ソメイヨシノ
ソメイヨシノ(album version)
作詩: ENDLICHERI☆ENDLICHERI(歌詩)
作曲: ENDLICHERI☆ENDLICHERI
編曲: ENDLICHERI☆ENDLICHERI, 十川ともじ
ブラスアレンジ: ENDLICHERI☆ENDLICHERI, 下神竜哉
◆十川ともじ - programming, keyboards
◆西川進 - electric guitar
◆狩野良昭 - acoustic guitar
◆上田ケンジ - bass
◆ひぐちしょうこ - drums
◆下神竜哉 - trumpet
◆奥村晶 - trumpet
◆小坂SASUKE武巳 - trombone
◆竹野昌邦 - baritone saxophone
小関純匡(Cocoon) - Instrumental Technician
植松豊 - Recording&Mixing Engineer
岡村弦 - Recording Engineer
●シングル「ソメイヨシノ」ENDLICHERI☆ENDLICHERI 2006.02.01
●アルバム「Coward」ENDLICHERI☆ENDLICHERI 2006.03.01
●デジタル配信中
スマートリンク(iTunes, Apple Music, Spotiry)
●PV:アルバム「Coward」初回盤A
♩別バージョン「Yoshino Cherry」(LIVE)
アルバム「NIPPON」TSUYOSHI DOMOTO 2011.10.21
♩別バージョン「ソメイヨシノ〜Acoustic Piano Arrangement〜」
アルバム「Super funk market」.ENDRECHERI. 2023.8.26
●DVD「不完全 FUNKY WHITE DRAGON」初/通-Disc2
●DVD「エンドリケリー LIVE DVD」Disc1
●DVD「薬師寺」初/通-Disc1
ソメイヨシノ LIVE 仙台 2007
◆堂本剛
◆十川ともじ:Keyboards
●アルバム「NIPPON」Tsuyoshi Domoto 2011.10.21
(英語タイトル『Yoshino Cherry』)
実はこの楽曲のほとんどが、三年前には出来ていたのですが、その時期では楽曲への想いが強過ぎ作品としてうまく着地が出来ずに最終的な形へと進みませんでした。そして今回まで眠っていたというものです。
私は幼い頃から桜を寂しい気持ちで捕らえていました。学生の時に通っていた通学路に桜の並木道が在ったのですが、そこは、春になると見事な姿で咲き乱れ眩しいくらいに光りました。本当に綺麗でした…が、美しい姿はほんの束の間で、強い春風がピンクの花びらを直ぐにさらって行きます。その景色は、幼い頃も大人になった今も桜の涙に映ります…。アスファルトにねじ込まれて薄黒くなった花びらがなんだか可哀想で、踏みながら登校するのが嫌いでした。
このような感覚を現在も持ちながら、私は母と毎年、春になると一緒に桜を見に行くことにしています。去年も一昨年も行きましたが、母は桜と私の傍らでこんな言葉を口にするようになったのです。「あんたとこの桜…あと何度見られるやろか。」…胸が破裂しました。
年を取るという素敵な旅の最中には不安と寂しさが顔を出してしまうものです。だからこそ、今を自分らしく生きていたい。自分らしく誰かを愛していたい。そして、今の自分を自然と愛していたい。
この楽曲「ソメイヨシノ」は、一歩後ろに立って、年を召された方々の背中から溢れる隠し切れない感情を全身で受け止めた、そんな桜の唄なのです。
(旧HP ライナーノーツ 2006)
🔷ENDLICHERI☆ENDLICHERI デビューシングル
🔷PV (アルバム「Coward」初回盤A)
MV監督は箭内道彦氏。黒を背景に剛さん上半身・エンドリケリー・水泡・桜というシンプル&シックな演出の中、剛さんの表情に惹き込まれていきます。
桜の季節の到来を告げるようなソメイヨシノを愛しき人へと置き換え、この季節だからこそ思い出させるセンチな想いをしっとり歌いあげていく。儚い歌につい涙が。
『ソメイヨシノ album version』いつの間にか年を重ねていた母の姿から感じた、素敵な生き方とはなんぞやと投げかけた作品。堂本剛が持つ優しさと繊細さが詞の中に垣間見られる。
個人的平成ベストソング10
最近サブスクで配信されなおして聴いていて、改めてぐっときた一曲。
景色を重ねながら心象を丁寧に描く言葉選び、切ない歌詞を艷やかな歌声で表現していく技術力。
ふたつが美しく交わることで、無二性のある世界観を生み出している。
ENDLICHERI☆ENDLICHERIとしてはデビュー曲となるが、この段階で明確に「美」としているものが確固としているのが印象的。
リリースから時間が経ってもなお、楽曲が持つ美しさが色褪せていないことを実感する。
🔷2022.03.26 INFORMATION|ENDREHCERI
珠玉の桜バラード「ソメイヨシノ」...3月26日デジタル解禁
始まりは母の一言...
「この桜、あんたとあと何回見れるんやろうなぁ」
母を想う 愛を想う 命を想う...
2006年のCDリリースから16年の時を経て「ソメイヨシノ」が167の国と地域でデジタル解禁となります。各音楽配信サービスにて3月26日㈯00:00〜順次配信。
桜の、淡いピンクの花びら舞う中、母から溢れた言葉に胸を締め付けられ、綴った詩。
奈良人である堂本剛が「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」として2006年に放った珠玉の“桜バラード”…母を想った“バラード”が、いままた日本中そして世界へ。
🔷2023.04.08 堂本剛とFashion & Music Book
[今年で32歳さんからのメール]
今年で72歳の母とお買い物の通り道にきれいに咲いている桜を見て、私はあと何回母と桜を見られるんだろうと考え、とても気持ちが切なくなり、その時ENDLICHERI☆ENDLICHERIの「ソメイヨシノ」を想い、ソメイヨシノは名曲だなと感じました。剛さんのお母さんが剛さんに言ったひとことに、どんな感情や愛情を抱いたのだろうとふと感じ、メールを送らせていただきました。
僕の感覚ですけど… 自分もいつか天に昇るんだな、っていうことを思うから、そういう一言も出るし、そして桜を見ながら自分のお父さん・お母さんを想っていたのかな、というふうに僕は思いました。お母さんの背中が、お母さんというよりかは、なんだか子供のような雰囲気がしたんですよね、僕にとっては。だからたぶん、おじいちゃんとおばあちゃんを思い出しながら、その延長線上に出た言葉なのかなと僕は思っています。
だから、2コーラス目に『まさか天へ昇ったあなたの分身とかではないよね?』
って言ってるのは、それを思ったから書いてるんですけどね。2コーラス目はお母さんの気持がちょっと入ってるっていうのかな。
『綺麗に整列してる姿が 優しく滲み熱くさせたよ』とか、『会えなくなる日はくる 何処かで待ってる マイナスな唄は小鳥が嫌う 潜めて逝こうか 潜めて寝ようか』やっぱり2コーラス目はお母さんの気持かな、どっちかっていうと。1コーラス目は自分で。こういうような親孝行ができるのも幸せな人生だなと思ったから。自分自身もその痛みのその向こうに歩いて行って、書いた曲ですからね。
ソメイヨシノ、今の話を聞くと、凄く切なく聴こえてしまうと思うけれども、これは誰もが経験する「愛」の意味ですからね。それを綴った楽曲ですから、ぜひ、皆さん大切な人を思い浮かべて逃げずに聴いていただければなと思います。