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ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE 2020
2020年10月13日 生配信

◆DATE & TIME

Johnny's net online

20:00〜24:04 (244min.)

◆TICKET

販売期間

9/29㈫18:00〜10/13㈫20:30

◆Digest Movie

◆メンバー

メンバーの呟きまとめ

Vo Gt Ba Key

 堂本剛

Key

 十川ともじ

 Gakushi

Gt

 竹内朋康

 小林“Bobsan"直一

Ba

 森多聞

Dr

 DUTTCH

 岸田容男

Per

 スティーヴエトウ

Tb

 SASUKE

Tp

 小澤篤士

Sax

 かわ島崇文

Cho

 TIGER
 平岡恵子
 稲泉りん

ダンサー
 SAYA YAMAMARU
 NanA Maeda

◆SETLIST

(曲名と曲順は「音楽と人」2020年12月号より)

青字はレポ有り)


01. FUNK TRON
02. Crystal light
03. Everybody say love
04. White DRAGON
05. AGE DRUNKER ~ MusiClimber
06. 愛 get 暴動 世界!!!


〈換気タイム① 20:27-47〉

07. CREPE
08. 4 10 cake ~ Super miracle journey!!!
09. Butter【Gt】
10. FUNK 一途 BEASTS

11. VAMP
12. Heki


〈換気タイム② 21:09-29〉

13. 舌VENOM【𖡿とVo】
14. Believe in intuition… ENDRE ver.【Ba→Key】
15. Say Anything
16. 音楽を終わらせよう HEIAN ver.【Key】

17. 火水

〈換気タイム③ 21:58-22:18〉

18. HYBRID FUNK
19. 宗流Power
20. HYBRID ALIEN - Love is the key

21. Kun Kun Yeah ! 〜Muscle Commander〜
22. Blue Berry(ジャンプタイム!
23. これだけの日を跨いで来たのだから
24. Wedding funk


〈換気タイム④ 23:10-30〉

TALK(レポはこのページ↓🔶)
SESSION【Gt】

最後の短いTALK

◆GOODS

Johnny's shop ONLINE STORE

販売期間 10/1㈭〜31㈯

Tシャツ ¥3,000

スポーツタオル ¥2,000

Butter CAP ¥3,000

バックパック ¥6,500

サンカクウォーターウェイト ¥5,000

サンカクタイマー ¥2,500

トラベルセット ¥2,000

クレープブランケット ¥4,000

サンカクライト ¥2,000

ENDRE FASHION MASK ¥1,800

🔶セッション前のトーク〈換気タイム④〉

  その他のレポこちら

(ソファーに座っている剛さん)
(スタッフさんに)あ、もう来てます?
(BGMは『CEREPE』)

どうも。初めての配信なんで、ちょっとバタバタしたんですけど、今も来てるんか来てへんのかわからん感じで入ってすみません。

いろんな方々のご縁あって、ご協力あって、この日に繋がってるわけなんですけど。今、こういう状況ですから、本当はみなさんに会場に来ていただいて…と思ったんですけど。でも、こういう状況で、配信というかたちをとらせていただけるのであれば、世の中が落ち着いていたとしても、会場に来れない人とか来辛い人とか、いろんな方々も応援してくださってるので、こういう配信というかたちで、少しでも、会場に足を運び辛い人を含めて、色んな人に繋がる時間になればいいなと思って、いろいろ考えてやりました。

しょうもないことも、愛情込めてつくりましたし、意味がわからなかった人もいると思いますけど、説明するほどのものも作ってませんので、スルーしておいてもらったら大丈夫な世界ですので。腹抱えて笑った人もいるでしょうし、全く笑わなかった人もいると思うんですけど。

面白い・面白くないも含めまして、どうこう決める時代じゃないと思うんです、もうね。真ん中の話をしていこうっていう。だから、なにか1つのものを見たり聞いたり食べたり、なんでもいいですけど、して、それを「良い」とか「悪い」とか、評論するのに時間を使うよりかは「自分はやっぱり幸せだな」とか「楽しいな」とか、「大切な人や愛する人のためにどうやって生きていこう」みたいな事を、まっすぐに考えながら楽しく時を刻んでいく、みたいなのがやっぱいいよな、と思ったりして。

なので今日も、みんなの意見を色々つなげて、この配信に挑んだんですよ。すみません、配信の冒頭にちょっと過呼吸気味になったりとかしたんですけど、でも、配信だから、そういう姿もというか、そういうことも含めて伝えてしまえばいいしな、と思って伝えたりしながら。そして、メンバーのドラムのDUTTCHが、足の骨、指の骨を折ってるんですけどね、そんな中でも叩いてくれたりしてね。あとで強く、ソーシャルディスタンスハグを、熱い抱擁を、してあげようと思ってるんですけど。みんなが本当に一生懸命この日に向かって動いてくれていた、ということが沢山ありますんで、それを皆さんに、愛に変えて届けれたらなぁなんて思って、いろいろがんばっていたわけでございます。

今、このカメラのむこうにカメラマンの子がいるんですけど、この子も僕と誕生日一緒だったりとか、いろいろ不思議な縁が自分の周りに集まってきていて、そういう人たちに支えてもらって、見守られながらものづくりできるというのは、すごいやっぱり幸せだしね。僕のことをいつも支えてくれて、応援してくださってるファンのみなさんも、色んなかたち、かたちはどうであれ、なにかこう新しい繋がり方とか、そこになにかこう、「愛の色が見えるならば、何でもいいよ」っていうふうに、いつも言ってくれているような気がするので、今回配信というかたちになって、生(なま)ですよ、って話になったんで、収録だと、もっといろんなことできるかもしれないけど、生だから、いろんなアタフタも含めて、楽しくみんなにそのまんま届けれたらいいなと思って、今日は挑みました。

ちょっと初めてのことだったんで、ものすごく不思議でしたね。お客さんが目の前にいないということに関しては、あまり何も思わなかったんですよ。いい意味で、いらっしゃらなくてもいるから、という感じで僕はやってるから、あんまりそこは関係なかったけど。やっぱり皆さんENDRECHERIはお酒飲んでみたいなとか、昔からあって、でもライブのときにアルコールとか出せないなぁということで実現しなかったけど、こういう配信とかだったら、家でお酒飲みながらライブ見てもらえたりもするし。こういう「新しいかたちを手に入れた」という言い方も変ですけど、そこを、うまくつなげていけたら、皆さんにもまた違う楽しみもしてもらえるし、僕もなんかこんな感じでライブやるのもおもしろいなぁと思いますね。

配信であるからこそ、くだらない・しょうもないVTRも思いついちゃってるし。どうですか?自分で言うのもなんですけど、あんな変な筋トレした後に歌い上げます?普通。歌い上げてこっち浸ってるのに、最後にまたFUNKやったりとか、みんな大丈夫かな、脳みそ。「感情どこいってん?」ってなってないかな? でもそれがENDRECHERIだったりするから。でもそうすることで、「生きてるな」っていう実感もあるじゃないですか。今、「自分が生きてるな」ってことがとても大切なこと、今までも大切なことだと理解しているものだけど、より、そういう気持ちっていうものが、誰にもあると思うんです。音楽を通して、なんかこうリズムよくちゃんとつなげていく世界っていうのもあるけれど、ホントになんかもうメチャクチャ揺さぶれちゃう時間をライブで過ごすことによって、なんかこう、「あ、生きてるな」っていう、そういう感情になってもらえたらいいな、なんて思いながら、今回いろいろやったんですけど。

スタッフさんも、本当にね、一生懸命やってくれたので、それがまたうれしかったよね。みんなやっぱり、お仕事がなかなかスムーズに進まなかったり、再開しようと思ってもできなかったり、色んなことがあって。ミュージシャンも本当にそうですからね。半年以上仕事してない人とかいたりして。みんな本当に過酷な中やっていて。こういうイベントというものも、だからこそ力入れるってわけではないけれども、なんかやっぱり違う力がどうしても入っちゃうというか。

さっきの『これだけの日を跨いで来たのだから』という曲歌ってた時に、「悲惨な出来事なんてあるのが当たり前じゃない?」って言いながら、「悲惨な出来事なんてあるのが当たり前なのかな?」ってもう一度問いかけるシーンがあるけど、ああいう歌を歌ってても、感情が変に入ってっちゃって、いつもの自分の歌じゃない歌を歌ってしまってる瞬間がちょっとあったりしたけど、まぁいいか、っていうところだったり。

あと、皆さん気ににかけてくれてたみたいですけど、大きいスピーカーの外音(そとおと)を出してないので。ノイズキャンセルのついてるイヤホンを、スタッフさんが、これまた探してきてくれて、「ちょっと試してみませんか?」って言ってくらはって。それで試してみて、リハーサルでやってみたら、意外といけるかもな、と思って。で、ライブ会場でも、大きい音をドーンと出さずに、この辺(自分のすぐ近くの周囲を手で指しながら)の音で済ませていけばいけるかな?なんて思って。で、リハーサルして、あ、大丈夫だなってことで、今日、それにしたんですけど。

やっぱりね、ヘッドホンしてると、動く幅が減っちゃうんです、どうしても。ずれてきちゃうから。だから、なんかこうイヤホンにできたらいいけど、自分の耳がもつのかな…みたいなことも言いながら。で、こっち(左耳)に綿入れて、とかして、色々やって、試行錯誤してるんですけど。

でも、そういう試行錯誤するのも、やっぱりなんかこう「生きてるな」とも思うし。これからもめげずに、自分がいい歌歌えたり、いい演奏できるように、もうちょっと慣れたり鍛えたりして、色々できるようにもっとならなきゃな、と思ってますけど。

今日は本当に新しいかたちだったから、なおさら、すごい貴重な経験をさせてもらったなと思ってます。いや〜こんなに演る予定じゃなかってんけどな、最初は。だんだんだんだんみんなで盛り上がっちゃってね。盛り上がっちゃったから、ね、しゃぁないね、それは。良いことよ。みんなで、「こうしましょう」「ああしましょう」「これやったら面白いかな」「これやったらファンの人喜ぶんじゃないかな」とかね。ホントはね、アーカイヴとか色々してあげたいなとかあるけれど、こういうのも色々なことがあるから、今回はこのかたちをベストとしてやりましょう、ということになりましたけど。

みんなね、普段こういう配信とかじゃないと言わないからっていうのもあるけど、本当にね、スタッフの人たちはね、皆さんのことをすごく考えて下さってるから、そこも、みんなに届いてたらいいなと思います。やっぱり、スタッフの人たちっていうのは、影で僕たちを支えてくれたり、みなさんにそんなに存在を感じさせないようにするというのも、本来のお仕事のかたちだという、そいういう風潮もあるけど、なんか、僕の現場は、それがにじみ出てればいいじゃない!と思いながら。こういうコロナになる前もそうですけど、みんなのこといつも本当に考えてくれてるから、僕もステージに立ちやすいし、立ててるから。今日この日が実現できたのは、スタッフさんもそうだし、バンドメンバーもそうだし、こうやって見ていてくれる方々もいるから、こういう時間がちゃんとかたちになったんだなって思ってます。

もう感謝してもしきれない気持ちが溢れてますけど、最後に、ちょっと、セッションとかして、終わろうかなと思ってます。なんとなくセッションも、まぁいつもね、ライブでは40分とかセッションしたりするけど、まぁ時間がある限り。「え?何時までやんの?」ってみんなたぶん思ってると思うねんけど、まぁ、それはまぁ置いといて。

(スタッフさんに)えっと、僕は、そろそろ?行っていいって感じ?

昨日の『Kun Kun Yeah !』のリハのときにちょっと張り切っちゃって、筋肉痛がきてんのよね。ずーっと。あれやっぱり良くないよね。ふざけてやる時が一番変な筋肉痛になってるのよ。あと、これ(コマンダーのキメのポーズ?)でけっこうきてんのよ。あれ、大したことないとみんな思ってると思うけど、コミカル動きっていうのは、けっこう 疲れんのよね。普通に筋トレしてたりするほうがいいのよ。こうやって(ポーズ)やるときの、筋肉って、けっこうしんどくて、それがやっぱきてんな〜って感じで。でもまぁ、とりあえず、セッションするために行こうか。

じゃぁ最後は皆さん、ちょっとゆる〜い時間を楽しんでもらって。お酒ずっと飲みながら見てくれてる人は、また、最後のセッションも気持ちいいだろうと思いますし。最後の最後まで、みなさんと一つになれたらなぁと思ってますんで。それではちょっと、私スタンバイしてきますんで、もうしばらく、お待ち下さい。

◆レポ掲載誌

週刊TVガイド 2020年11/6号

音楽と人 2020年12月号

MG NO.2 (2020年11月27日発売)

 

REVIEW by s.h.i.さん

(s.h.i.さんのブログ

音響は非常に良い感じ。メインリフを要所で反復しながらも原曲とは全く違う長尺構成に再構築するやり方は楽しい扮装もあわせこのライヴ名盤を想起させますね。そしてその長い時間展開とマッサージ的なしなやかさも感じさせるノンストップ演奏は思った以上に家観覧に合います。

「AGE DRUNKER」から「MusiClimber」へのあまりにも滑らかすぎる繋ぎをはじめ格好良すぎて何度も笑ってしまう。ここまでノンストップ27分をノーストレスで全1曲的に聴かせきる構成力や曲想(似たコード感の中で異なるアイデアを出し続けられる)はとんでもないし、やはり稀有のバンドだなと思います。

「只今、会場を換気しています」と称しつつ焼きそばパンやハンバーガーやタピオカミルクティーやコーラフロート?やクリームソーダ?の卓上分割配列(2容器に分けたやつ+完全体の計3つ)とかウインクしそうでしない画像が流され続けています。

そういえばこの感じはいつもの超長いMCというか懇談タイムの居心地に通じるものがありますね。

初めて観る人は絶対に困惑するだろうこの脱力バラエティ的パート(BPPタイム=膀胱パンパンタイムとのこと)は確かにENDRECHERIのライヴに不可欠なもので、圧倒的な馬力で点火した熱を完全に冷ましきるこの構成には何か強いこだわりがあるんでしょうかね。そういえばサウナにも通じるものなのかも。

「4 10 cake」などの食べ物曲メドレー中に組み込まれた「Super miracle journey!!!」は音源より微妙に速いNJS的グルーヴに作り変えられていてそれがまたさりげなく超格好良い。なんでもできる手練れたちがルールの中で縛りを活かして羽ばたくからこそ可能になるタイプの音楽の良さを堪能させてくれます。

「Butter」での堂本剛のノイジーかつ艶やかなギターソロはゲイリー・シャイダーと並べても遜色のないもので本当に素晴らしい。ボーカリスト/フロントマンとしてだけでなく本当に優れたミュージシャンなのだと改めて実感させられます。

全然違和感なかったのでいままで気付きませんでしたが、今日はヘッドホン(難聴・反響対策)つけてませんね。イヤモニでも大丈夫な状態になったということなのかな。その上でボーカル(特にラップ的に精密なフレージング)も素晴らしいし、コンディションはとても良さそうにみえます。

「只今、会場を換気しています」と称しつつカップ焼きそば×2から引いたところでミニチャーハン皿が机に叩きつけられる謎度up動画や「これはもうウインクしないだろうけどもしかしたら?やっぱりしないか」あざとかわいい動画やストップウォッチ244チャレンジ(1:20:22と2:15で失敗)が流されています。

繰り返しトライして見事2:44成功。みんなでやり始める流れはこの鈴木雅之選手権に通じるものがありましたね。

平安神宮奉納演奏を経て新たなアレンジが固まってきたこの曲「Believe in intuition…」(堂本ベースから入り手拍子や堂本ピアノソロを経由しツインリードで締め)も実にいい感じ。こういうエピックな大曲を挟みメロウなスロウに繋げられるのをみると振り幅というか良い持ち曲の多さに唸らされますね。

よりどことなくカーティス・メイフィールドみが増したこの曲「音楽を終わらせよう」もたまらんですね。苦み渋みを湛えつつ柔らかいチャーミングさが滲み出て親しみやすい救いのようなものが常に側に在ってくれるこの雰囲気はまさにソウルミュージックの真髄という感じ。ここまでのハイライトでは。

 

ここまでやってくれた上でおそらくいつもの締めのセッション(基本的には20分くらい)も残しているわけで、さすがに配信レベルな音質や画質を差し引いても¥5500はお得と言っていいのでは。現時点で既に満足感があります。

「只今、会場を換気しています」と称しつつPPAP実物配列+謎のチャーハン推し動画や堂本自身による無言お題スケッチ動画などが流されています。

実際に観てみると生ならではの出たとこ勝負感がENDRECHERI特有の集中力&ぐだぐだ感の両方に絶妙に貢献していて、それらを現場(立見だったり座ってても寝っ転がれはしなかったり)より格段に気軽かつ自然に往復できることを考えると、確かにこれは配信だからこそ可能な良さに満ちているなと納得します。

セッション開始か?と思いきやこの曲「HYBRID FUNK」のフリーな前奏だった堂本剛のギターソロが「Echoes」+「Maggot Brain」と言ってもいいくらいの最高の内容で悶絶!!今日は本当に仕上がりまくってる感じですね!後から観返して気をよくして見逃し配信orBD/DVD化してほしいくらいです。

Gakushiのブランドン・コールマンばりのトーキングモジュレーターソロが素晴らしすぎるこの曲「宗流Power」も原曲よりスローなBPMを超粘っこく乗りこなしきっていてたまらない!やはり時間をかければかけるほど良くなるタイプのバンドですね。2時間半近く経って遂に本領発揮という感じか。

メンバー総出で「地球を救うために」(吹き出しつつギリギリ仏頂面を保つ具合が実にあざとい)ワークアウトするこの曲「Kun Kun Yeah ! 〜Muscle Commander〜」はどことなく岡村靖幸に通じる雰囲気があっていいですね。演奏パート中の脱力タイムとしても必殺のネタとしても強力な手札ができた感があります。

TOWER OF POWER的高機動グルーヴの「Blue Berry」もここまでウォームアップ完了したからこそキレと両立を美しく両立できているようで素晴らしい。基本的にいつも凄いバンドですが今日は一層冴えている感じですね!世界的にみても超一流だと言い切れる演奏だし、観逃さなくて本当に良かったと思います。

「これだけの日を跨いで来たのだから」も同様に素晴らしい。ボーカルと入れ替わるように入ってくるホーン陣など全パートがひとつのムードのもとで本当によく汲み取り“歌って”いるんですよね。曲的にも今日ここまでかけてきた時間的にもバンドのポテンシャルを発揮する極上の場面だと思います。

前曲からメロウな雰囲気を引き継ぎつつ楽しく前を向く展開として曲調的にも曲名的にも良い。今日は演奏はもちろんセトリ構成も見事ですね。終わる前に言うのもなんですが正直言ってここまでのものを観れるとは思わなかった。これ以上の有料配信ライヴはなかなか難しいのでは。

最後の換気タイムでは各パート音出しサウンドを経て堂本剛の「いらっしゃらなくても、いるから」など長いコメントあり。観客の意見を取り入れつつ今後も配信企画をやってくれそうだし、今回と同様のライヴも(配信でないのができるようになってからも)一年に一回くらいのペースで続けてほしいです。

今回のイヤモニはいつものヘッドホン同様ノイズキャンセリング付きのもので、スピーカーの外音(ステージ両脇のでかいやつなど)がないこともあっていけると判断でき採用したものとのことです。

アーカイブに関しても考慮はしたがとりあえず今回はこの(見逃し配信なしの)形にしたとのこと。「こんなにやるつもりなかったけど盛り上がっちゃったから仕方ない」というとおり特別な内容になったと思います。この後の「時間ある限り」やるというセッションも楽しみですね。

ENDRECHERI:20:00〜0:04(244min)。素晴らしい!!!!演者・観客が互いを気にしすぎずいられる配信の特性が最高の形で活かされたライヴで、セトリも尻上がりに良くなる演奏も謎の寸劇に満ちた幕間も全てが楽しく味わい深い。歴史に残るレベルの極上の内容だったしBD/DVDなどを出してほしいですね。

最後のセッション(全メンバーソロ回し)は約30分。今回はちょっと構成的には締まらない感じでしたが、それがむしろ「やりきった後にまだやる3次会」的な完全に良い意味での蛇足感を醸し出していて良かったと思います。いつも凄すぎるGakushiやここでもなお冴えていた堂本剛をはじめ流石の演奏でした。

換気タイムは20:28〜47、21:09〜30、21:58〜22:18、23:10〜32の4回。本人も「爆笑した人もいたでしょうし全く笑わなかった人もいるでしょう」という微妙なカマシが滑る方向でなく妙な味わい深さにつながるところも含め実に良い具合に機能していたと思います。楽しかったしぜひまたやってほしいですね。

個人的にはこの「サウナ感」というのが(波の起伏はもっと穏やかで質も異なるだろうけど)なんとなくしっくりきて良い気付きだと感じました。やっぱり言語化して書き連ねると得られるものが多いし、これも観ながらいろいろ書ける(自分は現場では終わるまでメモもしない)配信ならではのことでしたね。

この「20:00〜0:04」は「24:4」としたほうがよかったですね。しかしいかにトレードマーク的な数字(つよしに対応)とはいえ実際にやるのは凄いしそういう時間設定の方が明らかに演奏内容も良かった(音質云々を除けば自分が体験した過去回と比べてもベスト)というのは大変なことだと思います。

しかしこの1時間ほどに凝縮された事前収録作品「平安神宮 奉納演奏」とは大部分が同一編成のバンドなのにまったく対照的なライヴになりました。ファンクというか音楽って面白いよなと改めて実感します。

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