美我空 - ビガク〜my beautiful sky

剛紫

 

2009.04.10 アルバム

作詩/作曲/編曲/プロデュース: 剛紫

美我空レコード

ENDRECHERI

「美我空-ビガク〜my beautiful sky」Private Edition デジタル配信中

​通常盤

JECR-0015

1. 美我空
2. TALK TO MYSELF
3. 愛詩雨(あいうたう)

4. 素敵な詩 孤独な詩

5. ku

6. NIPPON

7. 叶え Key

8. 綴る

9. 歴史

10. Raindrop Funky

11. FUNKAFULL FUNKAFULL

12. Purple Stage

🔸REVIEW - CDジャーナル

全作詞・作曲・編曲・プロデュースだけでなく、ギター、ベース、ドラム、ピアノの演奏にも挑戦。愛あふれるファンク、ソウル路線はもちろん、艶のあるバラードまで、才気みなぎる最高のポップ・アルバムです、マジで。

🔷新しいソロプロジェクト「美我空」の1stアルバム。30歳誕生日に、シングル「空〜美しい我の空」と同時リリース。日付にこだわったため、通常の水曜日発売ではなく金曜日発売となった。

 

🔷1曲目「美我空」にはシングル同様、東儀秀樹さんが笙・篳篥で参加


🔷ジャケットの写真は、ふるさと奈良の空を、自身が撮影したもので、初回盤の雲はハート型、通常盤は日本列島に見える。

​🔸REVIEW by s.h.i.さん

6thフルとなる2009年作(剛紫名義)。カーティス・メイフィールドやジミヘン、スワンプロック、プログレッシヴロックやエモ〜ポストロックまでを横断する一枚で、ゆったりしたバラード寄りの曲調がファンク的な気の長い時間感覚と絶妙に一体化。最高傑作の一つだと思います。

 

本作では、70年代前半の滋味深く豊かなロック/ソウルミュージックと90年代以降のエモ/ポストロック、日本の歌謡ロックと英国のブルースロックの引っ掛かり感覚などがエッセンスのレベルで自然に融合しているように思います。伝統的なファンク形式からは離れているものの全曲が素晴らしい仕上がりです。

 

♩TALK TO MYSELF

例えばこの曲はジミヘンとRADIOHEADがエモ〜ポストロックやミスチル経由で自然に融合しているような趣があるし、続く「愛詩雨」もカーティス・メイフィールドとポストロックがジミヘン経由で接続しているような配合に。地味な印象もありますが作編曲も演奏も音作りも極上です。

 

♩Purple Stage

終盤を飾るこちらはPINK FLOYD+THE ISLEY BROTHERS(一方「素敵な詩 孤独な詩」はその逆の配合)という感じだし、70年代のブルースロックやソウルミュージックの一番美味しい部分が丁寧に溶かし合わされて初めて可能になる極上のメロウな音楽ばかりが収録されているのです。

 

♩叶えKey

その一方でこの曲は初期SOFT MACHINEのような欧州ジャズ〜フリージャズをアフロビートと融合させたようなスタイルだし、

 

♩NIPPON

昨年再録された「NIPPON」の元ver.はTHE POP GROUP的なポストパンク/ファンク形式。穏やかなだけでなく尖った部分もあり、よいアクセントになっています。

 

以上のような楽曲群(名曲しか入っていないんじゃないかと聴き慣れてきたら思える)はアルバム全体としての並びも素晴らしく、仄かな茶目っ気を失わない真摯なリリシズムに非常に快適に浸ることができます。King Kruleなどにも近い感覚で浸れるのでは(そこまでアヴァンギャルドな印象はないですが)

 

ももクロの名曲「桃色空」(作詞作編曲も含めボーカル以外はほぼENDRECHERIによる)に直接的につながる音楽性が堪能できる一枚でもありますし、ふてぶてしくもメロウな音楽が好きな人はぜひ聴いてみてほしい大傑作。サブスク解禁でアクセスしやすくなったのは良いことですね。

剛紫  - arrangement, guitar, drums, bass, synthesizer, acoustic piano

◆十川ともじ – co-arrangement, programming, acoustic piano, keyboards

◆上田健司 - co-arrangement, programming

◆山岡広司 – programming

◆東儀秀樹 - 笙, 篳篥

◆岩田卓也 - 尺八

◆屋敷豪太 – drums

◆ひぐちしょうこ - drums

◆KenKen – bass

◆吉田建 – bass

◆美久月千晴 - bass

◆竹内朋康 – guitar

◆名越由貴夫 – guitar

◆土屋公平 – guitar

◆曾田茂一 - guitar

◆さかいゆう – electric piano, chorus

◆スティーヴエトウ - percussion

◆かわ島崇文 – sax

◆本間将人 – sax

◆YOKAN – brass arrangement, alto sax

◆佐藤公彦 - tenor Sax

◆阿部剛 - baritone Sax

◆Luis Valle - trumpet

◆SASUKE – trombone

◆後藤勇一郎 - violin, viola

◆後藤勇一郎ストリングス – Strings

Produced by

  剛紫

■Total Sound Advisor

  十川ともじ

■Recorded by

  石塚良一

  松本靖雄

  川本ゴン太

  佐藤雅彦

  柏井日向

■Studios

  studio Greenbird

  prime sound studio form.

  Azabu O Studio

  Sony Music Studios Tokyo

  ODEN

  YAMAHA Epicurus Studio

  SOUND CITY

  Z’d

  Basement Studio

  Aladdin Lounge

■Mastered by

  柴晃浩(TEMAS)

■Recording Coordination

  井田亜紀子(DAYBREAK)

  小林直美(I to I communications, Co.)

  橋場由果(I to I communications, Co.)

🔷美我空 プロジェクト(旧オフィシャルサイトより)

30歳。

自分の周りには素晴らしい現実と未来が在るんだと、なんとなく想像して過ごした少年の頃が、単純すぎて微笑ましい。

単純…というのか、もしかしたら素晴らしい未来を誰に云われるわけでもなく勝手に想像したくて想像できた時代出会ったのかもしれませんね。

いまを生きるってどんなことなんだろう。

「確かな現実ではなくて曖昧ななにか」をぼくらは、この何年間 実行して文化を築いて来たように思う。確かではないから結果もない。答えのないまま「確かな現実ではなくて曖昧ななにか」を理解せず過ごしたと思う。

ぼくらは、環境や命、経済や愛、孤独や信頼… 数え切れない問題やテーマを眼の前に息切れし始めている。

意地を捨てて認めることや、理解することを始めなければカラダの優しさ全部を使ってみても頷けない日が来てしまう気がします。

自分の周りで友人や家族や仲の良い仕事仲間などが、何かが欲しい、何かが足りないと、よく云ったりしませんか?

それは「確かな現実ではなくて曖昧ななにか」に気付き始めている時代でもあることを示しているように思えます。

みんな真面目に生きたくて仕方がなくなっているような気もします。

美我空。

美しい我の空(うつくしいわれのそら)を描きましょう。

美しい我の空(うつくしいわれのくう)を描きましょう。

ビガク、ぼくたちのビガクは一体どこへ行ったんでしょうか。

多分、どこにも行かずに自分の心の中でぼくらを待っているのだと思います。

どこにも行かずに自分の心の中で生きていると思います。

この歳になるまでに、地元の決まった場所の空を何度も見上げて、心に溜まったネガティブや迷いなどをその「そら」に放ち、「くう」を得て、新たな決意やチャレンジや人生のステージのステップアップなどへと繋いで来ました。

いわゆる、「確かが現実ではなくて曖昧ななにか」をリセットし、ゼロにして、今日まで自分を必死に繋げて来たんです。

いらないものや自分が、気付けば育っていて笑えなかったから。

ただ… 今回のリセットや新しいチャレンジは、いつもとは違って物凄く自然に始まりました。

強がりも意地も捨てて仰いだ今回の「そら」を、自然に始まった「くう」を込めて実際に自らシャッターを切りました。

そして

強がりも意地も捨てて仰いだ今回の「そら」の下で、自然に始まった「くう」を込めて実際に自ら墨字を書きました。

その写真を自分に宛てて

その墨字を自分に宛てて

ビガク 始めてみます。

ぼくの答えがそこにある。

人々の期待を前に

変わろうとした自分や

変われなかった自分を

いまぼくは、真っ直ぐに愛せる気がしています。

剛紫

🔷美我空 プロジェクト キャラクター「空鹿」

堂本剛さんが描いた、“見ているとちょっと無になれる”キャラクター。アルバム特典・携帯待受フラッシュでは、バランスボールに乗ったりおやつを食べたり毎日4時10分に誕生祝いをしたりしていました。

A_空鹿マスコット+待受.jpg

▶美我空ラジオ 2009.06.20 つよしんぐわーるど

 

(空鹿ちゃんの待ち受けに癒やされています。微妙な動きがたまりません。というメール)

この空鹿もね、ふとできたキャラクターだったんですよ。『Purple Stage』かなんかのレコーディングしている時に、画用紙に描いたんです。これ、超かわいいな〜なんて話になって、じゃぁこれキャラクターにしていこう!ということになったんですけど。

この子を見ていると、ちょっと無になれる、みたいなね。心がカラになって、カラにするきっかけ、空を見上げるきっかけっていうか、そういうものを与えてくれる。良くも悪くも、そんなに寄ってけえへんけど、去っても行かへん、みたいな感じのキャラクターなんですよ。

空鹿の待ち受け、ちょっとやりたいって急に思いついて、で、話して、いろいろやったんですけど。なかなか頭の中でポンッと思っているものを形にするってことは非常にたいへんで。携帯フラッシュの待ち受け空鹿、相当人気あるみたいでね、ありがたい話で。

(どういうシチュエーションにしようかと、いつ考えたんですか?というメール)

これ、思いつきですね。4月10日の誕生日、4時10分にケーキ食べてるのかとか、とにかく、バランスボールしてるとか。バランスボールは、レコーディングの時よくしてたんですよね(笑)。眠くてね、危ない危ない言うて、みんなで。落ちるんちゃうか、言うて。なんか体動かしとかな言うて、バランスボールがスタジオにあったんで、してて、そんなん思い出したりとかしたんです。