GO TO FUNK
作詩/作曲: 堂本剛
(歌詩→レコチョク)
堂本剛 – Sound Produce, Arrangement, Guitar
Gakushi - Arrangement, Programming, All Keyboards
Kenny Mosley - Drums
鈴木渉 - Bass
竹内朋康 - Guitar
Mixed by 福田聡
Mastered by Randy Merrill (Sterling Sound, NYC)
●アルバム「GO TO FUNK」 ENDRECHERI 2021.08.25
●DVD/Blu-ray「ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE 2021」初/通-Disc1
●Music Video (公式YouTubeチャンネル LIVE2021映像)
▶ 堂本剛とFashion & Music Book 2021.07.24
こんな時代だからこそ、ファンクを聞いたほうがいいよ、っていう。本当に、今までファンクにGO TO してなかった人、ぜひ今年GO TOしてくだい。
自分が「ファンク」という言葉に対して重ねてる意味合いとしては「自分」っていうのがありまして。「自分らしさ」「オリジナリティ」っていうものが、僕の中では「ファンク」っていう言葉と重ねている部分があって。「ファンク」を訳していくと色んな意味がありますけれども、この一度きりの自分の人生、命、生きる、っていうことが、「ファンク」というその中に込められてるなと思うんですよね。
ファンクミュージックは本当に、それをふんだんに投影させてるジャンルだと思います。もともと昔から、みんな一人一人が「自分を生きる」っていうことが、なぜ許されないんだろうかという、そういう疑問を持ちながら音楽をやってきています。いま、時代がようやくそういうこと(性別のことなど)を声を大きくして伝え合うことができるような時代に変わり、より多くの人に「自分」というものを諦めずに生きてほしいなと、すごく思ったのもあって。
そして、命について、悲しい思いと共に生きてる人もたくさんいると思うし、そういう人たちも、色々なことはあるんだけど、自分というものに向かって、自分という人生を生きる、自分を生きる、っていうことを、とにかく一緒に寄り添いたかったりして、色んなタイトルを考えたんですけど、ポジティブな感じもほしかったし、Go toかな?GO TO FUNKかな?って、みんなで話しながら、このタイトルに決めました。
通常盤では終盤に据えられた「GO TO FUNK」。グルーヴ表現の方向性は70年代ファンク+90年前後のヒップホップという感じですが、その一言でまとめきれない燻し銀の奥行きがある。これがタイトルトラックなのは殆どの曲に共通する要素を明確に提示しているからでもあるのかも。
大枠としてはわりとオーソドックスですが、背景で変な音色を出しまくるシンセや1分30秒〜のBlack Sabbath的な仄暗い展開など興味深い隠し味がとても多いです。というかどの曲もそんな感じでしかも各々の方向性が違うのが本作か。FUNKと言いつつ定型に留まらない姿勢をよく示しています。