堂本剛からジェシーへ
「Never Ending Love」インタビュー
SixTONESのニューシングル「CREAK」のカップリングには、デビュー以来初となる、メンバーのソロが収録されている。そのうちジェシーの楽曲は、堂本剛 作詩・作曲の「Never Ending Love」。この曲を提供するまでのドラマ、そして込めた思いを聞いた。(text by Kanemitsu Hirofumi)
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🔶2023.08.14 レコメンでの剛さんのコメント
自分で歌うときは、今は身体を患っているっていうのもあるんで(突発性難聴の後遺症)、自分が歌いやすいようにとか、ステージでパフォーマンスるするにはこういうふうにすればいいのかなぁとか、そういうのが計算できて。提供していただく楽曲っていうのは、まぁ当たり前なんですけどね、配慮されていることのほうが少なくて。やっぱりね、目に見えないから皆さん想像するしかなくて、剛くん的に歌えるだろうとか、こういうアレンジだったら歌いやすいのかなぁとか、そいういうふうに考えながらやってくださっているんだとは思うんですけど、実際やっぱり自分がいざヘッドホンをつけて歌うとか、ライブで歌うとかなると、身体との相談が非常に複雑な曲ももちろんあります。
そういう意味でも、提供させていただく時っていうのは、その人がどういうものをまず求めているのかっていうのが一番大事で。というのも、その人が求めているものはやっぱりアウトプットするというふうにした時のほうが、色んな人たちに求められている「イメージの自分」ではなくて、「自分の方から漲って外に出ていく自分」「よりリアルな自分」だと思うんで。その人がこういう歌を唄いたい・こういうメッセージを唄いたい、と思っているものを僕は作るように心がけています。
で、やっぱり自分が特に先輩という立場になってしまうのであれば、僕自身は先輩後輩とか深くは考えていませんけれど、そういうふうなことになってしまう場合は、先輩の言うことだからこういうふうに聞いておこうとか、ちょっと言いづらいなとか、そういうことが生じやすいと思うんで、それが凄く嫌なので、先にメッセージで色々送って欲しいなんて感じで送ってもらって、反映させて。ジェシーらしい、でもジェシーらしいけどジェシーが自分では発見できていない自分、僕だからこそこういうジェシーもかっこいいと思うよっていう、そういう発見を与えられるような、そんな時間になればいいなと思って、作らせてもらいました。なので楽しみにしていてください。
ジェシーも頑張って歌ってくれたし、ジェシーの内面的にある「明るい部分」だけじゃない、やっぱりどこか孤独だったり寂しさとか、そういうちょっとこう暗い部分っていうわけではないけど、そういう「静寂の部分」も、ちゃんと楽曲のアレンジだったりそういうものに込めました。そして僕も命のギターをブチ込んでいるんで、聴いていただけたらと想います。
🔶Review by 寺島咲菜さん
(音楽ナタリー 2023.8.30より引用)
敬愛する人と描く壮大な愛
初回盤Aソロ曲「Never Ending Love(Jesse)」
作詞・作曲:堂本剛 / 編曲:Gakushi
堂本剛(ソロ名義は.ENDRECHERI.)がファンクを突き詰める姿勢やそのルックスに憧れ、ストレートに愛を伝えてきたジェシー。デビューできずに悩んでいたジャニーズJr.時代には、剛から「デビューできなくても好きなようにすれば誰かしら見てるし、自分のよさに気付く人もいるよ」と励ましの言葉をもらったという。そんなジェシーが敬愛してやまない剛による書き下ろし曲「Never Ending Love」は、ジェシーのひょうきんなパブリックイメージを覆すようなナンバー。物悲しいピアノの旋律に繊細なボーカルやポエトリーリーディングが重なり、幻想的なムードを立ち上らせる。美しいビブラートは魂の震えを表しているかのよう。心の解放を示すかのごとく熱を帯びていく歌声は胸に迫るものがある。ジェシーと剛が描く壮大な愛の歌。
🔶Review by 沖さやこさん
(BARKS 2023.9.15より引用)
SixTONESによるYouTube限定パフォーマンス企画『PLAYLIST - SixTONES YouTube Limited Performance -』まず第1陣として、ジェシーの「Never Ending Love」、田中の「Sorry」のムービーがアップされた。
「Never Ending Love」はジェシーがかねてから憧れ、デビュー前から“楽曲提供をしてほしい”とラヴコールを送っていた相手という堂本剛が作詞作曲を担当している。花や空などをモチーフにした映像をバックに佇むジェシーは、序盤はマイクを両手で握り歌に集中し、曲中にダンサーが登場するとそれに導かれるように自身も身体をくゆらせる。なかでも楽曲のシンボルでもあるピアノフレーズに合わせて指を動かすコレオグラフィーは、音が聞こえてきそうなほどのその繊細な動きに見惚れる人も多かったのではないだろうか。
さらに注目したいのは彼の歌だ。マイクの位置を効果的に使ったアプローチにも息を呑むが、堂本の歌唱を受け継いだであろう細やかな表現が耳に残る。そもそも楽曲自体も、和と自然の要素にファンクの要素がブレンドされた、堂本のテイストが色濃く出た難易度の高いものである。ジェシーの歌が借り物の表現になっていないのは、それだけ堂本の音楽や歌声が長い時間を掛けて彼の血肉となっているという証だろう。彼と堂本の信頼関係があってこそ生まれた、深みのある作品だ。
🔶Review by 松本侃士さん
(リアルサウンド 2023.9.15より引用)
ジェシーのソロ楽曲「Never Ending Love」(初回盤Aに収録)。この曲は、ジェシーにとって憧れの先輩であるKinKi Kidsの堂本剛が制作を手掛けたもの。リリース前のタイミングでジェシーは同曲について、「剛くんワールド全開で壮大な楽曲になりました。最初にピアノから入り、バラードかと思いきや、そこから色々物語が始まる良い意味で『変態』な楽曲になっています」とコメントしていた。
「変態」というワードから、堂本の音楽的探究心を存分に炸裂させたミクスチャーナンバー、もしくは、彼のソロプロジェクトのような激渋のファンクネスを宿したナンバーを想像したが、実際には、歌を中心に据えた楽曲、言い換えれば、ジェシーのシンガーとしてのスキルと彼の持つ華を最大限に際立たせる楽曲だった。
和のテイストを感じさせる憂いを帯びたメロディは、まさに堂本印と言ってよいだろう。ジェシーの歌い回しは、堂本への最大限のリスペクトを感じさせるもので、同時に、彼独特のセクシーさもしっかりと漂わせている。また、極限まで音数を差し引いた2番のラップパートから、力強い4つ打ちのリズムと共に少しずつ壮大な世界が広がっていく展開は圧巻で、ライブパフォーマンスでさらに化けるのではないかと思う。
🔷SixTONES 公式サイト NEWS 2023.07.10
[以下一部引用]
8月30日発売の11枚目シングル「CREAK」の初回盤A・初回盤Bに収録されるカップリング曲として、デビュー以来初となるメンバーのソロ楽曲の収録が決定しました。初回盤Aは自分の内面、仲間への感謝、人への愛情など「愛」を歌う3曲、初回盤Bは相手への想いや上手くいかないもどかしさなど「恋」を歌う3曲となっています。
また初回盤BのDVDは「Documentary of SixTONES Solo Project」と台紙、今回のソロ楽曲制作の過程と想いを、ドキュメンタリーとして映像化。制作打ち合わせやレコーディング、楽曲や音楽に対する想いを語ったインタビューなどを収録。各メンバーがそれぞれの音楽性や個性、表現をもって自分の楽曲に向かい合う姿は必見です!
初回盤A収録曲
「Never Ending Love」Jesse
初ソロ曲は、ずっと憧れの存在だった堂本剛くんに楽曲提供をお願いしました。剛くんワールド全開で壮大な楽曲になりました。最初にピアノから入り、バラード可と思いきや、そこから色々物語が始まる良い意味で「変態」な楽曲になっています。剛くんに作ってもらいたい気持ちは、デビュー前から剛くんとはなしていたのでようやく一つの夢が叶い、今幸せな気持ちです。愛!人生!がテーマで一人一人に必ず刺さると思います。
SixTONES、11thシングルはデビュー以来初のソロ曲収録へ 松村北斗・ジェシー・森本慎太郎と豪華制作陣との相性を考察
[以下一部引用]
初回盤Aの4曲目に収録されるジェシーのソロ楽曲「Never Ending Love」について。同曲の制作を手掛けたのは、ジェシーにとって憧れの先輩である堂本剛だ。
「剛くんに作ってもらいたい気持ちは、デビュー前から剛くんと話していたのでようやく一つの夢が叶い、今幸せな気持ちです」(※2)というジェシーのコメントからも、今回のソロ楽曲にこめられた想いの深さが伝わってくる。
堂本剛は、KinKi Kidsとしての活動と並行しながら、20年以上にわたりソロアーティストとして活動を続けている。そのソロ活動において特筆すべきは、ファンクミュージックの可能性を果敢に追求し続けていることだ。日本の音楽シーンを見渡しても、これほどまでに長きにわたり、かつ、果てしない野心と実験精神をもって新たなファンクを生み出し続けているアーティストは極めて稀で、今や彼の作品は国内のみならず国外からも大きな注目と支持を集めている。
今回のソロ楽曲「Never Ending Love」について、ジェシーは、「剛くんワールド全開で壮大な楽曲になりました。最初にピアノから入り、バラードかと思いきや、そこから色々物語が始まる良い意味で『変態』な楽曲になっています」(※3)とコメント。ジャンルは予測不能、それどころか、様々なジャンルを横断したミクスチャー精神の強い楽曲になる可能性も高く、いずれにせよ、.ENDRECHERI.節が全開の一曲になることは間違いないだろう。
SixTONES「CREAK」にメンバーソロ楽曲収録 松村北斗×アイナ・ジ・エンド、ジェシー×堂本剛、森本慎太郎×平井大など
SixTONES新シングルに初のソロ曲収録 元BiSHアイナ、堂本剛、平井大が制作参加
堂本剛、SixTONESジェシーソロ楽曲の制作秘話語る「明るい部分だけじゃない」