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Nijiの詩 (にじのうた)

作詩:堂本剛(歌詩
作曲:堂本剛
編曲:堂本剛

十川ともじ:Programming, Acoustic Piano
屋敷豪太:Drums
吉田建:Bass
名越由貴夫:Guitar


●シングル「Nijiの詩」堂本剛 2011.09.07

デジタル配信中

●Music Clip: シングル「Nijiの詩初回盤B

Music Clipは、東日本大震災で被災した仙台の写真家・渡辺勝見さんが撮影した石巻の海。堂本剛さんの様々な形での東北支援の一つ。シングル発売時には福島/宮城/岩手で三千円ライブ(十人十色)も開催しました。

今作のテーマは『水』そして『傷』

雨が降る、光が射し、虹が出る。

 

人間こうだと決めた事がそうならないことがたくさんある。

人を傷つけることが正義ではないとか、傷つけられることが不幸だとか、

そういった様々な常識のような感情があったりすると思うけれど、

本当に好きな人に傷つけられたとき…そう…僕らには傷みと感じない傷もある。

だから愛ってすごく深いなっていつも思う。

たとえ生きる結果が人を傷つけたとしても

あるいは自分が傷ついたとしても

一生懸命、愛をそこに注いだことによっての結果なのであれば

そこを愛せるんじゃないか…

そういう想いを描いたのが…「Nijiの詩」。

(旧shamanipponサイトより抜粋)

▶ 2008年のライブ「WATERIZE」にて一度だけ披露された曲が、待望の音源化。

🔷「音楽と人」2011年10月号

『Nijiの詩』って「愛せる傷があるはずだ」というテーマをもって書いた曲なんです。傷は痛むだけのものではなくて、愛するものでもあると僕は思う、という気持ちで書いた。傷を愛するというアクションは、人間にとって大事なことなんだと。現実を受け入れる強さと、そこから一歩踏み出す勇気がない限り、傷は癒えない。人間の精神的な部分の自然治癒力を信じて傷と向き合っていくというか。

まず自分自身を信じてあげる。で、奇跡というものを想像してみる。想像するだけじゃなくて、それを現実にする勇気を探す。忘れることが得意な僕たちだけど、自分が背負った傷と共に、呼吸することと同じように、生きることも選べると思うんですよ。傷を自分の一部として捉えるというか。「戻ることが未来」という発送はそういう思いとも繋がっていて。

🔷堂本剛とFashion & Music Book 2012.07.14

(エンディングのトーク)つよしんぐわーるどレポ

では今日は「Nijiの詩」という曲を聞いていただきながらお別れします。物事を決める、どんな風に生きていく、そういうのって何かその時はそう思っていたけどうまく行かなかったとか、あの時こう思っててんけど、今はこういう風に思えるとか、人間ってそういうことすごく多いと思うんですけれども。

そういう何かジレンマに似たような気持ちっていうんですかね、そういうような気持ちとか不安とか、そういうものが、「いや、信じれば絶対に虹をかけるぐらいの力に変えられるんだ」っていうようなね、何かそういう思いもこめてこの曲つくってたなぁと思って。

で、実際、この曲をリリースしたときは、宮城で被災されたおうちを津波で流されて、それでもカメラマンをずっと現地でやってらっしゃってという方と知り合い、その方に石巻の海に潜る、そこでミュージックビデオ撮ると、その方といろいろ話し合って、その方の決意の下、そういうミュージックビデオを作ったんです。なにかこの「Nijiの詩」という歌を自分が唄うたびに思い出すこと、その感覚を皮膚で細胞で感じていたリアルな感覚を思い出すためにものすごく重要な曲になってます。

この曲を聞くたびに震災のことを思い出して不安になったり嫌になるって言う人もいるかもしれないけれど、僕の中では、唄うたびにリアルにいろいろなものが甦ってくる、これは僕の人生にとって大事なことなんで、日本人としてね。まぁ。そういう様々な力を持っている楽曲です。

この曲にある力っていうんですかね、そういう力が、今回ラジオでかけることによってどれだけの人に対して希望を虹をかけられるかっていうのは、僕はわからないけれども、たくさんの人の心に虹がかかることを願ってこの「Nijiの詩」を聴きながら今日はお別れしたいと思います。

🔶REVIEW - CDジャーナル

恋や傷を教えくれた青空に響く虹へ託した愛のメッセージともいえる、独創的な詞世界が印象的。閉塞から少し抜け出したような、鼻先をかすめるほどの希望の薫りを感じる、ソフトロック調の穏やかで美しいアレンジが秀逸だ

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