これまでの活動で揺るぎないテーマとして掲げてきた「愛」... その「愛」を、長年親しくしてきたゲストと2人で真剣に語り合う。 ENDRECHERIのLIVEをきっかけに繋がった縁で、つよしPが「頭の中が一緒」とまで公言するお相手とは!? インパクト絶大な幕開けは爆笑必至!? 壮大なスケールでお送りする真剣対談。 大切な人と「愛」について語ろう…… 思わずそんな気持ちにさせられるかも...??
誰と誰が何処に向かってんねんを始めました #堂愛本愛剛 #天愛竺鼠川愛原
つよしP公式ツイート
配信開始
堂本剛がゲストを招いて真剣「愛」トーク! マジトークに思わず考えさせられる...けどツッコミどころ満載!?『つよしP』#20
堂本剛のオリジナル番組『つよしP』第20回が8月6日に配信される。堂本と親交の深いゲストが「愛」について真剣に語り合うことになったが、何やらふたりの様子がおかしい......!? 何故か真面目な話が頭に入ってこない...彼らに一体何が!?
これまでの活動の揺るぎないテーマに「愛」を掲げてきた堂本は、『つよしP』第20回である親しい間柄のゲストを招き、愛について語り合うことになった。ふたりは、堂本のプロジェクト・ENDRECHERI(エンドリケリー)のライブをきっかけに意気投合したのだそう。「愛とか命とかっていうテーマって毛嫌いされる」「こういう話をすると(空気が)重たくなったり暗くなったりするっていう決めつけがある」とコメントする堂本の表情は真剣そのものだ。しかし、いつもと比べて明らかに違う何かが......。
一方のゲストも「好きなことをやるのが自分の中での『愛』」だと、「仕事と愛」について語るその後もふたりは、真面目に自身の思いを明かしていった。「生まれた瞬間がゴール。その後の人生はウィニングラン」「僕たちは『愛』を知るために地球に生まれてきた」などグッとくる名言が次々と生まれていく。ツッコミ不可避の絶大なインパクトでお送りするスケール壮大な対談!観終わったら大切な誰かと「愛」について話したくなる...かもしれない。
文字起こし by Hさん
編集 by Trudy
🟣剛さん
🟢天竺鼠 川原克己さん
🟠スタッフさん
テロップ/(補足)/(♩BGM)
🟠今日はどういった撮影を行いましょうか?
🟣今日は、常日頃歌を書いている中で、揺るぎなくテーマにしている題材「愛」っていうもの。「愛」っていう言葉自体は「全ての始まり」とか「命」っていう意味があって「愛」っていう言葉が出来てる、っていう。
🟣毎日のように「愛」について議論してもいいぐらいなのになと思ってるけど、やっぱりそんな余裕もなくて、最近これ見た?とかあれ聞いた?とかあれ食べた?とかあれが好きこれが嫌いみたいな話でやっぱり蔓延してる。だから愛が蔑ろにされてるというか。
愛が蔑ろにされてる
🟣僕らが新しい未来を作るためには「愛」についていっぱい話すべきだと思ったんで、今回この映像で「愛」について語ってる、そのPureな時間、それを皆さんに感じてもらう回。
(つよしPテーマ映像 ♩LOVE VS. LOVE)
🟣さぁそれでは今からですね。ちょっと「愛」について語っていこうかなと思います。まぁちょっと今日はこちら、川原くん(天竺鼠・川原克己さん)に来てもらってるんですけれども
🟢よろしくお願いします。
🟣ENDRECHERIのライブに来てもらって、感想を伝えてくれたところから、ホントにすごい意気投合して、地球にとっていい日々の過ごし方はこういう事があるよなとか、こういう気持ちで人はやっぱり生きて行くべきだよなみたいな話を、ホント凄く滅茶苦茶Pureに語る相手なんですけど。
🟣やっぱなんかこう見た目とか外見とかで 人を判断するっていうことが、やっぱりあるなぁ〜と思うんですよ。 なんかそういうものに支配されたり、されながら生きて行くっていうのはもうやめたいなとか、そういうような話とかも、ホントに真面目に、川原君とは話できるなっていう事で、すごい友達になったんですけど。改めてちょっと川原君にとっての「愛」というか、その愛についてちょっと話してもらえたらな思いますけれども。
🟢お願いします。
🟣お願いします。
(♩LOVE VS. LOVE)
PURE & LOVE CONVERSATION
堂本剛 X 川原克己
🟢まずはこういう機会を作ってくれてほんと有難い。っていうのも、「愛」を語れる、そういう空間っていうのを求めてたので。
(横を向いて笑いを堪える仕草の剛さん)
🟣うん。テレビとかでもそうですけど、こういう「愛」みたいなテーマとか「命」みたいなテーマって、なんで毛嫌いされるのかな?って思ってるんですよ。こういう話するとちょっと重たくなるとか暗くなるっていう「決めつけ」もあるし、世の中でね、孤立してしまう人とか、除け者にされたりする人とか色んな人いると思うんですけど、なんかみんな自分らしくただ生きてるだけなのになぁ〜と思うんですよね。
🟣その川原君が自分らしく生きるっていう事に対して思ってる事、例えばお笑いに対してっていうことも含めて、自分はこういう思いでやっているんだっていうのを、なんかこう伝えてもらえたらなと思うんですが。川原君がお笑いに対して真剣にこう語るシーンも少ないでしょ。
🟢初めてですね。やっと喋れる場所が出来たなって。
🟣うん。
2人が貫く生き方とは?
(♩LOVE VS. LOVE)
🟢お笑いに関してはもう本当にずっと僕変わらないですよ。好きなものって変わらないと思うんですよ、そもそも。
🟣うん。
🟢ただ、元々自分が好きだったものがあるのに、「そのやり方なんなんだ」みたいに言われて、自分の好きなやり方を変えていくっていう、それをやっていくと、みんなの為に生きているのか、自分の為に生きてるのかっていうのが、わからなくなる。
🟣うん。
🟢っていうのがあって、僕はずっと好きなことをやっているだけであって、周りからなんか「テレビに出るためにこうした方がいいよ」と言われるけど、テレビに出るために僕はやっている訳ではなくて、好きなものをやってそれでテレビに出れたらラッキーだけど、テレビに出るために何かしたら、元々自分が何が好きだったかがわからなくなる、っていうのがあったから。だからみんなから「尖ってる」って言い方されるけど、 みんながどんどん丸くなっていってるだけで、僕からしたら何も変わってなくて、「好きなことをやる」っていうのが僕の中で「愛」なので…
好きなことをやることが僕の中での「愛」
(♩LOVE VS. LOVE)
🟣こうした方が、例えばお金が儲かるのにとか、こうした方が人気が出るのにとか、「お金」とか「人気」っていう事だけで言えば、そうなのかもしれない。でもこれは世の中の人たちがなんとなく作った「決めつけ」と「ルール」と、なんか「価値観」のせいであって、本当にお金を儲けるとか、人気を得るっていうのは、またちょっと違う気はする。でも、川原君もいわゆる今の世の中に合わせて自分を変えて、まぁアプローチすれば、そりゃお金とか人気みたいな認知度みたいなもの上がるんだろうけど、でもそれを時代に合わせてまでする事なんじゃないのかな〜って。
🟣僕も"歌う"とか"変わる"とか、自分が投げたいメッセージじゃないものを歌って「あの曲いいですね」「カラオケ行ったら毎回歌ってるんですよ」って言われても「ありがとうございます」っていう感じで。まぁ「この人の為には何かなったんなら良いか」って思えるけど、結局自分にとってはどうなのか、自分にとって「愛」なのかと考えた時に、やっぱり違うんじゃないかとかね。だから両親とかさ、まぁ地球で生まれてきたこと、原点・根源とか何かそういうものを考えていけば考えるほど、やっぱり自分の目と自分の心の眼で見たものを選択して生きていたいって、なんかただそれだけなんだよね。
自分の目と心眼だけで見たものを選択して生きたい
🟣川原君もそうやけど、クリエイターなんで、別にお笑いだけやってなきゃいけないとも思ってないだろうし
🟢そうそう そうそう
🟣僕も音楽が多いけど、自分の「愛」を全身で表現する為に いま僕は音楽が一番いいなと思ってるからやってるっていうところだけど、川原君もそれと同じような…
🟢そうそう。たまたまお笑いやってて、俺は「川原」っていうのをやってるだけで、剛君は「剛」っていうのをやってるだけで、みんな一人ずつが各々「自分」をやっていったら、もっとこうなんかこう選択肢が増えるのにな〜と思うんやけどね。 みんな何か悪いことじゃないけど、結構同じようなとこに固まってる。で、「自分」をやってる人らを「えっ何やってんの?」ってね、何か言われちゃう。でやっぱ、あっちが正解なのか、って。正解不正解を作りすぎだし。
🟣確かにね。
🟢ゴールを作りすぎだと思うのよね。例えば人気が出たらゴールとか、お金を持ったらゴールとか、そこを ゴールにしちゃってるから、それを持ってない間はゴールじゃないんだ、と。
🟣うんうんうん。
🟢だから僕は生まれた瞬間がもうゴールだと思う。その後は人生ずっとウィニングランだと思ってるから
🟣うんうんうん。
生まれた瞬間がゴール。その後の人生はウィニングラン
(♩LOVE VS. LOVE)
🟢何かこう、人生みんな何かこう大変だみたいな、そりゃゴールを作っちゃってるから。君はゴールを切ってるんだよ、と。
🟣なるほどね。
🟢だから、あと楽しむだけ…
🟣楽しむだけなのに、世の中の空気とか、周りの自分の育ってる環境のなんとなくの「決めつけ」とか、そういうものによって翻弄されてるのは、しょうもなさすぎるやろっていう事ですよね。
🟢そうね。「決めつけ」は勿体ないですよね。例えば物心ついてない時に、「カァーカァーって鳴くのがカラスだよ」って教えられるから、「カァーカァー」ってカラスは鳴くんだって、もうそれしか選択肢がない。ただその情報を知らずにカラス聞いたら「アァー」だったりするんですよ。「アァーアァー」。「カァー」じゃない。 だからホントは「アァーアァー」って鳴いてんのに「カァーカァー」って鳴いてるって言っちゃうんですよ。
🟣うんうん。うん。(横を向いて笑いを堪える仕草の剛さん)
世界は決めつけで溢れている
(♩LOVE VS. LOVE)
🟢「決めつけ」があるから、人生こうしたら裕福だ、って。
🟣そうやね
🟢っていうのがあるから、僕はずっとだから、売れてない時も、まぁ売れてるとも今思わないけど、その売れてる・売れてないが基準じゃないからわかんないですけど、バイトしてる時からこの「幸せ度」っていうのはずっと一緒なんです。
🟣なるほどね。
🟢で、後輩と一回揉めた事あるもんね。なんか「バイト辞めれていいっすね」みたいな「早く僕もお笑いだけでやりたいです」 「しんどいです」って。その人面白い奴なのね。いや面白いからもうえぇやん。「俺バイトしてる時しんどくなかったで」って、「それバイト辞めてるからですやん」って。 自分ではこう感覚で生きてるからさ、それを伝えるのを上手いこと出来なかったからさ、どう伝えていいのか… えっ何でしんどいんやろ?
🟣でも多分それは、ホントに世の中の基本的な「決めつけ」に則って喋ってるからやよね。その「決めつけ」というルールブックに則って喋ってる人と対話しちゃうから。だから結局「なんでジャニーズにいるのにそんな事やってんの?」みたいなのもあるからね。いや別にジャニーズにいてこれやっちゃダメなんですか?ってのもあって。
🟣「やっていいですか?」「うん、いいよ」と言われたからやってる事ばっかりなのに、その打合せとか会議にも出てない人が「何でジャニーズに入っててこんな事やるんですか?」とか「もっとこんな事したらいいじゃないですか」って。いやいやそれ、ジャニーズっていうカラーの中で自分の色彩を放ってなぜダメなのかは、やっぱりわからないから、だったらもうどこにも就職出来ないっていうか。
🟣だってある種、自分がやってる仕事っていうのは、色を持たないといけない仕事だし、もしかしたらカメレオンのように色を自由自在に変えて生きる、まぁそういう瞬間もエンターテイメントなんだんだったらやってもいいけれども、結局やっぱり自分の色に戻って来ないといけなくて。だからそこが重要というか。だから何かこう「決めつけ」というものに脅迫されるような感じっていうのかな。何で?っていう。何でそういう考えで押し付けてくんの?みたいな。
🟢勿体ないよね
🟣何かやっぱり頭ごなしに、「それダメ」「これダメ」あーだこーだって、出てない杭も打つみたいな何か変な感じがちょっと蔓延して、地球じゃない場所で住めるんやったらもう出て行きたいぐらいですもんね、今ね。 こんな話もよく川原君とするけど、地球じゃない場所にもうホントに「争い」という感情すらない星が存在するはずだ、と。だったらもうそこに行きたいよね、と。でも何で人は生まれ変わったりとかね、するとかっていう話もするじゃない。もしそれが本当やったとしたら、何でこの地球をわざわざ選んで降り立ったんやろ?みたいな。
🟢それはだからあの〜「愛」を知るため。
🟣逆にね?
🟢さっきの「決めつけ」じゃないけど、これが不幸だこれが幸せだってあるからわかりにくくなってるけど、例えば、躓きました、足怪我しました、で「不幸」だ、ってなるけど、足痛めた事によって痛めてない時の幸せが…
🟣感じられるっていう。
🟢治った時、痛んでない時に感謝しなかったな、みたいな。だからこれに感謝ができるわけですよ。ありがとうと。それも「不幸」にしちゃったら、もう「決めつけ」なんですよ。
僕たちは「愛」を知るために 地球に生まれてきた
(♩LOVE VS. LOVE)
🟢全部がこう「愛」に繋げられる。だけど…
🟣繋げられるのに、それを愛に繋ぐ事を疎かにする人が多い、と。そういう概念っていうのは、「じゃあ何でも幸せに繋げられるのか?」とまた言い出す人が出てくる。いやそりゃ勿論、僕だって人生生きてきて、流石にこれは幸せに繋げる事は難しいって出来事もあるよ。でもそれは、なんか全部が全部「幸せ」に繋げなきゃいけないってことを、いま川原君が言ってる訳でもない。でもそこに学びはあるよねって事を、川原君は伝えたいんだろうなと思うけど、その学べない人は、ホントに大変じゃないかなっていう。だって時代がどんだけ変わっても何にも 学べない強さを持ってるのかもしれないけど、でもホントにこれだけ世の中が大変だから、今こそみんなで一気に「愛」に気付くんかなってちょっと僕は期待してるけどなー
🟢大変な時期だけど、それによって大切なもの、例えばホントの友達だったりとか。そん時剛君とこう電話とかようしてたけど…
🟣さしてもらってね
🟢そん時にアイツ大丈夫かな〜とか連絡とる人って、意外と少なかったなとか思うんだけど、それはやっぱ気付けたから、そこはまぁ「愛」に繋げられたし。
🟣そこは大きかったよね。
🟢いやぁデカイと思うね。普段電話しなかった人からもきて
🟣きたりとかね
🟢「あれ?」と思って。僕が多分自粛中に電話して「どう?」みたいなのは、もう中学生と、ランジャタイのクニ(国崎)と、ジミー大西と、剛くんだからね。 そう考えたら、なんかみんな似たようなというか…
なんかみんな似たような感じ
(4人の顔写真)
(横を向いて笑いを堪える仕草の剛さん)
(♩LOVE VS. LOVE)
🟢みんなピュアだし、気付かなかったけど、みんな同じようなジャンルの人たち。
🟣そうやな。背丈とかもね、あの〜近いしね。
🟢だから「愛」の背丈も一緒だったなと思った。その深さっていうか。
🟣みんなさ、こういう話をする時間っていうのが、やっぱ最初言ったみたいに、凄い無駄に感じてるよね。でも、僕とかは、やっぱり詩を書いたり歌を書いたりもするし、重要な事であるし、逆に言えば、その世の中の人達がそういう時間を持たないのであればあるほど、そういう歌を歌うんやと思うのよね。 足りないメッセージ・足りない話題みたいなのを、僕は音楽を通してやっぱりやってる気がするから、ほぼ20年、その「愛」と「命」について歌を作り続けているという事は、残念ながらそうなんだろうね(足りていないんだろう)っていう。
🟣恋愛の歌、恋愛の話、っていう方が楽しいとは思うねんけどさ、でも本当に愛する人と出会った時に、恋愛の恋から愛に変わった時に、その人の「命」の事をもっと真剣に深く考え始めたり、この人との間に「命」が生まれたらいいなと願ったりとか、そういう風に、結果、なっていくじゃない。だから早いうちからその「愛」に到達して、「命」として生きてる中で、色んな人達に何かこう愛されたいし愛したいっていう、何かそういう感じはあるけどね。 うーん。
🟢まぁね、愛したい…
🟣どうですかその、自分が愛したい方なのか愛されたい方なのかって考えると
🟢やっば愛したいですよね。まずね。
🟣うーんそうやんな。うん。
愛されるより 愛したい
(♩LOVE VS. LOVE)
🟢俺も言われるけど、剛君も多分言われると思うけど、「どうやったらそんな感じで生きていけますか?」「そういう考えになりますか?」って。それは「でも剛君だからそんな感じで出来るんですよ」「川原君だから出来るんですよ」って言われるけど、そんな事はなくて、みんなが出来るけどみんなが言い訳してやってないだけで。自分次第なのに、何かこの人は特別だとか自分は特別じゃないとか、それこそ「決めつけ」よね
🟣「決めつけ」
🟢ってなっちゃうから、勿体ないです。もっとなんか、やっぱ僕は公園行ってね、子供たちがいっぱいいるのを見るのが好きなんですけど。自由と真っ白な状態で駆け回ってるんですよ。網持って。カゴ持って、網持ってハトとかを追いかけてるわけよ。
(横を向いて笑いを堪える仕草の剛さん)
🟢「捕ってどうすんの?」って大人たちは思う。だってハトをマジで捕まえようとしないわけでしょ、大人は。
🟣しないね。
🟢でも子供はマジで捕まえようとする。捕った後のこと考えてないわけ。
(体が大きくなり、声も大きく響き出す川原さん)
🟢今捕りたい、ハトを捕りたいってなってる訳でしょ。で、捕ったとてカゴに入らないよって、それも考えてない訳ですよ。じゃそんくらい一生懸命。なんていうの…
🟣川原君ちょっとあの、話の「愛」の量大きいから、今めっちゃデカくなってるから…
🟢あーごめんごめん、そっち(剛君)が小さくなってるのかと思った。
🟣(自分が)凄い小っちゃいから、声わんわんしてんのよ。声も大きなってるから。後半聞き取れててないから。その「愛」についての熱量、ちょっと下げてもらって、ちょっと1回元の大きさに戻ってもらって…
🟢そっちが小さくなってんのかと思って
🟣いや僕が小さくなったんじゃなくて、川原君の方が「愛」の熱量が凄く大きくて
🟢ごめんごめん
🟣だからそのちょっと、量は考えて話さんと。あの…今カメラから凄い切れてたから
🟢ごめんごめん。
(元の大きさに戻る川原さん)
🟣うん、でもその川原君が言ってる…「今一瞬を生きろ」っていう
🟢そうそう。そうそう。無限な訳なんですよ。
🟣うん。だからこれ難しいとこやけどね。例えばハトを捕まえた後のことを考えてない。大人になった時に、後々のことをちゃんと考えなさいってことじゃないんですか?みたいな話にもなったりするけど、そこはむしろつつくとこじゃないやん、ハトみたいに。
🟣本質の話をしてるのに、なんかまたガワだけの話をして、人の外見と同じで。だからそのガワだけの話を一生続けたら、内面的な核となる話ができないから。僕らの「決めつけ」っていう概念をいつまでも続けたら、ホントに地球は崩壊するんじゃないかなと思うのよね。国境とか色々な考え方があるのは勿論尊重する。 色んな人達の考えがあっていい。でもそれを、受け入れ合うという約束だけはしたいよね。 それが出来たら、「自分たちはこういう風に思ってるんだ」ってこと素直にみんなで語り合えて、「いやでもそれって違うと思うんだよね」と、受け入れながらその言葉が出ると、凄い「愛」やなと思うのよ。
(体が大きくなり、声も大きく響き出す剛さん)
🟣受け入れて「それは違うと思う。 こうこうこうだから」。でもさぁ〜ってまたその批判なのか意見を、またちゃんと「愛」を持って受け入れれば、「いやいやいやそんなことない」「いや、だって僕はこうこうこう思ってるから、こうなんだよ」みたいな話に繋がるからやっぱり。
🟢ちょ、ごめんごめん。ちょっとなんて言ってた?後半なんて言ってた?
🟣ん?
🟢ごめん、ちょっと、やっぱ自分では(おおきくなってるのが)わからんもんやね。
🟣(大きく)なってんや、今。
🟢凄い大きくなってるから。
🟣あれ、川原君?
🟢ほらほら、見えてない。下がって下がって。俺自分が小さくなっていってんのかなと思って。
🟣ん?川原君は?
🟢そのまんま喋りかけて来たら、もうずっとずっとハウってるから。
🟣じゃあちょっと。一回。えーっと
🟢落ち着いて落ち着いて。
🟣うん、やっぱり。
🟢だから冷静にね。 みんな色んなことを喋っているけど居酒屋とかで。大きくなってる人いないもんね。
🟣いないもんな。
(元の大きさに戻る剛さん)
🟢ってことは「愛」を語って無い。
🟣語ってるふりなのかもしれない。
🟢要するに、だから「愛」って知ることだと思うの、その、自分を知ること。
「愛」は自分を知ること
(♩LOVE VS. LOVE)
🟢何か悪いことが起きても、「俺はこれをやりたかったんだ」とか。職をこの時期になくして、いっそのこと辞めて好きだったことを(やるために)何人かで無人島に行ったりしてる人がいるのよ。「 俺はこれをやりたかったんだ」みたいな。で、本当の自分を思い出す作業。地球って? 子供の頃したかったことを、こう思い出す。やっぱりハトを捕まえたかったと思うのよ。「知る」って「愛」だから。例えばじゃあハトを毛嫌いしている人、何もないのに石つついてるやん!みたいな。 知ってますか? あれ歯がないから、咀嚼できないから胃の中に小石をためて、胃の中で小石で咀嚼してるわけ。
🟣咀嚼して。
🟢そう。そんな知ってましたか?って話なわけ、僕からしたら。知らないでしょ?
(また興奮して体が大きくなり、声も大きくなる川原さん)
🟣ちょっと待って急に大きなったな。 川原君?
🟢ごめんごめん、ちょっと熱なってもうた。
🟣なんで?
🟢なんかごめんごめん、ちょっと落ち着くわ。 人に対してもそうだけど、あーだこーだ言う前にまず自分のこと知ってますか?それから他の人のことも知りましょうよ、ってなったら、受け入れるじゃない。自分のこと知らないから、不安になって、みんなを叩くわけよ。そうなったら、自分が正当になるわけ。
(元の大きさに戻る川原さん)
🟣正義だと。
🟢正義だって。本当の「愛」を知っている人は、他の人のことを、やっぱこの
🟣どうこう言わない
🟢言わない
🟣ホントに言わない
🟢ホントに言わない。人を否定してしまった、自分のことも否定してしまった、って思った時に、一回ハッとなってほしいなって… ハッと(鳩)なってほしいなと思うのよ。そのー…
🟣最初(川原さんは)気づいてなかったけどな(ハッと=鳩 だということに)、まぁいい。 あっと思ったんやろ。
🟢やったぁと思って。
「愛」を知っている人は他人を否定しない
(♩LOVE VS. LOVE)
🟣例えばね、話違うかもしらへんけど、僕、パクチーがダメやったわけ。多分もうずっと食べへんと思ってた。 なぜならば、味が本当に苦手やったから。とある時に、仕事でタイに行ったのよ。で、そこで屋台のラーメンっていうのがあって、それがケータリングになってて、パクチーが入ってたのよ。いやー…って思ってんけど、まあ、地元の屋台の人が「美味しいから」みたいな感じで言いはったし、ちょっと申し訳ないけど、よけて食べるようにしようかなって思って。でもロケでめちゃめちゃ蒸し暑くて、あんだけ嫌いやけどちょっと一回いってみようかな〜って食べてんやんか。そしたらこれね、環境とか湿気とかもそうだけど色んななものが手伝ったことによって、「めっちゃウマいと」思っちゃったわけ。「大嫌い」だったのに「めっちゃウマい」になる出来事っていうのは、人生の中にあるのよ。
🟢食べず嫌いとかじゃなかった。
🟣なかった。1回食べて無理やったから、もう一生無理って決めつけてた。
🟢なるほど。
🟣でも「食べて」って言われた。それを受け入れたのよね。 「あれっ?めっちゃウマいやん!」ってなって。今はだからもう全然関係ない、めっちゃ日本でも食べれるようになった。だからこれが誰にでも起こりうることやから。
🟢確かに。
🟣だから「決めつけ」っていうのはよっぽど無駄なものなんだなって、なんか僕はそれを思ったのよね。
🟢俺もトライしてみようかな。
🟣嫌いな食べ物なに?
🟢嫌いな物は無いけど、あの基本的に刺身とか醤油とかにつけないのよ。ソースとか醤油とか液体系の調味料はちょっと苦手で。やっぱびっしょ濡れにするのがなんか気持ち悪い。魚とか海であんだけ泳いでて一回陸で乾かされてまたびっしょ濡れにされて。まぁ味もちょっと嫌やけど。味って魚の方じゃなくて、その…
🟣えーっと塩?
🟢サラダもドレッシングじゃなくて、そのまんまか塩で食べる。マヨネーズはOKなんやけど。
🟣なんでやろな?塩でまぁ基本食べて。
🟢そうねマヨネーズが大好き。
(横を向いて笑いを堪える仕草の剛さん)
🟣ちょっとわからへんけど(笑)
🟢でも挑戦してみようかなと思うわけよ、今聞いて。だから「決めつけ」っていうのが一番多分怖いよね。
🟣だからなんか川原君とか僕みたいなタイプの人は、食べ物でも何でも好き嫌いめっちゃ激しいって思われてるかもしれへんよね。
🟢あっ思われてる。でも全然ない。
🟣全くない。
🟢芸人で何人かいる時に、夜帰ってる時に、月がめっちゃ綺麗やった。「月めっちゃ綺麗やな」って言ったら周りが 「えーっ?もうええわ」みたいな感じでツッこんで。
🟣あーなるほどね。
🟢えっなんやろ?みたいに思って。月がやっぱすごいって、いつも思うわけよ。それがみんなが「そんなえぇねん」ってみたいな。 だからボケだと思われて。いつもびっくりするわけ、「何あれ?」って。
🟣確かにね。
🟢ずっと疑問に思わないといけないことですよ。「あれ(月) 何?」それなのに目の前の人間関係大変とか、いやいや、月。もういいの?あれ、みんな。見てないけど、と思うわけ。
🟣確かにね。
🟢それがホントに不思議で。
🟣僕は青空見るのが結構好きで「よく空見ますね」みたいなこと言われるんやけど、見たらアカン?って思うんですよ。空を見ることによって遠く離れた人と繋がってるなぁ〜って思いたいだけやねん。
🟢それはそれで。
🟣だから見たいねん。「ほっといて」って思うねんけど、「なんでそんな空見る理由はあるんですか?」みたいな。そっか理由がなかったら空見いひんのか、みたいなこととか…
🟢そうそうホントホント理由をつけがちよね。
🟣理由が欲しいねんな。
世間は理由を求めすぎている
(♩LOVE VS. LOVE)
🟣例えばその、世の中の人が求めてる答えを出そうと思ったら出せるけど、それは自分の答えじゃなかったりすんのよね。 あなた達に分かるように嚙み砕いて言えば言うほど、何か違うんですよ、っていう。
🟢みんな持ってるものなんですよ、感覚って。それがもうロボットみたいになっちゃってるから。 これはこう、これは正しい、って。だから絵と一緒だと思う、僕は。絵があるでしょ、その一枚の絵を、上手いと下手だけで見てると思うんですよ、分かりやすく言ったら。でもこの色使いめっちゃいいなとか。絵を見て何かを思うってことは、「自分を知る」ってことやん
🟣これさぁ、何か上手い下手とか良い悪いはさ、やっぱりしょうもないよな、今聞いてても。その良い悪いとか上手い下手は、「自分の価値観」やんか。例えば画家だったら、画家の価値観の上手い下手はじゃあ、あなたがどれだけ理解してるんだ、お笑いのおもろいおもろないはどれだけあなたが芸人という感覚で、作家さんという感覚で、どれくらい思ってるのかとかさ。
🟣自分が面白いものは結局面白いのよ。で自分が面白くない・わからないものは、わからないし、独特だし。でも万人受けしてる人ですらも、すべての人の脳ミソと心にヒットしたことなんてないわけやんか。みんな世界中の人たちが熱狂して「いいですねー」って一人残らず言わせたことなんてあります?到底難しい話をみんなやろうとしてるんだなぁっていうか。
🟢そうね。
🟣だったら自分を生きることの方がもっと簡単で、そういう人たちが増えることによって、人が作り上げる様々な芸術だったりデザインとかシステムとか全部そうだけど、自分たちの国らしくなったりとか、だからそういう風になって行くのになぁ〜ってなんか思うよね。もったいないね、やっぱり、その好きとか嫌い、良い・悪い。
🟢そうね。
価値観は人それぞれ。「好き」「嫌い」の評価自体が無意味
(♩LOVE VS. LOVE)
🟣ちょっと聞いてみたいなと思うことが一個あって、例えばフルスロットが100だとした場合、川原君はどれぐらいの割合で日々生きてるイメージ? 何十%とか?
🟢基本は100よね。100自分生きてて、ステージ上がったら95になるよね。そのちょっと下がっちゃうけど。
🟣ちょっと下がっちゃう。 僕はそれで言うと0です。
🟢ホーッ
🟣0ほど無敵なものはないかもしれない。僕にとってはただの0ですけど。 みんなにとっては100に見えているんだろうから、さっきの川原君の話で「 いやそれは剛君だからですよ」「 剛さんだからですよ」になってると思う。いやみんなも0とか100とかそういう概念にとらわれてるから、だめなんじゃないかなって。
🟢ズルいな。まぁでも100としたら…その…言われたから…その…考えて…85かな?
🟣ん?どういうことで95から85になってるわけ?
🟢まだまだってことね、自分の中ではね。みんなからしたら100だと思う。だけど僕はまだ85。自分というものを探してる途中だから。
🟣勿論それはね、自分を探しては僕もいるからね。でも自分の現在地っていうのはもう捜し当てた状態で 僕は今を生きているけどね。
🟢あーズルいな…
🟣その現在地から未来を見ているから、その未来の自分っていうのはやっぱりわからない。でも人に振り回されて生きたら、もっと分からなくなる。だから「自分を生きる」っていうことを、現在地から誓わないと未来が…
(剛さんの後ろに緑の煙が出てきて、パクチーの匂いがどうのこうのと川原さんとやり取りする)
🟣でもやっぱりこの今日の「愛」についていろいろ話してる中で、ありがた迷惑かもしれないけど、自分を生きられない孤独に住んでしまってる人とか、自分で生きることを何かこう周りの人に罵倒されたりして、圧力かけられて自分を生きられないで孤立してしまってる人とか、そういう人たちにすごい聞いて 欲しかったのよね。
🟣「自分で生きる」っていうことはそんなにホント難しいことじゃないし、もしかしたら今の環境だからそれが叶ってないだけで、それを叶えられる場所へと自分が辿り着けたら、全然自分で生きていけるのにな〜とは思うのよね。だから、なんか諦めずに自分の色彩を追い求めて、「自分の色でいいんだ」と思える場所に一日でも早くなんか辿り着いてもらえたらいいなとか、なんかそんな想いがあったんで。
🟢まぁ、みんなできることですしね。
🟣そう。
🟢それは。
🟣ぜひね、大切な人と、恥ずかしがらずに「愛」について話をしてみる時間、なんかそういうものを騙されたと思ってちょっと設けて欲しいなと思いますね。自分がホントわかるよね。
🟢いやわかる。ホントに相手のこともわかるし。
🟣うん。わかるし。
🟢それが難しいと思わないで。すぐ今から出来る事だから、その「愛」を誰かと語るってのは。
🟣そうそう。しんにょうへん(辶)と一緒よ。(正確には"しんにょう")
🟢しんにょうへん(辶)?
🟣うん。しんにょうへん(辶)。習字で書くとき難しいなぁって思うやんか。でも書けるやん。いま書けるやん。それと一緒、「愛」は。「愛」やなぁって思うわ。
🟢しんにょうへん(辶)???
🟣うん。
🟢まぁその誰かが書いた、しんにょうへん(辶)なんてね…
(横を向いて笑いを堪える仕草の剛さん)
🟢誰かのしんにょうへん(辶)と自分のしんにょうへん(辶)を比べるから、ハネがどうのこうのとか、トメがどうのこうのとか、なるわけですよ。
🟣まぁね自分なりのしんにょうへん(辶)をやっぱりこう書く気持ちで、全ての人が生きていけたら いいんじゃないかなっていう風には思うよね。
🟢うーん…ホンマにそうやな…
(♩LOVE VS. LOVE)
🟣考え出せばキリがないっていうテーマとして、ちょっとこう扱われがちだけれども、これはキリがなくてもいいじゃない、と。
🟢だってそういうもんですから。
🟣「愛」っていうものは答えが出ないものかもしれないし、でもこの「愛」っていう問題を出されてるのは人間だと思うんですよ。これをずっと解き続けなきゃいけない、僕らは。
🟢こうやって見えないものを、
🟣見えないからね「愛」はね。
🟢そういうものを、なんかこう喋ると、みんなこう背けがちだけど、僕からしたらやっぱ見えてるものだけを信じてる方が、よっぽどファンタジーやと思ってるんで。
🟣自分なりの勝手なイメージでね、人を決めつけたりとか、物事を決めつけたり、なんかそんな風にしてる自分こそね、悲しい・寂しい時間を過ごしてるなってことに、ちょっと気づいてほしいですね。 何かをきっかけに、ホントにガラッと180°変わってしまうような、そういうことだってありますから。この話を通して、何か少しでも共有できたら、
🟢感じてもらえたら、
🟣感じてもらえたらいいんじゃないかなぁっていう風に思ってます。
🟢ありがとう。
🟣こちらこそ。
🟢見えてない部分があると思う。(なすびの上から被っていた帽子をとって、なすびは被ったままで)やっぱ見えない部分も僕ですから。
🟣見えてないと思ってるだけかもしれませんしね。そこはもうホントにその人のしんにょうへん(辶)と、こさん(?)によって決まっていきますから。今日はありがとうございました。
🟢まぁいいか…いいです。ありがとうございました。
(♩LOVE VS. LOVE)
堂本剛 x 川原克己
PURE & LOVE
CONVERSATION NEVER END
イラスト by こにあ*さん