Panic Disorder

作詩:堂本剛(歌詩
作曲:堂本剛
編曲:知野芳彦

◆堂本剛:Backing Vocals
◆知野芳彦:Guitar
◆高木健一:Bass
◆河村徹:Drums
◆村山&桐山ストリングス:Strings

●アルバム「ROSSO E AZZURRO」堂本剛 2002.08.07

●DVD/VHS「LIVE ROSSO E AZZURRO

●DVD/VHS「TSUYOSHI DOMOTO 2nd LIVE [síː]〜FIRST LINE〜」初/通-Disc1

堂本剛とFashion & Music Book 2010.08.07 (つよしんぐわーるど)

(曲を作った当時)人を信じることももうできなくて、もう何もできない。で、音楽だけが自分の「本当」を言えるような。何か本当のこういう真面目な話したときに「やめなさい」って大人が言ってきたり、テレビでしゃべっても何してもカットされる。だから「本当」が、ファンの人に届かない。「なんなん?」って思いながら僕は生きてたときなんです。で、Panic Disorderになって、Panic Disorderっていう曲を、書いたんですよ。これで「イェ~イ!」みたいな曲書いてたら、逃げてるなと思ったんで。

(歌詩の “日が射す場所 探す旅の途中 流行文句が造り出した笑顔 好き” について)いわゆる「なんとかなるさ」とか「明日は来るさ」みたいな、なんかそういう、もうほんとによくある言葉、「夢はきっと叶う」みたいなのが、僕、キライなんですよ。そんなん言うてるだけやんけ、みたいな、やらなしゃぁないやんっていうところで、キライなんで、その「流行文句が造り出した笑顔が好き」っていうのは、これはもう皮肉なんです、逆に言えば。キライなんです、こういうのが。「絶対大丈夫」「きっと夢は叶うから」ニコッみたいなのが、キライなんです。

夢は、叶うじゃなくて叶えていくもんやから、現実にしていくもんやから。夢とかいってる時点で遅いし、「夢じゃなくて希望なんだ」っていう考えをもっていたので。そう、なんか、これは世の中に対しての、まぁ皮肉でもあるっていうか。いわゆる僕の「本当」を、なんかこう、「うやむやにしていくような力」に対しての皮肉っていうか、そうやって笑顔つくったり、そうやってなんかなぁなぁにしてるけど、それは本当じゃないと思うよ、みたいな。

だから僕はとにかく“流行文句が造り出した笑顔が好きです”って、なんかこう皮肉ってるっていうか。この時点で、もう哲学なんか、なんなんかわからへんでしょ、ごっちゃごちゃしてるでしょ、この1行だけでも。でも、よっぽどだからその、心の悲鳴っての、あがってたんやなって、歌詩読んでても思いますけど。

まぁでもよくPanic Disorderって書いたなぁと、思いましたけどね。う~ん、なんか隠そうとしない、というか。隠すのめんどくさいしね、うん。そのとき平気で言ってましたよ、「あの~人は好きじゃないですね」って、いろいろ言ってたから。今でもあんまり好きではないですけど、まぁ限られていきますけどね、人も。だから、大きく分けていくと、やっぱ人は好きではないみたいですね。なんか、「人」って思ってる時点で、やっぱちょっと、なんかダメなんですよね。なんかその、魂レベルで話をしたいっていうか。

人っていうのはやっぱりどうしても、「私は女です」「僕は男です」「僕は上司です」「キミは部下です」みたいな話がけっこう多いので。ものを創っていく上で、めんどくさいんですね、僕からすると。「僕という魂」「あなたという魂」っていうレベルで、なんかお仕事できる人が好きです。…っていう感じなんです。だから、オーディエンスの人たちが好きなんです、僕は。簡単に言ってしまうと。