Get out of 地球
作詩/作曲: 堂本剛
(歌詩→レコチョク)
堂本剛 – Sound Produce, Arrangement, Guitar
十川ともじ - Arrangement, Programing, All Keyboards
Gakushi - Co-Arrangement
CHITAA - Drums
鈴木渉 - Bass
Mixed by 福田聡
Mastered by Randy Merrill (Sterling Sound, NYC)
●アルバム「GO TO FUNK」 ENDRECHERI 2021.08.25
数少ない生ドラム曲であるこの曲は、イントロのドラムソロに冗長な/蛇足な印象がないのがまず好ましい。そこから繋がるスネア頭打ちへの(前曲からの流れにワンクッション置く)場面転換も効果的だし、その後の展開も「長ければ長いほど心地よい」感じが実に良いです。
ここまで約1時間に渡って強靭なビートミュージックをプレイし続けているのに(慣れれば)不思議と聴き疲れせさせずにいさせてしまうのはこういう巧みな緩急コントロールがあればこそだろうし、本作はアルバム全体を通してそういう構成が本当にうまくいっていると思います。
▶ 堂本剛とFashion & Music Book 2021.07.24
これから宇宙時代にどんどん入っていいきますけれど、地球に住む人類を、どんな風に宇宙人が見ているのかな、と。また争ってるやん、また喧嘩してるよ、せっかく同じ問題を考える1個のものがあるのに一つにならないんだね、もめてるね、みたいなことを宇宙人は思ってるんだろうな〜とか思ったりする、しょうもない時間を過ごしたりもしてたんですけど。
そんな中で「Get our of 地球」っていう曲ができたんですよ。地球から出ていきなさい、と。もう今はそんなこと言ってる場合じゃないから。たぶんそれ、地球にいるから揉めるねん。みたいな。もう出ていきなさいよ、地球から。っていうちょっとふざけた曲を作ったんですけれども。
それでこの曲はドラムを生ドラムで演奏して、ベースも生にして…とか色々話になった時に、たまたま僕の仲間の数人が、11歳のドラマーの子知ってるよ、みたいになって。ネットでプレイを拝見したら、めちゃくちゃかっこよくて。めっちゃかっこいいやん!この子FUNKたたけるねんな!参加するとかってあるんかな?みたいなところから、ご両親とお話して、ご両親が是非って言ってくださって。スタジオに来てくださって、そのCHITAAちゃんとレコーディングしたんですけど。
めちゃくちゃたたくんですよ。びっくりするくらい。あぁもうすごいなと思って。やばいやん!ってなって。普段はどんなことして遊んでんの?って聞いたんですよ。プレイがあまりにもすごいから。そしたら公園とかで遊んでるって言うんで、やっぱギャップ半端ないな、と。とうとうENDRECHERIのバンドにも10代が入ってきたっていうね、これはもうすごかったです。アガりました、本当に。
それからはお手紙のやり取りをしてたりしまして、コロナが落ち着いたら遊ぼうねって言ってくれてるんで、落ち着いたらちょっと遊びに行こうかななんて思ってるんですけれども。ご両親のお心もある中で、そしてCHITAAちゃん自身も参戦したいと言ってくれて、僕自身ものすごく貴重な経験をさせていただいたな、と。こんな素晴らしいミュージシャンとセッションできるってことが、人生の中でまだあるんだなっていうか、すごいドラマティックな一日を過ごさせていただいたな、と、そういう思いの詰まった、思い出の詰まった曲です。
▶ 堂本剛とFashion & Music Book 2021.08.21
この楽曲に参加してくださってるCHITAAちゃんというドラマーがいます。CHITAAちゃん十代(12歳)なんですけれども。[中略] ぼくは本当に、このENDRECHERIってい場所を通して、というか、プロジェクトを通して、一つには年齢っていうものとかも含めて何も考えないよっていう感じだったり、性別も含めて、国もそうですけれども、もう何もかも特にこだわってないっていうか、やっぱりご縁で繋がって、その人にとてつもなく才能があれば、その才能と一緒に楽しい時間を過ごしたいと思っているので、ENDRECHERIといプロジェクトは、そういうものを最大限楽しむ場所でもあるというところで、今回CHITAAちゃんとのご縁があったんで参加していただきました。
もうふんだんに、とにかく自分のたたきたいようにたたいてください、っていうようなオーダーを出しながら、レコーディングも本当に楽しくさせていただいたという感じでございまして。コロナが落ち着いたら遊びに行こうっていう約束をしてます。本当にね、もう誰とも遊んでないから、仕事ばっかりしてて。でも仕事があるっていうことはとても幸せなこと、このコロナの時代の中で。だから仕事一生懸命頑張ろうと思ってます。
このCHITAAちゃんのドラムのプレイが、たくさんの世代の人達にも性別をも越えて、国をも越えて、いろんなメッセージにつながっていけばいいな〜って思うくらい、本当にキラキラしたドラムのプレイだったし、キラキラした時間を、この曲に込めてもらえたなっていうふうに思っております。お父様・お母様、そしてCHITAAちゃんご本人に、本当に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。