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▶ ドラマ「天魔さんがゆく」挿入歌。
▶ 堂本剛とFashion & Music Book 2013.09.07
言葉ではとても追いつけないこの傷みを許そう…っていう歌詩から始まるんですけど、大切な人がなくなった時の気持ちを話そうとしても、心と言葉がうまく咬み合わなくて縺れていっちゃうっていうか、感情のほうが先走って行っちゃう、そういう痛みだなって。
電が墜ちたような焦げた心を生きている…っていう歌詩を書いてるんですけど、急に大切な人がいなくなった時の衝撃っていうか、それを電(いなづま)のように捉えて書いているのもあるし、焦げた心、真っ黒になってヒリヒリしてる、その心で、遺された人は生きていくっていう…なんかそういうことを書きたかった。
天に昇っていった人に対しての感謝という楽曲でも、もちろんあるけれど、遺された人が今も強く生きている、っていうメッセージを「電」というものに込めたっていうか。普通に「稲妻」という書き方もあったんですけど、電気の「電」のほうが、歌うべきテーマのような気がして。焦げた心を奮わせて僕らは生きてるんだ、生きていかなければいけないんだっていう。自分の中では、電気の「電」で「いなづま」ってしたことによって、すべてのピントが合ったというか、言いたいことが、この「電」の「いなづま」で全部言える感じがする。そんな感覚もあって、この漢字を選びました。
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