてると思った後、次々と出てくる世界のいろいろな音楽とともに、今年報道された各国のニュース等が浮かび、私も奉納演奏を見ながら1日も早くこの事態が安定するようにと祈りました。剛さんが聞かせてくださったゴスペルを使った東洋と西洋の調和みたいに、そしてその他の全世界がひとつになった音楽のように、世界の人たちがひとつになって安定した生活を過ごせるようにと望んでいます。コロナで色々と難しい状態で剛さんファンの皆さん、私のような海外にいるファンの皆さんへ最高のプレゼントになったライブだったと思います。また日本に行って剛さんのライブに行くことを楽しみにしながら、優しくて強い心を忘れずに過ごしていきます。剛さんもどうぞお大事になさってください。いつもありがとうございます。」

ゆきさん

「平安神宮奉納演奏の配信ライブをリアルタイムで拝見しました。実は私事ですが、去年の年末に母を亡くしました。結婚して24年前に、主人の仕事の都合で生まれ故郷の京都を離れ、今は富山県に住んでます。京都は近いようで遠く、なかなか帰省できなかったのですが、このところ毎年剛さんの平安神宮ライブの時には京都の両親の元に帰っていました。父を7年前に亡くし、去年の年末に母を亡くしたため、本当ならこの夏初めてのお盆にお墓参りに行きたかったのですが、このコロナ禍でそれも叶わず、そんなおり、今回の奉納演奏の冒頭で、剛さんが平安神宮さんの本殿にお参りをしている姿を見て、一緒に手を合わせ心の中で母を思うことができました。平安神宮さんの本殿や境内を映像で拝見し、まるで京都に帰っているような気持ちになりました。本殿前で歌われた「ヒ ト ツ」、剛さんの思いや優しさに涙が溢れました。そこからの歌も演奏も演出もまさしく圧巻で素晴らしかったのですが、特に最新アルバムの「LOVE FADERS」から大好きな「AGE DRUNKER」を歌ってくださったことが嬉しかったです。私は剛さんの曲をカラオケで歌うことが趣味の一つですが、覚えたての「AGE DRUNKER」を歌う剛さんが見れてよかった。歌詩の「生きるとは 死に向かうって 儚い 誰もの 物語り(ストーリー)よ」という言葉に、また母のことを想い、自分もまたこれからの人生をしっかり生きていかなくてはなと思いました。本当に素敵な時間をありがとうございました。ずっと応援しています。」


本当に皆さん、いろんな想いの中、奉納演奏を見届けてくださったんだなという風に思っています。毎年奉納演奏させて頂く前と、そして奉納演奏させて頂いた後に、神様にご挨拶に行きます。今までは皆さんにお見せしていなかった、その神様に対してご挨拶させて頂いているその自分の姿を、皆さんにお届けしてもよろしいですか、ということだったり、そういう細かな確認を取らさせて頂きながら、色々な場面を考えていき、そして自分はこの奉納演奏という思いを届けるためには、やはり画が大事だと思ったし、もちろん音も大事だと思ったんです。

 

そしてストーリー性も大事だと思って、なので今回はお客様いらっしゃらないということですから、カメラをこのように配置して、そしてこのような画を取ってください、ここは必ず押さえてください。そしてバンドメンバーにも意見をもらいながら、やはり皆さん2ヶ月以上仕事がないっていう状況を誰もが過ごしたりしていて、少しずつ仕事が戻ってくるけれども今まで通りにはいかない、そんなことをいろいろ皆さん繰り返してる中で決行した、その時間ですから。

 

リハーサルの時にも、色々な皆さんの意見を吸い上げて、世界の皆さんに日本から今の自分の心の色というものを皆で思い合いながら、その思い合った感情というものを神様に聞いてもらって、そして神様に後押ししてもらいながら、たくさんの人々に、自分たちがそこで奏でる愛を届けてもらう、そういう思いでやらさせて頂いたというところです。

 

不思議だったのが、やはり最初、スタッフもバンドメンバーも含めて、みんなで合同で宮司さんに来ていただき、祝詞をあげていただき神様にご挨拶する、というその一番最初の時ですね、その祝詞を読み上げた瞬間に雨が降ってきまして、そこからしばらく雨が止むのを待ちながら、そして奉納演奏させていただくという流れになったわけです。

 

「ヒトツ」という楽曲の「愛しているよと言えることを 奇跡 と 呼ぶのはどうしてなんだろう」という歌詩があるんですが、そこで雨が降ってきたのを覚えていまして。そして歌っていたとき気付かなかったんですが、映像の編集に行った時に、神殿の上で、そして神殿の左の横で、キーボードの演奏が鳴り止んだと同時に雷が光るという。

 

その前にも、「ヒトツ」という曲を歌う前に、祝詞的な自分のその純粋な気持ちをということで声にしてマイクに乗せた瞬間に、風が吹いてきたりとか。ただの風、ただの雨、ただの雷と感じる人もいるかもしれませんが、僕は神様の声と感じました。そしてそういう存在と共に奉納演奏をずっと続けたという感じです。お客様がいらっしゃらないぶん、その神事、神様とより深くつながりながらのその時間だったような気が致します。

 

自分も初めての経験ですね。今まではお客さんに来ていただいている中での奉納演奏っていう形をとっていましたから、神様とよりお客様がいない環境の中で繋がりながら過ごしたという、この奉納演奏というのは、この節目の10回目という所で経験させていただけたこと、これは本当に感謝してもしきれません。

 

本当に協力して下さった全ての皆さんのお心があって実現したわけですから、今回のこの奉納演奏というものは、こういった神様そして仏様と共に生活してらっしゃる方々にも見てもらいたいし、世界各国のアーティスト、そして芸術に関わっていらっしゃる方々、医療を支える方々にも本当に見てもらいたいなと思ってました。配信はもう終わってしまったんですが、どれぐらいの方々に見てもらえてたのかなぁっていうのがありますけれども、たくさんの人に届いていることを願って。

 

海を渡って行ったことも、こうしてお便りいただいて、たくさんの人に見てもらえたんだなという風な喜びをあります。配信になると、すごく大変な事をもちろんあります。みなさんと会えないという寂しさはありますけれども。でも海を渡ったというこの現実がありますけれども、病院にいらっしゃってライブに来れない方々だったり、あるいは心に病があって人が大勢いるところに行くと不安になっちゃったり、移動してる最中に不安な気持ちになったりして動けないとか、いろんな悩みを抱えて痛みと共に生きている人たちがたくさんいる。こんな今であって、それをまた声にできるそんな今ですから、そういう人たちが、ライブ会場じゃなくても、この配信という形であればライブを見れるっていうのは、すごく勇気を与えられるんじゃないかなとも思ったりもしたので、配信というのは色々と不便な部分あるんですけれども、システム上難しいとか色んな事あるんですけれども、こういう形になることで、行きたいんだけれどもいけないという方々に対しても、僕は良かったと思っています。皆さん本当に想いの詰まったお言葉・お心、本当にありがとうございました。

 

🔶REVIEW by s.h.i.さん

許可を得て転載させていただきました。

s.h.i.さんの ツイッター ブログ

今日中ならアーカイブで観れる(チケット購入は22時まで)とのことなので滑り込みで鑑賞させていただきます。

 

メロディアスな歌唱とラップを謡い的なフロウ経由で接続する素晴らしいボーカル、遅いBPMのもとで深い重心と高速ステップを両立する極上アンサンブルなど、昨年「こういうのが観たかった!」と痺れたのをそのまま提示してくれている感じ。間に合ってよかったしもっと早く買うべきだったと後悔します。

 

「HYBRID FUNK」も「MusiClimber」も原曲の基本進行を活かしつつ全然異なる超格好良いフレーズをぶちこみまくっていて「これは生で観たいよなああ」と思うのですが、その聴き取りやすさもステージを広くとる美しい演出も配信だから成立するわけで、これはこれで素晴らしいパッケージなのだと納得します。

「Believe in intuition…」なんかはアレンジはもちろん360°的ステージもあわせてPINK FLOYDのライヴ・アット・ポンペイに通じるものさえ感じられる。反復小節数などがそんなに決まっていなさそうでグルーヴの質も随時変化するアンサンブルにぴったり合わせる照明など演出担当の方も素晴らしいですね。

「命のことづけ」終盤のシャウト的絶唱でも柔らかく力を抜く配慮が常になされ、これは響きを豊かに保つ発声技術上の注意でもあるわけですが、それがあるからこそ聴き手を気疲れさせない雅な軽やかさが保たれ、それがファンク的なエグみと自然に混ざり絶妙な滋味が生まれているんだなと改めて実感します

最後の20分にわたるセッションは世界各地の音楽要素(フレーズなりリズム型なりグルーヴのタイプなり)を各人が提示し他メンバーが即座に対応する構成。スティーヴエトウをはじめあらゆる語法に対応可能な達人が揃っているからこそ可能な展開だし、過去の名演と比べても特に充実した内容だったのでは。

こういうのを楽しく集中し通してやってのける姿を観ると、ENDRECHERIというバンド全体としての可能性や底力のようなものが(垣間見える程度だとしても)よくわかるし、これほどのバンドを維持している堂本剛の人間としての力にも唸らされる。このメンバーなら本当にどこにでも行けそうですね。

 

70分という尺はやや短めかと最初は思いましたが、昨年のからMC時間を引いたらそこまで変わらない気もするし、単独の映像作品として丁度いいボリューム感に完成されていたのではないかと思います。ステージセット等も含め普通のライヴをやる以上の手がかかっていそうだし、これで¥5500なら納得ですね。

観通してからすぐに最初からリピートしている配信ライヴは個人的にはこれが初めて(70分というほどよい尺なのも大きいか)。「格好良すぎて笑ってしまう」場面も何度もあったしできれば単独の映像作品としてリリースしてほしいですね。 [ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE 10/13㈫ 20:00 生配信] も間違いなく良いだろうしぜひ観たいものです。

それにしても聴力障害があると言われても到底信じられない素晴らしい歌唱だし(これは音程を揺らす箇所も重要な要素として活用するラップ的でもあるフレージングなのも大きいか)、そういえば優れたダンサーでもあるんだよなと気付かされる美しい舞も凄い。本当に得難いフロントマンだよなと思います。