堂本剛ソロヒストリーweb

鶴：後ろの照明とかなんかも全部“こうしよう”っていうのとかも全部やるし

藤：照明も衣装も構成も

鶴：奉納のこういうのが出来るっていうのも俺知らんかったから、ものそ神秘的やしすごい不思議な気持ちになるっていうか。。。現場に行ったらもっとそうやろし、

剛：そうですね、現場行くと星空も広がってますし、月も浮かんでますし、雷も鳴りますし雨も降ってくるので

鶴：そうらしいな、絶対降ってくるねんて、感電するで

剛：そうですねだから毎年急いでテント出してやるんですけど、歌い出したら遠くの方で雷がゴロゴロと鳴り始めたりとか

鶴：自分はエエわいな、スタッフはみんな言ってたもん

【鶴瓶さん、Gakushiさん、竹内朋康さん　藤ヶ谷さんのフォーショットの画像】

鶴：演奏してる人達も

剛：あー、ガクちゃんと、竹内くん大丈夫でした⁈

藤：どういう事ですか⁈

剛：竹内くんは真剣に喋ろうとするとこんがらかる人なんで

鶴：（笑）

【Gakushiさんの　“Mr.Rice”と書かれたシャツを着た後ろ姿の画像】

剛：ファンクミュージックにはFUNK NAMEってのがあって、僕は“Mr.Hot cake”何ですよ、スイーツ大好きなんで。ホットケーキが1番好きなんで僕はファンクネームは“Mr.Hot cake”です。Gakushiくんは白米が好きって事なんで　“Mr.Rice”

藤：2人に取材させてもらった時に竹内さんが“Mr.who”ですって

鶴：全くわからんとこから入ったんやな

剛：びっくりしますよね、ミスターフーは“だれ⁈”って事なんですけど、ミスター誰? って事なんで（笑）竹内くんは“Mr.who” 

この人は凄く優しい人です。Gakushiくんもそうですけど、竹内くんていうのは僕をただ見てくれた人。世の中の人がアイドルやからとか何やこうやって言う事じゃなくて、そんなんどうでもええねんけどなっていう感じで僕を本当にただ見てくれたっていうか。

だから竹内くんが元々いた“スーパーバタードッグ”ていうバンドがあって。で、その時から竹内くんは好きで、僕のギターの師匠の土屋公平さんがいて、土屋公平さんと竹内くんがライブを渋谷でやっていたんで、それにお誘い頂いたからそこに行ってで、竹内くんにご一緒したいですって挨拶に行ってそれからズーーーっと。

鶴：それもね、最初は疑ってて、あれは社交辞令や思っていたのにホンマに来てスタジオ入ってギター弾きだしたら「あ、この人は本気や」とその時にわかって、それから今も進化してる言ってたよ。ギターも何もやけど、色んな楽器するねんてな。ガクシも言ってたんやけど。ピアノ、ギター、ドラム、ベース、いつやってるんやろ? 人と会う時間もあるんやろか?って思うくらいやると。

剛：この人たちに教えてもらって、ガクシくんなんかも、R&Bとかソウルとか引っ張りだこの人なんですけど、この人はFUNK  MUSICをやりたいって人で。ファンクミュージックってのは日本では難しいってなんか皆口々に言うですけど、僕は何にも思わないんですよ。何が難しいんかって分かんないです

藤：僕もそうですけど、剛くんの活動でファンクミュージックを知ったりとかきっかけを下さってる

剛：ファンクミュージックって、自分どこで生まれてどんな奴と出会って今自分が何処に立っているかっていうのを最大限にアウトプットするっていう定義があって。そのファンクって直訳すると色んな意味もあるけど、僕の中では“命の匂い”と思っているわけ、英語の“FUNK”の日本語訳が「命の匂い」と思っているんで。
ジョージクリントンていうファンクの、例えばジェームス・ブラウンとかプリンス色んな人たちがいるけど、ジョージ・クリントンっていう人のファンクミュージックに出会って命のともしびをね、今にも消えそうな時期があったから、“このまま生きててもなー”て時があってその時にジョージ・クリントンのファンクを聴いたら　“お前が勝手に決めてるだけで自分で生きるかは自分を生きるかはお前次第やろ”みたいな、そういうメッセージが聞こえてきたんですね。それで、“俺もう一回生きよかなー”って思ってからどんどん自由が始まって僕は一気に救われた

鶴：この人に会ってんてな

剛：会いました

鶴：会って一緒にステージ上がってんてな?

剛：あ、立ったんですよ。ジョージ・クリントンとセッション出来る事になりますけどやります?って急に始まって。で、“できんの?”て言って“大丈夫みたいですよ、今度来日されるんで”。でそれでジョージ・クリントンと初めて会って

【ジョージ・クリントンとセッションした「LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL JAPAN 2023」の映像が映る】

剛：“お前がやりたいだけステージにおれよ”って言われて、“歌いたかった歌えば良いし、ギター弾きたかったら弾け”って言われて。でセッションして帰ってきて、でライブ終わった後にジョージ・クリントンに「ありがとう」って言ったら「WELCOME  to Mother ship」って“俺の宇宙船へようこそ”みたいな事なんやけど、そうやって人とやることによって広がっていくっていう人生やけど、自分を生きた結果 人と出会って広がっていく人生の方が僕は気持ちいい。そういう意味では竹内くんもGakushiくんも“剛くんは剛くんのまんまで良いよ”って　“無理する必要ないよ”って言ってくれる2人

藤：僕は今回取材させて頂いて、「剛は本当に音楽とFUNKが好きなんだな」ていう先輩にリモート取材させて頂いて

剛：あ?  あーーーー

【藤ヶ谷さんが鈴木雅之さんとリモート取材している様子の画像】

剛：あーイカつい、イカついリモート取材！あれ、これライブの

藤：そうなんです、これオーラスの一時間前に

剛：うわー、これはちょっと雅之さんにごめんなさい

鶴：この人もFUNKやで

剛：ありがとうございます

藤：楽曲提供を?

剛：そうです、雅之さんから「ちょっっと剛にさ、FUNKかいてもらいたいんだよ」ってリモートでやったんですけど。
リモートって今色々なんかエフェクターかけれるじゃないですか。ちょっとね薄ピンクと紫みたいな。FUNKのマナーでもあるねんけどカラーリングとして、その薄ピンク紫に染まったガウンを着た雅之さんが「剛さー」て言って「はい！」って言って。

こういう風な曲を書いて欲しい、こーであーでっていう「分かりました、じゃあお任せ下さい」って「じゃあ後は宜しく頼む」「分かりました、ありがとうございます」って言った後にカメラをパソコンを振って「あ、すみません担当の何なにです」ってスタッフの方が「この度は本当に鈴木がお世話になります」「あー宜しくお願いします」って喋ってるんやけど、その担当の後ろの方でこういうパネルがずっと写っていて、事務所に等身大パネルを置くタイプ（笑）

スタジオ：ハハハハハ
藤：ハハハハハ

剛：そうなんやなー物を大切にする人なんやなーって思って

鶴：ふざけてるね。この人ほんまは（笑）

藤：鈴木雅之さんおっしゃってましたけど、今、日本でファンクをやろうぜって先頭を斬る人が剛くらいしかいないから、これからも続けて欲しいって

剛：そりゃもう、雅之さんにも言われたんでこれからももちろんファンクを続けるし、さっき言った命の匂いなんでね“FUNK Music”は。
自分自身も耳を患っているんで今までみたいにバラード歌うっていうのが結構ハードルが高くなってしまっていてでもやっぱりバラードは歌いたいから

鶴：バラードは、俺分からんから、バラードはハードル高いって何でやの?

剛：ロングトーンがちょっと多くなるんですよね、その「あーあーあー」ってって伸ばして「あー」とか「ウー」とかっていう伸ばしたりとかするのとか、柔らかい表現をしなきゃいけなかったりとかがあって。僕、ここの鼻腔って鼻が結構鳴るんですよ、歌っている時に、「あー」の時にここが「ビーー」って鳴るんですがこれが結構悪さするんですよ。
だから、今こうやって喋るとこうやって喋ってるくらいなんです感覚としては
（右耳を塞いだら、両耳塞いだ感じである、との手の表現をする）
昨日とかもレコーディングしてたんですけど、なんでこんな簡単なんが歌えへんのかなーって、やっぱり落ち込んだりはしますね。昨日、凄い落ち込んだし。。。

剛：明日、リリースなんです。.ENDRECHERI.のアルバム（Digital Album「Super funk market」）出るんですけど。
ピアノとボーカルだけっていうのと“ど変態”ベトベトギトギトなFUNKと両極を入れて聴いてもらう人には真ん中に立って聴いてもらいたいっていう。
この時代を生きているひとりひとりの中の、孤独とか傷とか哀しみとかそういうものに向き合いたいなというのを思って、本気でFUNK Musicを僕はやっていて、たくさんの人のエールになればいいなと思ったり、1人じゃないよって言ってあげたいなと思って。

ナレーション：この後、堂本が藤ヶ谷に伝えたい事とは⁈

剛：あのー藤ヶ谷くんも一回ライブおいでよ

藤：え、いいんですか⁈ ありがとうございます

剛：うん、こういう人生もあるねんなっていうのは凄く良いと思うから。僕のやってる事を学びなさいとかは1ミリも思ってないから。ただこれを観ればいいと思う。

藤：うん、後輩としては先輩の進む道を見て“あーこういう道もあるんだ”自分だったらこうしてみようかなって幅も広がりますし、

剛：うん、それでいいよ

藤：なんかこう、あゆみ続けて下さる先輩方がこのジャニーズ事務所に残って下さってるっていうのが嬉しくて、、、言葉難しいですけど、残ってるとか残ってないとかじゃあなくて、残って下さっているのが心強いとか、自分の挑戦と

剛：求めて下さる人がいるから自分は生きてるし、きっと大事なのは求めてもらえる場所っていうのが人生では１つではないと。もっともっと色んな事をやれば良くて、何で人生一回で色んな自分を生きちゃいけないかっていうのは。これは人が決める事でも何でもないから。君が生きたいように絶対生きるべき、で、その自分の人生に対して応援してくれる人と一緒にいればそれで良いと思う
 

鶴：良かったなー

藤：僕も30超えて物事をシンプルに考えるように

剛：そうやな

藤：できるようになってきたし、求めないってことで、愛の形。与え続ける事で良いっていうのに気付いてきてだから、30代からより楽しいです

剛：うんうん

藤：もちろん30代は30代で色々ありますけど、

剛：自分の決断ていうか自分の意思のまま生きれば良いし

鶴：それはもうガヤ（藤ヶ谷）に言われている事じゃなく、ここら皆に言われている（スタジオの客席を指して）今、本当に悩んでる人って多いよね

剛：悩む事って凄く良いことです、だから本当に.ENDRECHERI.やっている意味はそこなんです。怖かったり不安やったりするかもしれないけど、1人じゃないから。めちゃくちゃ悩んでいる人は .ENDRECHERI. の音楽聴いて欲しいですし、ライブも来て欲しい、なんかもう感覚ぶっ飛んでどうでも良くなるんで

【鶴瓶さんからのメッセージ】

鶴：今回 .ENDRECHERI. 調べてアイドルがやらないFUNKの世界を突き詰めて、で、皆に認めさすいうか「あー凄いな」と。並大抵の努力やないよ、人に分かってもらえるって。
まず“アイドル”から入っているねんから、それがFUNK界の最高峰のジョージ・クリントンとも出会えて。自分で信じたことをずっとやってる、で今があるんやね。
出会って30年ですけど、ミュージシャンも認める超一流のミュージシャンになりよったんです。これは凄いなと思います。平安神宮の、とにかくライブには、行ってみたいなと思っていますので。
本当に今日はありがとうございました

【ラスト、鶴瓶さん剛さん藤ヶ谷さんの3人がスタジオ中央に立つ】

藤：平安神宮のライブに是非とも一緒に行きましょう

鶴：絶対に雷と会うんやな

剛：ちなみに聞いておきたいですね、雨男⁈

鶴：俺は晴れ男

藤：あ、僕もですよ

剛：晴れ⁈  じゃあ大丈夫ですよ

鶴：雨男なん?

剛：僕は基本雨です。。。（笑）

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